読みながら
松本清張の「かげろう絵図」がふと頭をよぎります
第十回松本清張賞最終候補に残った作品
なるほど
天明6年、江戸が大雨に襲われた日、萩山定次郎が何者かに斬殺された
叔父にあたる旗本の三男坊である立原周乃介は、定次郎の身辺を調べ直すうちに、とんでもない悪にたどりつく
天明の飢饉
今でいう地上げ屋の暗躍
米相場を操作し儲けを企む米穀商
田沼政治の終焉
一ツ橋家の策略
天明の江戸打ちこわし
などをストーリーに盛り込みつつ
事件の核心に近づくにつれ周乃介の周りで次々起きる不審な事件
楽しめる一冊でした
定次郎が身請けしようとしていた遊女・沙羅
沙羅のあまりに過酷な人生
幸せな暮らしに手が届きそうなところで儚く散ってしまう
沙羅双樹を夏の椿と呼ぶ、と作中にはありますが実は別物らしいですね
それでも、このタイトル「夏の椿」
いいんじゃないですか?
少し残念だったのは
佐伯丙内が定次郎を斬殺した張本人だろう
ということが想像出来てしまったこと
でも、あの弟だってことは判らなかったですが
松本清張の「かげろう絵図」がふと頭をよぎります
第十回松本清張賞最終候補に残った作品
なるほど
天明6年、江戸が大雨に襲われた日、萩山定次郎が何者かに斬殺された
叔父にあたる旗本の三男坊である立原周乃介は、定次郎の身辺を調べ直すうちに、とんでもない悪にたどりつく
天明の飢饉
今でいう地上げ屋の暗躍
米相場を操作し儲けを企む米穀商
田沼政治の終焉
一ツ橋家の策略
天明の江戸打ちこわし
などをストーリーに盛り込みつつ
事件の核心に近づくにつれ周乃介の周りで次々起きる不審な事件
楽しめる一冊でした
定次郎が身請けしようとしていた遊女・沙羅
沙羅のあまりに過酷な人生
幸せな暮らしに手が届きそうなところで儚く散ってしまう
沙羅双樹を夏の椿と呼ぶ、と作中にはありますが実は別物らしいですね
それでも、このタイトル「夏の椿」
いいんじゃないですか?
少し残念だったのは
佐伯丙内が定次郎を斬殺した張本人だろう
ということが想像出来てしまったこと
でも、あの弟だってことは判らなかったですが
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