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TV(BS・CS)で観た映画(海外)を5本

2018年01月04日 | 映画(国内)

 

 

 

 

「ヘッドライト」
原題 DES GENS SANS IMPORTANCE
1955年 フランス 

原題=あまり意味のない人々
確かにそう思える内容でした
邦題は感情に訴えようとしたのか何とかセンチメンタルな雰囲気に持ち込もうとするにおいがプンプンします 

パリ~ボルドー間の定期便トラックの運転手・ジャン(ジャン・ギャバン)
妻とは不仲、長女は反抗期で疲れて家に帰っても腹の立つことばかりで安らぎはありません
いつもルート途中で休憩するカフェでウェイトレスの働くクロー(フランソワーズ・アルヌール)と出会い、二人は互いに惹かれあうようになります
暗い家庭を捨ててクローと新しい人生に踏み出そうと決心したジャンでしたが、些細なことから雇い主と口論になり職を失ってしまいます
ちょうどその頃、妊娠したことをジャンに告げようとパリに出てきたクローでしたがジャンの失業を知り、妊娠を打ち明けず姿を消してしまうのでした 

ジャン・ギャバンの渋さでみせる映画かしら
夜道を走るトラックのヘッドライトが照らすのは希望より、不安
愛した女性を失い家族のため再びトラック運転手を続ける中年男性も悲しいけれど、一番哀れなのはクローです
結局、誰も幸せになれなかった
そんな悲しい映画でした

 

 

 

 

「いとこ同士」
原題 LES COUSINS
1959年 フランス 

田舎から受験のためにパリに住む従兄・ポール(ジャン=クロード・ブリアリ)のアパルトマンに同居するようになったシャルル(ジェラール・ブラン)
真面目一辺倒のシャルルと、遊び好き、女好きのポール
全く違うタイプの二人の青春の葛藤を残酷に描きます
悲劇的な結末に向かうラスト数分は息が詰まるようでした

 

 

 

 

「アナザー・カントリー」
原題 ANOTHER COUNTRY
1984年 イギリス
 

1930年代イギリスのパブリック・スクールを舞台に同性愛や共産主義に傾倒していくエリート学生たちの姿を描きます
主人公は容姿端麗、明朗快活なガイ(ルパート・エヴェレット)
ガイのブルジョワ的思考を軽蔑しながらも彼の魅力に惹かれているレーニンに傾倒する共産主義のジャド(コリン・ファース)
卒業後、スパイとなり今はロシアに亡命しているガイがアメリカ人記者のインタビューを受け、学生時代を語る、という設定です
ジャドはどうなったのだろうか凄く気になっていたのですが、あっさりアフリカで若死にしていたようで残念でした
最後に帰国したいか尋ねられ、クリケットがしたいと答えるガイ
やっぱりブルジョワ階級の人だったのでしょうか
コリン・ファース目当てで観ました
撮影当時は22歳くらい?
贔屓目もあるかもしれませんが、若くして現在に繋がる確立されたものを持っていていい感じでした
美青年・ガイはいるだけで目の保養になるけれどずっと観ていると飽きがくるかなぁ

 

 

 

 

 

「普通の人々」
原題 ORDINARY PEOPLE
1980年 アメリカ 

ごく普通の中流家庭のジャレット一家
家族4人で幸せな毎日を送っていたのですが、長男の事故死、それを自分の責任と感じた次男の自殺未遂という悲劇がふりかかり、これらの出来事をきっかけに家族の歯車が少しずつ狂い始めます
大なり小なり、どこの家庭にも起こりうる出来事でしょう
シンプルなのに解りやすい秀作と思います
監督、ロバート・レッドフォードに拍手を送ります

 

 

 

 

 

「しあわせの隠れ場所」
原題 THE BLIND SIDE
2009年 アメリカ 

実話に基づいているそうです
NFLのマイケル・オアー選手の激動の半生を追ったノンフィクション「ブライイド・サイド アメフトがもたらした奇蹟」の映画化
不幸な生い立ちの黒人青年が裕福な白人女性と出会ったことで天性の才能を見い出されNFLの代表的な選手となります
簡単にいえばそれだけの成功物語ですが中味が濃かったです
ラスト10分は涙が止まりませんでした
最後に実際の人物の写真が出てきますが映画と同じ――って映画が実話と同じなんですけどね――
本当にあった話なんだと思うと感慨も一入でした
チームは家族、家族を守るのがマイケルの仕事、などなど白人女性がマイケルに語る言葉の数々が素晴らしかった!

 

 


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