原題 THE HUNDRED YEAR-OLD MAN WHO CLIMBED OUT OF THE WINDOW AND DISAPPEARED
2013年 スウェーデン
原作 ヨナス・ヨナソン「窓から逃げた100歳老人」
スウェーデンの町・マルムシェーピングの老人ホームでひとりの入所者が忽然と姿を消してしまいます
そのアラン・カールソン(ロバート・グスタフソン)という奇妙な老人はこの日100歳の誕生日を迎え、職員が催してくれるパーティをそっちのけにして自室の窓から逃走してしまったのです
駅に着いたアランはポケットの有り金をはたいてバスの切符を買います
そして、たまたま居合わせたギャングの若者から預かったスーツケースを持ったまま何食わぬ顔をしてバスに乗り込んでしまいました
預かった時には知らなかったのですがスーツケースには大金が入っておりギャング一味から追われる身になってしまったアラン
さらに施設が捜索願を出したことで警察もアランの足跡を辿り始めるのでした
道中意気投合したユーリウス(イヴァル・ヴィクランデル)、ベニー(ダヴィド・ヴィバーグ)、グニラ(ミア・シュリンゲル)らと始まる可笑しな冒険
現在の合間合間に挟まれるのはアランの幼少時代~施設にやってくるまでの過去
ロシア革命~スペイン内戦~第二次世界大戦~東西冷戦時代
本人はただ単に母が亡くなるときに残した言葉「考えても無駄よ、人生はなるようにしかならない」に従って生きてきただけなのに、ちょっとした偶然から時の指導者と近しい間柄になり世界史に残る大事件に関わってきたアランでした
『フォレストガンプ』のようですね
アランの過去もまるで冒険のような人生です
飄々と100歳を生きるアラン
流石100歳
名言も多く
『どんな物も持ち主は変わる』
『後悔してもしょうがない。やっちまったことは元に戻らない』
『人は一面だけ見せて、別人の顔も持っている』
『殺すのなら急いだ方がいい。100歳だから』
などなど
原作では、中国・毛沢東、北朝鮮・金日成、シルクロードを辿って中東諸国・フセイン大統領などとも関わりますが映画では割愛されていました
そこは少々残念だったかな
アランを演じたグスタフソンは実年齢49歳
25歳から100歳までの主人公を違和感なく演じていました
お見事!
もし自分が
100歳まで生きていたとしたら
アランのような気楽な境地に達していたいものです
最後列を座席予約しておきました
予約時点で最後列は私のみ
最終的に最後列は2人+1人(私)+1人+2人の6人
何故だか?
6人の間、空席無し、ひとかたまりでした
窓口で隣の席をひとつ空けるかスタッフから聞かれると思うのですが、購入した人がOKを出したのか、スタッフの気配り不足か?
きっと皆、窮屈さを感じていたのではないかしら
映画も可笑しかったけど
私も含め勝手に座席移動しない日本人気質が可笑しかったです
酷暑だった夏も、やっと後半戦でしょうか・・・
これ、原作の後の映画鑑賞だったのですね。
私は映画だけだったのですが、原作は凄く人気だったそうで。
たくさんトラバありがとうございます^^
でも、エアコンは必需品で~す!
たくさんトラバすみませんでした。
毎日PCチェックが出来なくて、久方ぶりにお邪魔したら観た映画ばかりで嬉しくなりました♪
これの原作はお薦めです。
ヨナソンの次作「国を救った数学少女」も面白そうなので積んであります♪