超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

懐疑論者たちの研究:ジェームズ・ランディの場合

2008-04-05 | 懐疑論争
<超心理学と懐疑論者たち(8-3)>
第8章:懐疑論者たちの研究
(3)ジェームズ・ランディの場合

ジェームズ・ランディ(手品師)は、サイコップの狭量な科学原理主義に
反する研究者の排斥に努力している。先のシェルドレイクもその対象に
なった。ランディは犬の雑誌で「JREF(ジェームズ・ランディ教育財団)が
飼い主の帰りを待つ犬の実験をしたが、そのような能力は見られなかった」
と述べていた。

シェルドレイクが、JREFに実験の詳細を問い合わせたところ、実験は
JREFで行なわれておらず、外部で何年も前に非公式に行なわれた実験
のことを指しており、その実験記録も失われているとのことだった。さらに
ランディは、優秀な犬ジェイティについても言及し、「ビデオテープを見たが、
あの犬は何か音がするといつも窓辺に行くんだ」と述べている。だが彼は、
今ではテープを実際は見ていないことを認めているのだ。

またジェームズ・ランディは、超能力者の挑戦を受けて、厳密な状況でも
できたら百万ドルを支払う、という。ところが、これは誰の挑戦を受けるか
彼が決められる仕組みなのである。ジョン・ベネスやクリス・ロビンソンの
挑戦は受けていない。超心理学者に関しては、アムステルダム大学の
ディック・ビールマンが予感実験で挑戦を再三申し入れても、検討が必要だ
というだけで「なしのつぶて」である。

ランディは、とんでもない発言のため、いくつかの高額訴訟にみまわれた。
そして、さらなる訴訟を防ぐため、1991年にサイコップを辞任したのだ。

※これ、本当ですかねぇ?



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2 コメント

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Unknown (ながぴい)
2008-04-07 00:01:52
ランディがクリス・ロビンソンの挑戦から逃げていると?
それはあり得ないんじゃないかな?
逃げなくてはならない理由が見当たらないのですが。

クリス・ロビンソンて「超能力夢探偵」の人ですよね?
「超常現象の謎解き」のクリス・ロビンソンのページを参考にどうぞ。

http://www.nazotoki.com/chris_robinson.html
Unknown (Matt Ishikawa)
2008-04-08 22:06:50
どうも著者のクリス・カーターは、肯定派に寄り過ぎていますね。もう少し中立の立場でまとめてくれていることを期待したのですが、残念です。

ビールマンの主張というのも、引用を調べてみたら「私信」でした。

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