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ブログって何? 日記みたいでそうでもなくて。twitterもちょこちょこやってます。

子供と行った。ままごと『日本の大人』

2013-08-31 19:09:30 | 劇場通信
 柴さんの芝居を観ると脳みその変なトコロが楽しくなる。こういうのはとても良い。明確に刺激を受けている。ままごとは何かしら今までのお芝居をおちゃめに裏切って行くのが素敵。
 お芝居がいつまでも既成のお芝居でいつづける必要なんてないんだ。それを実感したのが県立伊丹のメンバーとやった追い出しコンパの寸劇。一般生徒が覗いているのも、先輩がひいているのも気にせず学校中を走り回って楽しんだ。先輩達のあきれ顔より、一般生徒の好奇心に満ちた顔が印象的だった。さすがに観客を置き去りに楽しいのには問題あるけど、シンプルにそのお芝居の楽しみ方をセットアップで伝えておいて、後は未知の世界へ飛び出すのも悪くない。僕の脳みそは、そんな刺激を受けたみたい。
 子供たちも楽しめたかって? 今日の舞台を一緒になって楽しむためにはもうチョット丁寧なルール説明が必要みたいでしたけど。
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ままごと公演『わが星』

2011-05-27 22:26:23 | 劇場通信
 東京からスタートし、各地でチケットが取れない異常現象を巻き起こしている『わが星』 3月の段階で東京にいる式部が、「これ、めちゃ話題よ。」って教えてくれていたので、一度観ておかねばと思っていたお芝居です。今日はアイホールでの伊丹公演初日。行ってきました。あと二日公演は続くのでネタバレになる描写は控えつつ、感じたことを少しだけ。
 この何年か、突き抜けない現実と、そこをリアルに表現するお芝居の世界に重さというかフラストレーションを感じつつ我慢強く劇場に通い続けていた演劇ファンに、やっと一息つかせてくれた「質感のあるファンタジー」だと受け取りました。無から宇宙が生まれ、やがて太陽系が形成され、僕たちの住む地球が生まれてやがて消えていくという壮大な時間軸と、団地に住む一人の少女の人生を重ね合わせるという手法で描かれた作品。人の生と死は決して喜びと悲しみではないかも…、という新たな価値観は、幻だと分かっていながらそう考えてみてもいいかもね…なんて気持ちにさせる力を持った作品だったと思います。
 現実がどんなに辛く厳しくても、100億光年先をみつめて歩くことが出来れば、人はまた違った希望を手に入れられるのかも知れない。せめて今日ぐらいはそう空想してみることにします。
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大阪マクベス

2011-02-04 23:33:36 | 劇場通信
劇団太陽族の『大阪マクベス』へ。何故か懐かしい気持ちになる。歌があり踊りがある。作者への自虐的戒めのセリフがある。ピッコロ時代の卒業公演をもう一度観ている気持ちがしました。あ、こんなとこにちっこい秋浜先生がいる。確かにそう感じました。最近こだわりのリアリティーは一休みして、先生との再会を楽しんだ1日でした。  公演終了後、ホールの外で雄大な劇評を語るじいちゃん発見。いいお顔をしてはりました。何を語ってらっしゃったのかはネタばれするのでまた今度。
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桃園会『ダイダラザウルス』

2011-01-29 22:10:11 | 劇場通信
 深津篤史という本書きは多分天才のジャンルの人。言葉の選び方やものの見方、切り取り方。凡人では出来ない切り口を持つ作家だと思う。彼の主催する桃園会がアイホールでお芝居をすると聞いて、ずいぶん前から観に行こうと決めていた。そして今日。
 分かりすぎて質感のないお芝居から急速に距離を取り始めた最近の流れをある意味極限まで?追い求めるとああなるのだろうか。質感は高いのに分かりません。分からないものを否定する気は毛頭無いのですが、ちょっと? 意味あるセリフを吐くのであれば、吐いた意味の責任はとった方が良いんじゃないかな。優れた単語のセレクションが、僕の中であるところまで積み上がることは、残念ながらありませんでした。
 極限ってのは言い過ぎか。もっと極限的な方向はいくらでもありますもんね。

