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TV(BS・CS)で観た映画(海外)を5本

2017年11月14日 | 映画(海外)

 

「くちづけはタンゴの後で」
原題 MRS.WINTERBOURNE
1996年 アメリカ 

列車事故に巻き込まれた貧しい娘が運命のいたずらで一転、大富豪の令嬢となる様を描いたシンデレラ・ストーリー
妊娠させられたうえ男に捨てられ今日眠るところもない若い娘・コニー(リッキー・レイク)
切符も持たず特急列車に乗り、たまたま出会ったのが妻・パトリシアを家族に紹介する為実家に向かっていた富豪の息子・ヒュー(ブレンダン・フレイザー)
同じくらいの妊娠週で意気投合したコニーとパトリシアでしたが突然の列車事故でヒューとパトリシアは死亡
たまたまパトリシアの指輪を借りていたコニーがパトリシアと間違われ実家に連れていかれます
実家にいたのは母親(シャーリー・マクレーン)とヒューの双子の弟・ビル(ブレンダン・フレイザー)
母親は初めて顔を見る女性をヒューの嫁と信じ切っているようですが、ビルのほうは何かと疑いをかけてきます
娘のほうもすり替わりでしめしめと思うような悪人ではなく、正直に話をして出て行こうとするのですが、何だかんだときっかけを逃してしまい…
すり替わりという点では「コピーフェイス」を思い出しますがこちらはラブコメ
それほどのハラハラドキドキもなく肩の力を抜いて楽しめる作品かと思います
どんな時でも雇い主に忠実、誠意溢れる大富豪の使用人・キューバ人のパコ(ミゲル・サンドバル)が良かった♪

 

 

 

 

「マダム・マロリーと魔法のスパイス」
原題 THE HUNDRED-FOOT JOURNEY
2014年 アメリカ 

老舗フレンチレストランを経営する女性(ヘレン・ミレン)と
道の向かいにオープンしたインド料理店の家族との対立と融和を描きます 

守らなければならないもののあるプライドの高い女性も辛いものですね
二つの店の間を真っ直ぐに伸びる一本の道が隔てていたもの
人種間に厳然と存在する価値観の違いを乗り越えた人々に訪れた幸せにホッコリ

移民問題も取り入れた本作
原題が心に沁みてきます
邦題は全く残念
それと、これはフランス語で観たかったです

 

 

 

 

「独裁者と小さな孫」
原題 THE PRESIDENT
2014年 ジョージア、フランス、イギリス、ドイツ 

クーデターで地位を追われた独裁者(ミシャ・ゴミアシュビリ)と幼い孫(ダチ・オルウェラシュビリ)の逃亡を描きます

羊飼いや旅芸人に変装し正体を隠しつつ海を目指す彼らが見たものは…
クーデター後に釈放され村に帰る男たちとの短い旅を通して、独裁者から孫を守る一人の祖父に変わっていく姿には目を瞠るものがあります
ラストは残酷でしたが独裁者と孫の間にある欲得関係なしの愛情に救われた感があります
国民のすべてが“独裁者は死刑に処すべき”と叫んでいるわけではなく“報復の応酬では何も変わらない”という意見もあったのが印象的でした
争いの連鎖を断ち切るタイミング
難しいところです
ダチ・オルウェラシュビリ君は本当に可愛らしかったです

 

 

 

「マディソン郡の橋」
原題 THE BRIDGES OF MADISON COUNTRY
1995年 アメリカ 

アイオワ州マディソン郡に暮らすフランチェスカ(メリル・ストリープ)の葬儀を出すためにやってきた長男と長女は母の遺書に「死んだら火葬にして遺灰はローズマン橋からまいて欲しい」とあるのに当惑します
二人は母の手紙と日記を読み、20年以上も昔にたまたま出会ったカメラマンのロバート(クリント・イーストウッド)と母が過ごした4日間の出来事を知るのでした 

結婚して15年、毎日ノーメイクで地味な服を着て家事をこなす単調な日々を送っていたフランチェスカ
ロバートと出会ったことで化粧をし、髪を整え、明るい洋服を買い、生き生きとした表情を見せるようになります
恋は女性に魔法をかけるのですね~
一旦はロバートについて家を出ようとするフランチェスカですが思い止まります
再び、元のように地味な服で家族の為に暮らすのでした
母の日記を読み終えた二人の子供も母の4日間を受け入れ、自分たちの人生を見つめ直します
フランチェスカの遺言作成に立ち会ったルーシーという女性
冒頭で彼女の名前が出てきて誰なのだろうと思っていたのですが、あの4日間の頃、不倫云々で町のゴシップの渦中にいた女性で、ロバートが去った後、フランチェスカが彼女を訪ね親友となっていたのです
“本物の恋”を知るルーシーの存在がなかったらフランチェスカはその後の人生を生きていられなかったかもしれませんね 

最後の夜のキッチンでのダンスシーンと雨の中の別れは二人の“純愛”に胸が苦しくなるくらい切なくなりました
久々、手放しで褒めちぎりたい作品を観ました

 

 

 

 

「ユー・ガット・メール」
原題 YOU’VE GOT MAIL
1998年 アメリカ 

ニューヨークで亡き母から受け継いだ小さいながら内容の充実した絵本の店を経営するキャスリーン(メグ・ライアン)
ネットで知り合った見ず知らずの相手とのやり取りに心ときめかす毎日です
ある日、すぐ近くに大手書店チェーンが進出
そこの御曹司ジョー(トム・ハンクス)とは反目しあう仲です
大手書店が開店し、キャスリーンの店は客足が途絶え、とうとう閉店を決断せざるをえなくなってしまうのでした 

顔も知らずやりとりしていたメールの相手が実はすぐ近くにいる相手、それも互いに大っ嫌いな相手だったという設定が面白い
メグ・ライアンは可愛いし、いけすかない男だったのが恋した相手の為に一生懸命になるいい人=トム・ハンクスは憎めない
ラブコメの王道ですね 

およそ20年前の映画
パソコンの接続環境の悪さに隔世の感ありです

 

 

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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懐かしい~ (cyaz)
2017-11-14 08:48:33
こにさん、おはようございます^^

ヘレン・ミレン、さすがに存在感ありましたね!
それにしても『マディソン郡の橋』や『ユー・ガット・メール』、
懐かしいタイトルですね~♪
『マディソン郡の橋』は原作を読んで主人公二人に
誰がキャスティングされるのかみんなでワイワイ話した記憶があります(笑)
メリルは当たりましたが、イーストウッドはレッドフォードでやってほしかった・・・。
最近見なくなったメグ・ライアンですが、
来日の際には2度彼女を生で見る機会がありました^^
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cyazさん (こに)
2017-11-15 08:17:13
コメント&トラバありがとうございます。
メリル・ストリープ&ロバート・レッドフォードというとアフリカを舞台にした「愛と哀しみの果て」(1985年)を思い出します。二人の「マディソン~」も観てみたかったですね!どんな感じなんだろう。原作に近くなるのかしら。というわけで原作を読んでみようと思います♪
生メグ・ライアン、可愛いでしょうね~。そういえば最近見ませんね。合う作品がないのかしら。
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