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梨木香歩「春になったら苺を摘みに」

2010年08月23日 | な行の作家
エッセイです
梨木さんが若い頃イギリスでお世話になった下宿の女主人、ウェスト夫人と彼女をめぐる人々との交友記

タイトルから想像していたのは
繊細さと優しさと厳しさに満ちたイギリスでの暮らし
だったのですが殆どが違う内容で面食らった
というのが読後直ぐの正直な感想でした

しかし時間が経つにつれ
梨木さんの数多くの作品が
本書にあるように、文化、宗教、人種、戦争などに真正面から真面目に取り組んだ結果なのだ、ということがよくわかってきました


小説の合間合間にエッセイを挟んで読むことで作家さんへの理解が深まるものですね


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