ゲネでした

　神戸や東播では支部大会が行われている11月4日。伊丹西ではゲネでした。台本完成が遅れたせいで非常事態宣言発令中。音集めは結局当日OK。シーンによっては演出手つかずを当日朝になんとか一通りだけの稽古で解決。セリフは入っているものの、間が空いたり意味が分かってなかったりなど、突っ込みどころ満載のドキドキゲネ。う～ん、褒められたものではありません。何年芝居やってるんだ、俺。それでも先輩をお迎えしてゲネの幕は上がります。
　ぎくしゃくしながらも弱音は吐かず。途中20秒の沈黙による強制緞帳もなく一応終了。異変は様々。例年では1ページ1分換算でお芝居が進むのです。今年は51ページ、51分で終わるはずが、タイムを見ればなんと60分45秒。あれ？　他にも正当派過ぎるとか、チープとか、なんだか去年と違った反応。失敗作ってトコまでは言われなかったけど、近年の毒々しい伊丹西を基準に考えると肩すかしを食らう味わい？　もちろん判断するのはお客様ですが。
　終わってからミーティング。このお芝居好き？　好きですよ。大好き。好きだけど涙が出る。あんまり好きじゃない。だって役者が同じトコ間違うから。他言葉に出来なかった不器用も含め、自分たちの作品だと認識していることを確認。最後の一週間を奇跡の一週間にするための欠かせない確認作業を忘れず実施。
　稽古場には笑顔がある。返事がある。差し入れがある。寄ってたかってお節介焼いてくれる先輩が居る。だからきっと、奇跡の一週間はやってくる。