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TV(BS・CS)で観た映画(海外)を5本

2017年02月07日 | 映画(海外)

 

「ハイジ」
原題 Heidi
2005年 イギリス 

原作は未読
実写版です
アルプスの山奥の小屋にひとり暮らす祖父(マックス・フォン・シドー)の元に、両親を失ったハイジ(エマ・ボルジャー)が叔母に連れられてやってきます
過去の事件から人間不信に陥っていた祖父は当初はハイジを拒否していましたが、心優しく常に感謝の気持ちを忘れないハイジにやがて心を開いていくのでした
アニメーションでかなりの時間を割いた“クララが立った!”はあっさりと流してあります
ハイジ、クララ、ペーターら子供たちよりむしろ周囲の大人たちが印象に残りました
頑なだった祖父が、人と人は話し合うことで確執を乗り越えることが出来るということを思い知ったシーンにはジーンときました
雄大なアルプスの自然風景の美しさに嘆息

 

 

 

「バトル・オブ・ライジング コールハースの戦い」
原題 THE LEGEND OF MICHAEL KOHLHAAS
2013年 ドイツ、フランス 

お目当てはマッツ・ミケルセン
16世紀フランスに実在した人物ハンス・コールハースの激動の人生を描きます
冒頭から不穏な空気が漂います
馬商人のコールハース(マッツ・ミケルセン)は家族と幸せに暮らしていましたが、横暴な領主に大事な馬を没収されてしまい、裁判所に訴え出るも却下され、妻を殺害されてしまいます
復讐を決意した彼は、同じ様に領主に恨みを抱く仲間たちを集めて反乱を起こすのでした
余分なものを排して重要なポイントだけを上手く描いていると思いました
それと映像が美しいです
光と影の使い方が上手です
リズムが強調されたBGMもよく合っています
ラスト、マッツ・ミケルセンのアップが何とも悲しい…

 

 

 

 

「キャプテン・フィリップス」
原題 CAPTAIN PHILLIPS
2013年 アメリカ 

2009年にソマリア海域で起こった海賊船による貨物船人質事件を基に映画いています
非武装のコンテナ船船長を演じるのはトム・ハンクス
人質になってからのフィリップスには台詞が少なく、表情での演技が続きます
むしろ、海賊たち、海賊にならざるを得なかった若者たちの独壇場であったかと
しかし、救出劇も終盤に差し掛かった時、家族あての“遺書”を取り上げられ、忍耐も限界に達した後のフィリップスからは目が離せんでした
さすがトム・ハンクス!

 

 

「父親たちの星条旗」
原題 FLAGS OF OUR FATHERS
2006年 アメリカ 

クリント・イーストウッド監督がスピルバーグを製作に迎え、硫黄島の戦いをアメリカ側の視点から描いたもの
今、最期の日を迎えようとしてる一人の老人
彼は、1945年、衛生兵として硫黄島へ派兵され、かの有名な写真に撮られたことから英雄と讃えられた男の中のひとりでした
他の同じ様に写真に撮られた男たちの帰国後を追いながら悲惨だった硫黄島の戦いを描きます
戦争という理不尽な行動への理由づけのためヒーローは作られるのだ、という独白が悲しすぎます

 

 

「硫黄島からの手紙」
原題 LETTERS FROM IWO JIMA
2006年 アメリカ

「父親たちの星条旗」と同じくクリント・イーストウッド監督が日本側の視点から描いたもの
2006年、硫黄島の地中から数百通もの手紙が見つかります
それは、硫黄島でアメリカと戦った日本兵たちが家族に宛てたものの出されることのなかった手紙でした
本国の援軍も望めず、勝てるはずのない戦いを、お国の為、家族の為と戦った兵士たち
主演は渡辺謙さん演じるところの日本軍の指揮官・栗林中将ですが、二宮和也さん演じる一兵卒・西郷も重要な役割を担っています
それまで感情を表に出すことのなかった西郷がラスト近く大声で喚きながらシャベルを振りまわすシーンに涙がこぼれました
栗林中将のコルトはその後、どうなったのでしょう
実は、エンドロールを観るまで日本映画だと思っていました

 

 


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