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TV(BS・CS)で観た映画(日本)を5本

2017年03月23日 | 映画(国内)

 

「いなべ」
2013年 

地域発信型の映画として作られた短編映画
監督は深田晃司さん
「ほとりの朔子」を思わせる映像です 

舞台は三重県いなべ市
養豚場で働く青年(松田洋昌)の元に17年ぶりに帰ってきた姉(倉田あみ)
帰ってきた理由は曖昧で、子どもの頃に埋めた「何か」を掘り起こしに行こうと言い出します
徐々に、あれ?と思われるシーンが増えてきて…、あぁそうだったのか…となります
地味で暗いけれどキラリ光る佳作ではないでしょうか

 

 

 

「明日への遺言」
2008年

第二次大戦時、無差別爆撃を実行した米軍兵士を独断で処刑した罪でB級戦犯として裁判にかけられた中将(藤田まこと)
妻(富司純子)や娘たち家族が見守る中、法廷に立ち、自分の主張を繰り返すのでした
米空軍による無差別爆撃がいかに非人道的であったのかを強く訴える中将ですが、戦勝国・アメリカの理屈が通ってしまう現実
それでも、これはかなり公平に行われた裁判らしいです
淡々と、しかし厳しいやり取りで進む裁判
藤田まことさんの常に冷静で論理的に思いを伝えようとする姿、富司純子さんの殆ど台詞も動きもなく表情で夫への思いを表現する姿に甚く感動いたしました

  

「おくりびと」
2008年 

オーケストラのチェロ奏者の男性(本木雅弘)
財政難から楽団が解散してしまい妻(広末涼子)を伴い実家のある山形へ戻ることにします
就いた仕事は遺体を棺に納める『納棺師』
社長(山崎勉)やスタッフ(余貴美子)に教えられながら仕事を覚えていくのですが、妻は納棺師という職業を嫌い実家に戻ってしまいます
コメディっぽいところもありますが変な小細工は一切無し
ワンシーンも見逃してはならない、真面目に向き合って鑑賞すべき映画です
人の死はそこで終わりではなく、また新しい命に引き継がれていくものである
ラストに号泣でした

  

「横道世之介」
2013年 

東京の大学へ進学、一人暮らしを始めた横道世之介(高良健吾)
彼の大学時代と、当時彼の周囲にいた男女(吉高由里子、池松壮亮、綾野剛、伊藤歩他)の現在が交互に描かれます
青春とは、なんと素晴らしいものでしょう
当人たちは一生懸命ですが、年月が過ぎてから振り返れば淡い思い出
世之介の現在がなかなか出てきません…
祖母亡き後、故郷で元カノが世之介に言った言葉が全てを物語っていました
吉高さんは『ごきげんよう』がよく似合いますネ 

 

「桜田門外ノ変」
2010年 

幕末、水戸藩の浪士(大沢たかお、柄本明、生瀬勝久他)が大老・井伊直弼(伊武雅刀)を暗殺した事件の真相と背景を描きます
描き方がドラマというより、史実の再現に近いと感じながら鑑賞
最後に、吉村昭さんの同名小説をもとに制作されたことを知り納得でした
なるべく早く、小説を読みたいと思います

 

 

 

 


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