読書と映画とガーデニング

読書&映画&ガーデニング&落語&野球などなど、毎日アクティブに楽しく暮らしたいですね!

映画・プチ・ニコラ

2010年12月08日 | 映画(海外)
フランスで50年間愛され続けている国民的絵本の実写版

原作は全く知りませんでした
日本でいえば「サザエさん」「ちびまるこちゃん」のような存在なのだそうです


1960年代のフランス
両親からたっぷりの愛情を受け、学校でも一緒に遊ぶ友人がいて、毎日が楽しくて仕方がないニコラ
ある日、両親の会話を耳にしたニコラは母親にもうすぐ赤ちゃんが生まれる、と思い込む
弟(何故か弟と決め込んでいるんですね)が生まれたら自分は森に捨てられるに違いない
そうなる前に弟をどこかにやってしまえばいいんだ
弟にいなくなってもらう方法を考え実行に移すニコラと個性あふれる仲間たち

実に純粋、真剣なニコラ
ニコラの悩みに寄り添う仲間たち

一致団結して目的に向かう少年たちのなんと微笑ましいこと

この映画の中では
クラスに気に入らない子がいても苛めなんてありません
普段出来が悪くて笑われてばかりいる子だってクラス中から拍手喝采を浴びることもあるのです

そんな時代だったのでしょう


仲間の一人の弟の自慢話を聞いて
ニコラの頭の中でスイッチが切り替わります
弟はいなくなってもらいたい存在ではなくなるのです
弟が生まれたら自分もサッカーや自転車やゲームなど色々なことを教えてあげよう
弟に尊敬される兄になろう
と弟に会える日を楽しみにするようになります
ところが赤ちゃんがが生まれる、というのはニコラの思い違いだったのです
それが解ってガッカリ
でも、やがて、本当に母親に赤ちゃんが生まれます
ところが生まれたのは、弟ではなく妹
素直に喜べず戸惑うニコラだったけれど、両親や親戚が喜んでいるのを見て
授業で先生が出した「将来なりたいもの」という作文のことを思い出す

そうだ、僕が将来なりたいのは「みんなを笑顔に出来る人」なんだ

この映画は観る人全てに笑顔をくれる
素晴らしい映画だと思います
是非、ニコラの笑顔を観に映画館に出かけてください



最初の赤ちゃん云々が思い違いだったとわかってションボリしているニコラを励まそうと父親が一生懸命になるところ
父親の仕草を見ていたら笑い出さずにはいられない母親とニコラ
やがて家族皆で大笑い

我が家も子供が小さかった頃に似たようなシーンがあったような

笑いながら、少しだけホロリとしました



ニコラを始め少年たちを演じたフランスの男の子たちが皆とってもキュートでした

どうしてあんなに美しい瞳と足を持って生まれてくるんでしょうね~
はぁ、羨ましい…

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 梨木香歩「蟹塚縁起」 | トップ | 島田雅彦「優しいサヨクのた... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
確かに (latifa)
2011-06-20 13:10:09
こにさん、こんにちは!
フランスの子供って、ほんとに可愛いですよね。フランスだけじゃなくて、イタリアとか、海外の子供って、一般的にもの凄い可愛い。

ほのぼのして、安心して楽しめる映画でした。こういう映画、ほっと出来て好きです。
返信する
latifaさん (こに)
2011-06-25 15:40:58
こういう内容だから長く愛されるのでしょうね
美しい男子は見ているだけでこちらもハッピーになれますよね♪
返信する

コメントを投稿

映画(海外)」カテゴリの最新記事