現在、いわきから友人が来て我が家にいます。彼女は毎日少しずつ気になるいわきの友人たちの安否を確認しています。そんな中から、いわきが抱えている問題が浮き上がってきました。それは今まであまり聞いたことのなかった「風評被害」というものです。
いわきの浜通り・中通りは、本日も大きな地震が立て続けに起こり、地元民は不安の中にいます。まだ水道も電気もライフラインも通じない地域も多く、寒さの中で耐え忍んでいます。いわきは福島原発も近く、放射能の影響も懸念されるところです。
ところが、いわきは原発事故の影響で放射能汚染の数値が上がっているという報道に、物資搬送のトラック運転手や重機のオペレーターなどが、拒否し、物資、医療などが届けられないという被害が起きています。
以下の記事は、実際に起きていることです。
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いわき市は完全にゴーストタウン化したようでした。原発による風評被害の人災は、まだまだ悪化の一途を取っているように感じました。
とにかく風評被害を抑えて、いわきに安心して人が戻ってくるように、全国にメッセージを流すのが一番の復興支援だともおっしゃっていました。
(いわき市立総合磐城共立病院 未熟児新生児科 本田義信)
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http://blogs.yahoo.co.jp/nicu_sp25/8559194.htmlより転載
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風評被害でトラック運転手が運搬拒否…福島・いわき市
スポーツ報知 3月22日(火)8時0分配信
福島県いわき市では、東京電力福島第1原発事故の風評被害によって深刻な事態が起きている。同市の北部は屋内退避地域だが、実際は市の大半が対象外。しかし、「いわき市が放射性物質に汚染されている」という誤解が広まり、トラック運転手などが物資の運搬を拒否。医薬品も届かない状況になっている。
同市を中心にスーパーマーケットやドラッグストア、調剤薬局を計54店舗展開する「くすりのマルト」は現在、15店舗で営業している。原発事故が起きる前は、調剤薬局の利用者は1日150人ほどだったが、事故後は900人にまで増加した。緊急医療センターを除く病院が休業し、処方箋が必要な患者がどっと押し寄せている。「放射線量の数値は低いのに運搬を拒まれる。でも、患者さんがいるから水戸や日立まで自前でトラックを出している。これは完全な風評被害だ」とマルトの安島力社長(45)は憤る。
いわき市のスーパー、コンビニはほとんどが閉店したまま。マルトの各店も品切れになったら店を閉める予定だ。すでに、食品や医薬品、おむつやミルクなどの生活必需品が底をつき始めた。放射能を恐れる市民の流出も止まらない。先の見えない状況に市内の飲食店関係者は「夕方の6時ぐらいから人通りがぱたっとなくなる。ゴーストタウンだよ」と嘆いている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000228-sph-soci Yahoo!ニュースより転載
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