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プリーストリー「夜の来訪者」

2010年06月18日 | 海外の作家
何度も上演され映画化された戯曲です

舞台は1912年・イギリス
厳しい社会的・ジェンダー上の区別が残っており、現状を変える必要を全く認めていない支配階級
そんなある一家の団欒の宵に突然現れた警部を名乗る訪問者
彼が一家の心に投じた石が大きな波紋を描いていき、また最後には大きなどんでん返しが用意されています

警部を名乗る男が残した言葉
『私達は一人で生きているのではありません。私達はお互いに対して責任があるのです。』


人と人との繋がりが失われつつある現代への警鐘になっています

誰かの言動が誰かの生活に影響を与えている

私達は皆
何処かで繋がっているに違いありません

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