こんにちは。早くも札幌の桜は散り始め…という状況に驚いている昨今のmetloveです。(私の記憶にある限り、札幌で群を抜いて早い桜の開花日でした。いつもはGWが見頃だったんですよ)
さて、今回は大分前になるのですが、年度末に参加したシンポジウムについて、皆さんにお伝えしたいと思ったので書きますね。
3/11、自然災害研究協議会 北海道地区防災フォーラム「雪崩災害をなくすには」-雪氷災害調査チームからの報告-というシンポジウムが開かれました。
参加していたのは、研究者が主…と思いきや、山登りをする人、山岳ガイド、スキーヤー、スノーボーダー…と珍しく研究者以外の人が半分という集まりでした。
北海道を中心とした雪崩の事例を紹介しながら、雪崩の発生原因や事故の防止のための前兆現象に対する警戒についての話が続きました。
そんな中、面白かった発表が、ある山の宣伝VTRを流したものでした。
映像は雪山を颯爽と滑り降りてくるスキーヤー。
スキーの素人の私にも、魅力的なパウダースノーが映っていました。
しかし、今、問題となっているのが、山登りとスキーヤー・スノーボーダーの共存でした。
雪山を登る人の上を滑り降りるスキーヤー・ボーダーが雪崩を引き起こすと、下に居る登山者を襲う危険があるということ。
また登山者・ウィンタースポーツ愛好者ともに十分に雪崩に関する情報が行き渡ってないということ。
この問題は、このシンポジウムのように様々な立場の人が同時に会する集まりでないと実感することは難しいと思いました。
また、シンポジウムの中で「雪氷学という分野が昔は災害科学であったのが(なんと北大の低温研から雪に対する防災情報を広く発信していたそうです)、1990年代以降、地球科学(Earth Science)になってしまった。」という趣旨の言葉があり、私はまさにその90年代以降、地球科学の一分野として気象学を学んできた人なので、深く考えさせられてしまいました。
雪崩の事故では、多くの人の命が奪われています。
その原因については不明な点も多いのですが、少しずつ、雪崩の鍵となる現象について、研究が進められています。
一方で、その成果が関係する人々にちゃんと伝わるようにしなければいけないのだとも思いました。
私もバックグラウンドの雪氷学を改めて学び直しながら、人の命を救う「防災とは?」の問いを自分に投げかけています。
それでは今回はこの辺りで失礼します。皆さん、よいGWを
さて、今回は大分前になるのですが、年度末に参加したシンポジウムについて、皆さんにお伝えしたいと思ったので書きますね。
3/11、自然災害研究協議会 北海道地区防災フォーラム「雪崩災害をなくすには」-雪氷災害調査チームからの報告-というシンポジウムが開かれました。
参加していたのは、研究者が主…と思いきや、山登りをする人、山岳ガイド、スキーヤー、スノーボーダー…と珍しく研究者以外の人が半分という集まりでした。
北海道を中心とした雪崩の事例を紹介しながら、雪崩の発生原因や事故の防止のための前兆現象に対する警戒についての話が続きました。
そんな中、面白かった発表が、ある山の宣伝VTRを流したものでした。
映像は雪山を颯爽と滑り降りてくるスキーヤー。
スキーの素人の私にも、魅力的なパウダースノーが映っていました。
しかし、今、問題となっているのが、山登りとスキーヤー・スノーボーダーの共存でした。
雪山を登る人の上を滑り降りるスキーヤー・ボーダーが雪崩を引き起こすと、下に居る登山者を襲う危険があるということ。
また登山者・ウィンタースポーツ愛好者ともに十分に雪崩に関する情報が行き渡ってないということ。
この問題は、このシンポジウムのように様々な立場の人が同時に会する集まりでないと実感することは難しいと思いました。
また、シンポジウムの中で「雪氷学という分野が昔は災害科学であったのが(なんと北大の低温研から雪に対する防災情報を広く発信していたそうです)、1990年代以降、地球科学(Earth Science)になってしまった。」という趣旨の言葉があり、私はまさにその90年代以降、地球科学の一分野として気象学を学んできた人なので、深く考えさせられてしまいました。
雪崩の事故では、多くの人の命が奪われています。
その原因については不明な点も多いのですが、少しずつ、雪崩の鍵となる現象について、研究が進められています。
一方で、その成果が関係する人々にちゃんと伝わるようにしなければいけないのだとも思いました。
私もバックグラウンドの雪氷学を改めて学び直しながら、人の命を救う「防災とは?」の問いを自分に投げかけています。
それでは今回はこの辺りで失礼します。皆さん、よいGWを
GWは大阪に帰省してノンビリでしょうか。
記事を投稿された同じ日にヒコーキ雲も
また1つ年老いてしまい感無量です(笑)
気象災害や防災についてはヒコーキ雲も
ライフワークにしたいと思っていますが、
雪というテーマは北海道ならではですね。
そういえば登山関係の本には
特に春山の雪崩はスキーヤーのシュプールが
引き金になる場合があると書いてありました。
かく言うヒコーキ雲も3月下旬に
ヘリに乗って雪山を飛ぶ仕事がありましたが、
ローター(プロペラ)の下降気流や空気振動で
雪崩を誘発しないか少し気掛かりでした。
やっぱり前兆現象に対する警戒が
全ての防災の基本かなぁ~と思いますので
これからも色々教えて下さいね♪
いつの日か気象なシンポジウム等で
バッタリ鉢合せ!となる場面があるかも・・・
その時はタコ焼きとビールで乾杯しませう~☆
返信大変遅くなり申し訳ないです。
雪崩に巻き込まれた場合は、水と違って自然に浮くということがないので、抜け出すのが大変だそうです。
その意味でも、発生すると大惨事になる可能性が大きいので事前予測は重要ですね。(雪の中のことなので難しいですが…)
きっといつか学会などでお会いすることがあると思います(何となくお互いが分かりそうです‥)
その時はぜひ「防災」についていろんなお話をしましょう
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