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映画・ブルックリン

2016年07月21日 | 映画(海外)

 

原題 Brooklyn
2015年 アイルランド、イギリス、カナダ

 

 

 

1950年代
アイルランドの小さな町で母と姉と暮らすエイリシュ(シアーシャ・ローナン)
勤めている雑貨店の店主、ミス・ケリーはケチで意地悪でエイリシュたち従業員に小言や嫌味ばかり
そんな毎日に未来は無いと考えた彼女は、思い切って家族を残し、新天地・ニューヨークを目指します
とりあえずは大西洋を渡る客船で世話になった女性の言葉に従いニューヨークの地に無事降り立ちます
エイリシュと同じようにアイルランドから来た女性たちが暮らす寮に入り百貨店で働き始めますが、故郷からの手紙に涙し、ホームシックに陥ってしまい顧客の相手もまともに出来ず先輩から注意されてばかり
落ち込んで表情も乏しくなったエイリシュでしたが、寮のキーオ夫人(ジュリー・ウォルターズ)やニューヨークでの職場を世話してくれた神父(ジム・ブロートベント)の励ましを得て、夜間大学で簿記を学ぶようになり将来設計に自信を持ち始めます
そんな時に出会ったのはイタリアからの移民・トニー(エモリー・コーエン)
所謂イタリア男のような浮いたところは無く、シャイだけど真面目な彼との恋も順調に進み、彼女は驚くほど洗練された女性に変わっていくのでした
ところが、ある日突然、姉が亡くなったという報せがきます
独りぼっちになった母を放っておくわけにもいかないエイリシュは一時的のつもりで故郷に戻るのですが、母や友人たちと過ごすうちに懐かしい故郷の優しさに満たされ、慌しく日々が過ぎるニューヨークより、ここで穏やかに生きることも悪くはないのではないかと考え始めます
ところが、ところが、そうは問屋が卸さない
ここで登場するのがあの意地悪なミス・ケリー
結果的に、彼女のお蔭でエイリシュは自分の生きる道を見極めることが出来て感動の結末を迎えるのですけどネ
悪役の登場にはハラハラさせられました

 

ニューヨークに来てから、メイクもファッションも雰囲気もどんどん垢抜けていくエイリシュには目を見張るものがあります
そして、一度アイルランドに戻ったあと再び客船に乗ってニューヨークにやってくる彼女は、そう、初めて大西洋を渡った時に何かと教えてくれたあの『先輩女性』と同じように後輩の面倒を見られるようになっていました

一人の若い女性の成長物語です
清々しいラストに笑みがこぼれます

 

エイリシュと同じように環境の変化に戸惑っているような方々には大いに励ましになる内容ではないでしょうか

シアーシャ・ローナン、成長株ですね~
今後が楽しみです

 

矢野顕子さんの「ブルックリン・ブリッジ」が頭の中をグルグル♪

編み物好きといたしましては
エイリシュや母親の着ていた手編みカーディガンにも注目でした♪ 

 

 


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