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長野まゆみ「野川」

2017年10月19日 | な行の作家

 

河出文庫
2014年 4月 初版発行
解説・そらし といろ
172頁

 

 

父親の事業失敗、両親の離婚にともない父親について都心から郊外へ引越してきた音和
転校先の中学校の少し変わった教師、伝書鳩を育てる仲間たち、飛べない伝書鳩・コマメとの出会いが少しずつ音和の心の傷を癒していきます
いわゆる学園もの、少年の成長譚ですが、『これが青春だ!』みたいな押し付けがましさは全く無く、穏やかで清々しい物語です

 

風景描写が素晴らしいです
けれど、私の乏しい想像力では著者の描いた風景の半分も再生できなかったでしょう
けれど、けれども、それでも自分なりのイメージの中ですが登場人物たちの目線で読めたかと思います
台地のへり、河岸段丘など地盤用語が度々出てきます
ブラタモリで知った用語
あの番組を見ていて良かったワ♪

 

 


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