岩波新書
1971年12月 第1刷発行
2011年2月 第60刷発行
221頁
「コンプレックス」という言葉は日常的に用いられるが、その意味を正確に理解している人は少ない
それは、現代なお探検の可能性に満ちている未踏の領域、われわれの内界、無意識の世界の別名である
この言葉を最初に用いたユングの心理学にもとづいて、自我、ノイローゼ、夢、男性と女性、元型など、人間の深奥を解き明かす
・コンプレックスとは何か
・もう一人の私
・コンプレックスの現象
・コンプレックスの解消
・夢とコンプレックス
・コンプレックスと元型
河合先生にかかると心理学も壁が低くなります
具体的な事例を挙げて説明されるので心理学初心者の自分でもわりと楽に理解できたと思っています
勿論、上っ面だけのものですが
誰でもコンプレックスを抱えている
しかし、そこに自分が気がついていないこと多い
あの人は虫が好かない、とかあの人とはウマが合わない、と感じる場合は、大抵自分の抱えているコンプレックスが影響を与えている
そこに気がつけば、かなり人間関係も改善されるでしょう
自分にも思い当たる節が数多くあると気づかされました
大切なことは
自分のコンプレックスと正面から向き合い自己改善をしていくこと
コンプレックスをうまくコントロールする「自我」を鍛えあげること
なのだと思いました
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