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野地秩嘉「サービスの達人たち」

2010年11月30日 | な行の作家

新潮文庫
2008年11月 発行
2009年3月 4刷
解説・酒井順子
219頁


辣腕営業マン
「ロールスロイスを売り続ける男」

父親の厳しい修行に耐え、自分の天丼を作り上げた男性
「東京っ子が通う「並天丼」の魅力」

田舎から上京、お風呂屋さんを続ける男性
「ナタリー・ウッドの背中を流したかった」

サントリー山崎蒸溜所で働くブレンダー
「チーフブレンダーの技と素顔」

かの昔、美輪明宏も働いたことのあるゲイバー経営者
「伝説のゲイバー、接客の真髄」

今は存在意味を大きく変えた電報業務に関わった男性
「命懸けで届けた被災地への電報」

誰よりも働きナンバーワンを目指した女性
「銀座より新宿を愛したナンバーワン・ホステス」

トム・ジョーンズ招聘、モハメッド・アリ対アントニオ猪木異種格闘技戦などの興行をぶちあげた男性
「「怪物」と呼ばれた興行師」

ホテルの地下で細々と靴磨きを続けた男性
「ヘップバーンも虜にした靴磨き」


どの達人もひとつの仕事を長い間一生懸命続け人格を磨いた人たちです
共通しているのは物や技術や売り上げを見ているだけでなく、人を見ているのです
人を観察する力こそがサービス業に最も大切なことなのです

 

 


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