超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

パメラ・ヒースの現象学的方法

2008-02-23 | 21世紀の超心理学
<21世紀の超心理学(15-0)>

第15章:パメラ・ヒースの現象学的方法

麻酔医であり、超心理学のフィールドワーカーでもあるパメラは、内観
報告によって、超心理体験の心理的(意味的)側面を探究する方法を
模索している。彼女は、ESPとPKは同一のプロセスであり、現象学的
方法によってそれらが抑制される構図などが究明できる、と主張する。

ただ内観報告に依存する現象学的方法は、先入観や一面的な見方に
より偏りが生じる。そこで、テキストの内容分析の方略には、ジオルジに
よる、次の4段階を提唱している。
・テキストを最初から最後まで何度も読み、全体の意味要素を把握する。
(この意味要素は文脈に依存しながら全体を構成する材料である。)
・繰返しの表現はとくに注意深く読み、そのつど意味の変化を感じ散る。
・意味要素のそれぞれを、心理学的な洞察によって見直していく。
・個々のテーマを織り合わせるように、意味要素を全体的に統合する。
出来上がった報告は、明瞭な体験描写として理解できるものとなる。

関連:
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/6-3.htm



最新の画像もっと見る

コメントを投稿