 主軸になる劇団員の一人が体調不良で降板。ピンチヒッターの客演役者さんが台本を持って上手サス位置でセリフを語るという上演スタイルだったのもわからなさの原因だったかも知れませんけれど…。いや、違うな。確信犯的に分からないんだと思うな、きっと。

@ぴあ関西記事
2年ぶりに新作長編『ダイダラザウルス』を上演する桃園会
本作についてはもちろん“演劇の今昔”にも言及したインタビューを! はこちら
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大人の芝居がつまらない理由

2010-12-16 23:18:11 | 劇場通信
 最近プロの劇団の公演に出かけて「こ、これは!」と思ったことがない。もちろん感受性の面で勉強不足ですと言われれば「そうかも知れません」と答えるしかないのだがどうも納得がいかない。チケット代、行き帰りの手間、交通費。これは上手い下手の問題ではないぞと何処かで考え始めていた。その理由にフッと息を吹きかけてくれた出来事。
 今日出かけたのはアイホールで行われている劇団Ugly ducklingの『凛然グッド・バイ』 15年にわたる劇団の最終公演の初日である。アイフェスや高校生演劇WSなどでお世話になった作家(樋口さん)や演出家(池田さん)の劇団だということで観ておかなきゃと思って出かけた訳だがなかなかたまらんかったのである。役者の出口、ののさんも、以前の公演で観た時の印象とは一回りも二回りも違って素敵に見えたりして。
 あ、そっか。いつまでも続く祭りがないように、いつまでも続くお芝居なんて無いんだ。観る側もやる側も、終わるって宿命があるからかけがえがないんだ。そんな気がした。
 たった3年で終わる高校演劇の役者達。彼らの輝きを永遠に留めたいという願いは、留めた瞬間にせっかくの輝きを失わせてしまう行為なのだと実感させられた出来事。大人の芝居だって、終わる宿命に直面して奇跡の輝きを発するのかも知れない。
 『凛然グッド・バイ』は日曜まで。ひょっとしてと思った方は是非、お運びください。

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最優秀『黒塚Sept.』劇評

2010-08-06 23:03:38 | 劇場通信
 2010年度、宮崎全国大会の最優秀賞は、群馬県の前橋南高校、『黒塚Sept.』であった。ちなみに作品名は(クロツカ セプテンバー)と読む。実際劇場で見て、これが最優秀だと確信した観客がどれほど居たかは疑問である。そんな今年の大会だったかも知れない。しかし、選ばれるには理由がある。その理由を、個人的に感じたところを元に想像しまとめてみた。
 『黒塚Sept.』を一言でいえば今までの高校演劇ではなく、AI・HALLで見る通称若手劇団のお芝居のような手触り。見終わった後に爽快感とか感動を感じさせるつもりもなく、現実のざらりとした行き詰まり感で観客を拒否する。そんな印象。何を最優秀に選ぶかは、その年の審査員に決定権がある訳だが、今年に関しては黒塚が審査員集団にとって一番リアルに、質感高いものとして映ったのだと思った。残り3本の優秀作品はどれも顧問など大人の気配が漂い、完成度もめちゃくちゃ高いが、黒塚には子供でも大人でもない若者の行き場のない情念のようなものが感じられた。
 物語はこうだ。9月に入っても新型インフルエンザで休校の続くとある高校。演劇部員達は部長の家に集まって、間近に迫ったコンクールの打ち合わせをしている…らしい。というのは何か不自然な空気が時折流れるのだ。部屋の主である部長の少女は髪の毛を振り乱し寝ている。部屋は雑然とし、主は携帯を無造作に投げたり、落としたりする。突然跳ね起き携帯電話に応じる。「ごめん、寝てた。家分かる? ○×を右に曲がって…」など友人に自宅への道順を教え、友人も訪ねてくるのだが、携帯の呼び出し音は一切鳴らない。バイブ? それにしては遠くから電話に反応する。これは何かおかしいと確信を持ったのは、主が飲み物を取りに行った瞬間にそれまで部屋にいた二人の友人がお互い見つめ合ったような姿勢のまま、一切動かなくなった場面だ。主が三ツ矢サイダーを持って部屋に戻ると、何事もなかったように動き始める二人の友人。サイダーは三ツ矢に限るよねなんて会話自体は至って普通。
 さらに違和感のあるものといえば、他の部員には存在しないと分かっているカズちゃんって部員と、いかつく太った主の弟。弟は姉である主の部屋へ無言で入ってきて本棚から漫画をもって出て行く。無言だが、「これ借りるぞ」とか、「こっちへ来い」などのメッセージを姉に対し発する。これはどうやら意味がありそうだ。ところが部員達は弟に反応しない。幾度かのやりとりの末、観客は主、弟、部員の三者が同じ空間にいる人物ではないということを確信する。問題は誰が現実で、誰が空想の世界の人物かだ。やがて物語の収束。部屋に漫画を借りに来る弟に対し、主が「勝手に部屋に入ってくるな。」と怒鳴りつける。弟は決して動じず、「学校行け。」と捨てセリフを残して部屋を去る。このやりとりで今まで部屋で語り合っていた主と部員達の会話が、主の作り出した幻の世界だと気付く。さらに追い打ちをかける出来事が起こる。部屋の扉が風によって開いた。主は扉に向かい親しみの笑顔で「カズちゃん。」と語りかける。想像が確信へと代わり、幕が降りた。
 この部屋の主である部長の少女の醸し出す雰囲気も独特。深く沈んでいるかと思えば、かわいらしい声を出してベットの上でおしりで飛び跳ねてみたり、これがいい、嫌という判断を短時間で的確に答えたり、黒塚という能の演目について話を進めたり。一言で彼女の存在を言い表すことが出来ないのだが、笑顔と物憂げな表情が繰り返される若い頃の桃井かおり、大竹しのぶのような印象の女優さん。いや、時代が違うのでそこに椎名林檎の狂気を混ぜてもらわないといけないです。彼女の存在無くして、この作品は成立しなかったし、顧問三作品が後塵を拝する理由になのだと思う。
 以上、ごのいなり最優秀黒塚Sept.解説。的を得てるかどうかはBS2、9/5の青春舞台でご確認ください。
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全国大会結果

