この季節、ラップトップPCの発熱が気になりますね。
先日「BLOG!NOBON+」にて、MacBook Airが熱くなるので分解掃除したという記事を読み、自分も触発されてしまいましたので、工具を購入して分解掃除してみました。
ちなみに、自分のMacBook Airは毎日外に持ち出され、仕事で活躍しているのですけど、おかげで外装のダメージが...
まあ、名誉のキズということで(苦笑)
■分解にはトルクスドライバーが必要
実は自動車整備士の資格を持っている自分ですが、現役じゃありませんから、トルクスドライバーなんてさすがに常備していません。
各種サイズを取り揃える必要性も感じませんし、ここは適正サイズの物を1本だけ購入いたしましょう。
Macbook Air用 星型ドライバー 1.2mm | |
MacBook Air裏蓋固定ネジ用のドライバー | |
Three Seven |
商品名に「MacBook Air用」なんて書いてありますけど、もちろん他のトルクスネジにも利用できます。
■分解作業の注意点
精密機器の分解ですから、裏蓋を外すだけとはいえ、慎重な作業が求められるのは当然です。
特に気をつけておきたいのは、パソコンが静電気に弱い点。
化学繊維の衣服などは着用を避け、作業前にドアノブなどの金属に触れて放電するようにいたしましょう。
・ネジの再利用に際して
取り外したネジは、できればそれぞれ元の位置に再利用するようにしましょう。
普通、そこまで気にしなくても大丈夫なのですが、あえてそこに気をつけておきたい理由はこれ。
ネジ部分に青い何かが付いているのが見えると思いますが、これの正体はこちら。
LOCTITE(ロックタイト) ねじロック 222 低強度タイプ 10ml LNR-222 | |
ネジの緩みを防止してくれます。 | |
ヘンケルジャパン |
スプリングワッシャーなどの緩み止めを利用できない状況で、ネジの緩みを防止するのに使用されるネジロックです。
使い古しのネジロックをキレイに取り除いてから、再度ネジロックを付けて固定するつもりなら、同じ種類のネジ同士はどこにどれを使ってもかまいません。(本来は、そうするべきなのですけどね)
しかし、ネジロックが古いまま再利用するつもりなら、組み合わせを変えてしまうと締め付けが固く感じる箇所と緩く感じる箇所とが出てくるはずです。
締め付けが緩く感じられるネジは、後で脱落してしまうこともありますので、元々の位置に戻して、締め付け強度をなるべく均一に保ちたいというのが理由になります。
・掃除道具
裏蓋を拭き掃除するためのウェットティッシュ(毛羽立ちが少ない物)と、本体のホコリを取るためのつまようじ、そしてエアダスターを用意しましょう。
サンワサプライ エアダスター CD-29ECO | |
クリエーター情報なし | |
サンワサプライ |
エアダスターが手元にない場合、自転車用のエアポンプ、そしてサッカーボールなどに空気を入れるアダプター、そしてポンプを押してくれる助手がいれば、代用できます(笑)
・チェックするポイント
- 裏蓋に付着したホコリ
- 本体基板上のホコリ
- 冷却ファン内部のホコリ
自分の場合、それぞれ以下のような状態でした。
思っていたほどホコリが見られなかったのは、少し意外でした。
つまようじで、撫でるように取り除いたホコリがこちら。
ファンの内部や、基板上部品の隙間に付着したホコリは、エアダスターで吹き飛ばしてください。
キレイになったら、元のように組み付ければ作業完了です。
・熱を溜めないために
ラップトップの宿命ですが、小さい筐体に部品を詰め込んでいるので、どうしても熱はこもりがちとなってしまいます。
MacBook Airのように、薄い筐体であればなおさらでしょう。
そこで、自分が愛用しているのがこちら。
ホームセンターで買ってきた程よい大きさのステンレス板に、ラバー脚を接着しています。
これをラップトップの下敷きとして使えば、机と本体との間に熱がこもりにくく、排熱の助けとなります。
角度調整機能付き ノートパソコンスタンド(メタルタイプ) AME-NPC01 | |
ラップトップの効果的な排熱対策に | |
アメックスアルファ |
それ用の商品もありますので、お財布に余裕のある方は購入してみても良いかと思います。