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森田正光「理不尽な気象」

2008年07月13日 | 新書
お天気キャスター森田さんが、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書をはじめ、様々な学問的な知見に接し、それを咀嚼して、わかりやすく「解説」してくれています

地球温暖化はどこまで進むか
目に見える異常気象
動植物の異変と天候との相関
気象予報士もつらいよ
気象界への提言&苦言

マスコミが異常気象という表現をやたら連呼するのは良くない風潮である
本当の意味での異常を見落としてしまう可能性がある
もともと異常気象というものは無いのかもしれない
もともと気象というものは揺らいでおり、その揺らぎの範囲を超えたものを「異常」としていた
自然はバランスをとるために極端な気象を引き起こしているとも考えられる
その意味で最近では「異常気象は異常ではない」という認識も広がり始めている
地球温暖化や環境破壊が気象に対して、どれほどの影響を与えているのか、現時点では不確定なことも多くあるが、ひとつひとつの「極端現象」は地球の警告だと認識して、二酸化炭素の排出削減や、スローライフなどの取り組みが必要な時期にきている



今日の名古屋は猛暑日
梅雨は明けたのか?なんて会話も聞かれましたが

梅雨入りとか梅雨明けっていったって、大まかに梅雨前線の影響を受けるかどうかくらいの情報でいいのに、マスコミが「宣言」なんてするから、梅雨入りなのに雨が降らないぞ!、梅雨明けなのに雨が続くぞ!なんて苦情を言う人が出てくるのよね
ひょっとして、近い将来、空を見上げても、天気がどう変わるか判断できない人ばかりになって
「天気予報で今日は雨は降らないっていったから絶対降らない」固く言い張ったりしてね
気象予報士やお天気キャスターさん達に詰め寄っても気の毒じゃないかなぁ


6月が環境月間であったこと
また、洞爺湖サミットが開催されたことで
マスコミは環境環境と、ちょっと脅しすぎじゃない?というくらい騒ぎました
今はどう?
なんか落ち着いてません?

持続可能な社会を目指す為に自分が出来る事
明日のエコでは間に合わない等々の脅し文句に踊らされず
まず
自分の足元、周囲を見直すこと
偏った情報や数字に振り回されないこと

これくらいから始めればいいんじゃないかなぁ
色々勉強した結果
こんなところに落ち着きました



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