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川上弘美「ざらざら」

2013年10月24日 | か行の作家

 

新潮文庫
2011年3月 発行
解説・吉本由美
215頁

 

 

「パスタマシーンの幽霊」の姉妹編

 

高校生~30代前半までの女性の恋模様を描いています

男子小学生の独白
『女をすきになるなんて、思ってもみなかった』で始まる「春の絵」だけは例外ですが

切なさと愛しさと可愛らしさと哀しさがギュっと詰まった短篇集

 

長嶋有さんを思わせる「ラジオの夏」と、「草色の便箋、草色の封筒」「卒業」が特に印象に残っていますが、どのお話にもその年代だった頃の自分を思い出し共感できる部分があって、夢中になって読みました

 

次に読むのは、読み応えのある長編がいいな

 

 


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