TV（BS・CS）で観た映画（海外）を5本

 

「インビクタス／負けざる者たち」
原題　INVICTUS
2009年　アメリカ
反アパルトヘイト運動に尽力し南アフリカ共和国大統領となったネルソン・マンデラと同国のラグビー代表チームのキャプテン・ピナールとの人種を越えた友情を描きます
モーガン・フリーマンとマット・デイモンの熱演に目が釘付けです
2015年ラグビーワールドカップでニッポンが南アフリカ代表に勝ったこともあり、この映画がより身近に感じられました
映画の主題は、ラグビーではなく、マンデラの信念の根底にある“赦し”であることを忘れずに…

 

 

 

「山の郵便配達」
原題　那山 那人 那狗
英題　POSTMEN IN THE MOUNTAINS
1990年　中国
車もバスも使わず、ひたすら自分の足で奥深い山々の村へ郵便配達をする父
膝を痛めた父の跡を継ぐため戻ってきた息子の初仕事の日
いつも父と一緒に配達に出かける飼い犬は息子についていこうとしません
仕方なく父も一緒に出掛けることにします
父・息子・飼い犬
二人と一匹の山歩きの中
父の仕事の“誇り”を肌で感じる息子でした
期待通りでした
邦題は英題をそのまま訳したのでしょう
原題にある“狗”を忘れないで欲しいのですが

 

 

 

「台北に舞う雪」
原題　台北飄雪
英題　SNOWFALL IN TAIPEI
2010年　中国、香港、台湾、日本
台北北部の小さな町を舞台に互いに惹かれあいながらもすれ違っていく若者たちの淡い恋模様
「山の郵便配達」とは時代も場所も登場人物たちの環境も全く違いますがフォ・ジェンチイ監督の描く“優しさ”“繊細さ”は同じです
監督は白い歯と笑顔の優しい男優を起用されますね

 

 

 

「バグダット・カフェ」
英題　BAGDAD CAFE
2008年　ドイツ
ニューディレクターズカット品
アメリカ西部の砂漠にあるモーテルに集まる個性的な面々とドイツから来た夫と喧嘩別れした旅行者の女性・ジャスミンとの交流を描きます
いつも不機嫌な経営者の影響でけだるい雰囲気の漂っていたモーテルが、ジャスミンが現れてからは活気を呈し、ジャスミンの明るさ、純粋さが皆の心を癒してくれるのでした
見えなくなるまで続く道路
遮るものが何もない地平線
乾いた風
赤い太陽
淡々と進むけれど不思議と目が離せない映画でした

 

 

 

「幸せの1ページ」
原題　Nim’s Island
2008年　アメリカ
対人恐怖症の人気作家・アレクサンドラ（ジョディ・フォスター）がひょんなことからメールでやり取りするようになった少女・ニム
ニムは生物学者の父と二人きりで無人島に暮らしています
父が一人で沖合に出た後に嵐に襲われ連絡が取れなくなり、ニムが助けを求めたことから無人島にむかうことになるアレクサンドラ
彼女が自分の小説の登場人物と会話しながら、対人恐怖症を克服していく様が可笑しいです
こんな明るいトボけたジョディ・フォスターも良いですね
お気楽に観られる1本でした