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甲斐徹郎「自分のためのエコロジー」

2008年06月13日 | 新書
新書の著者は
起業家や学者、研究者、評論家など
だから、こんな内容になるのは仕方がない

新書は100歩下がって、必要以上に客観的に読むようにしています


自分が得をし、その結果が街を良くし、そして自分はますます得をする
そんなお得な話です
ぜひ、お付き合いください

とありましたので
お付き合いしました

著者は、環境共生型コーポラティブハウスを手がけているコーディネーター/コンサルタント
東京・世田谷区に建てた著者自身の家は、真夏でもエアコンなしですごせるほど涼しいそうです
得意な分野の話には納得
しかし、エアコンに頼らず快適に暮らすための家作りと住まい方の知恵が大半で
タイトルから期待した、エコロジー全体に目配りするような広がりはありませんでした



エコ云々は別として
社会生活を送るうえで良いアドバイスになりそうな言葉がありましたので下記に

「感情」は調整不可
「利害」を調整する
嫌いな人とうまくやっていこうとすると、ストレスになります
あくまで利害関係に徹して相手と関われば、ストレスは緩和されます

「複雑系」と「関係の価値化」
個と個との単純な関係性が繰り返されれば、調和の取れた豊かな全体性が生まれる
隣の席の人と上手くいく
他の課でも隣同士が上手くいく
その連続で、会社全体が上手くいく
どんなに小さな関係から始めても、誰もがその関係性に価値を見出すようなパラダイムにシフトした瞬間に、大きな全体性が一気に生まれてくる可能性がある

エコより
こっちのほうが収穫だったかも

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