2010-08-05 20:40:03 | 劇場通信
最優秀賞
 関東 群馬県立前橋南高等学校 『黒塚Sept.』

優秀賞
 中国 島根県立三刀屋高等学校 『オニんぎょ』
 四国 愛媛県立川之江高等学校 『さよなら小宮くん』
 東北 青森県立弘前中央高等学校 『あゆみ』
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ホントかなぁ

2010-08-05 14:44:11 | 劇場通信
 最後の一校、部員七十数名中六十数名が卒業したとかで演目が『急遽演目を変更しました』
役者は4人、台本はぐたぐた。でも悪びれることなくやっていました。ホントかなぁ?
今は15km南下した青島漁港でお昼ご飯です。どんなの出てくるんだ?
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想像出来ますか?

2010-08-04 21:16:01 | 劇場通信
 舞台だったら何でも出来る。そういいつつも僕らは舞台の不自由さに縛られます。場面転換出来ない、アップに出来ないCGとかも使えない。本火本水砂禁止など。当たり前なのでその枠の中で何が出来るか考えるワケですよ。
 じゃ、こんな課題がでたらどういう舞台にできると思う?
 一人の女性の人生を60分にまとめましょう。主なアクティングエリアは1間×3間です。人数は8人程度使ってよろしい。語り部的な人物による説明セリフは禁止です。歩く事がモチーフなので、その女性が産まれて初めの一歩から最後の一歩までを描いてください。当然全力疾走することもあるでしょうから舞台上で少なくとも50mぐらいはダッシュしましょう。その場足踏みは禁止です。人生の終わりに走馬燈のように今までの人生が舞台を巡らせたいです。最後にこれらの課題は一度の暗転も無しに成立させましょう。
 どうです? できそうですか? 今年の青森県立弘前中央は、見たことのない演出でやっちまいました。そのデザイン力に賞賛。観たいでしょ?
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クラブTシャツ

2010-08-04 12:34:24 | 劇場通信
 ちょっとかぶってるクラブTシャツ発見。どこの学校って聞いたら愛媛の川之江高校でした。いろんな色があるんだ。
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