＜手配もろもろ＞到着したばかりですが、日本に帰らねばならなくなりました。そうとなったら、手配を急がねばなりません。ホテルに戻り、食事をしたあと、主人を寝かせ、部屋でパソコンと向かい合い、さっそく手配開始。とりあえず、明日から借りる予定のレンタカーのキャンセル、ホテルのキャンセル、ホエールウォッチングツアーのキャンセルをしました。ホテルは、一箇所だけは１週間前からキャンセルペナルティがかかるところがありましたが、他はすべてペナルティなしでのキャンセルができました。ボーイングの工場見学とマリナーズの試合のチケットは、予約時買取なので、無駄になってしまいましたが、仕方ありません。次に、日本に帰るためのエアチケットを何とかしなければなりません。もともと今回の旅行のために用意していたチケットは、ANAさんからいただいた特典航空券で、ポートランドIN,シアトルOUTとしていました。このシアトルOUT部分の日付の変更が可能であるかを、ANAのｓｋｙｗｅｂで調べてみましたが、どうも日付変更は７日前までで、当然空席がなければなりません。ということは、（規定通りに考えれば）運よく早められても当初の予定の１日か、２日前にできるだけということになります。このチケットは諦めて、新たに購入しようと考え、まずはポートランドから成田へ直行便を飛ばしているデルタ、そしてスタアラチームのUAのHPでチケットを探しました。デルタ、UA共に、片道の格安チケットが買えるようでした。値段的には、UAのほうがちょっと安かったですが、UAはポートランドから日本への直行便はないので、どこかで乗り換えになります。でも、全日空運行便が選択できるチケットが最も安価だったので、ロサンゼルス経由での便を予約することにしました。最初にチケットを購入しようとしたときに、マイレージ番号とクレジットカード番号を間違えて入力してしまい、はじかれてしまいました。もしかして、日本のｖｉｓａカードでは決済できないの？と不安になりましたが、ちょっと時間をおいて、もう一度購入手続きをしたところ、今回はちゃんと決済されて、日本への帰国チケットを無事入手できました。手配を終えたら、現地時間のＡＭ２時を過ぎていました。なんだか興奮して眠れそうになかったのですが、少し体を休めようと就寝しました。
＜やっと帰れると思ったのに。。。。暗雲立ち込める＞朝になり、テレビをつけると、９．１１セレモニーの様子が流れていました。西海岸時間では、朝６時前でしたが、東海岸とは時差があるので、まさにあの悲劇の時刻近くでした。しばらく部屋で、ぼーっとテレビを見ていましたが、朝食時間になったので、エンバシースィーツの豪華な朝食をいただきに、地階のレストランへ行きました。オムレツを焼いてもらったりして、久しぶりの豪華な食事をゆっくりいただきました。食事の後、部屋に戻り、一段落したので、保険会社に連絡しました。連絡先は、昨日電話したメディカルヘルプラインです。診断結果が「肩甲骨骨折」で、「日本で治療するために、帰国を早めて、明日帰国すること。帰国にあたり、アメリカの医師は航空機に乗ることは大丈夫と言っている」という内容を伝えました。日本に帰ってからの手続きの相談窓口電話番号とＦａｘ番号を教えてもらい、電話を切りました。しばらくすると折り返し電話がかかってきて、「診断書を日本にＦａｘしてください。骨折なので、日本の顧問医に帰国の許可をもらう」的なことを言われました。理由は、骨折の場合、気圧の変化や血栓など、航空機に乗ることに支障がある場合があるので、ということでした。この後、いろいろと保険会社の担当者との間で、やりとりがあり、結果的に診断書をＦａｘすると、「またこちらからご連絡します」との電話がありました。航空チケットまで用意したのに、まさか、日本の医者の判断でここに留め置かれるの？、またあの病院に行って、飛行機に乗る許可を書いてもらわなければいけないの？？など、かなり不安になりました。このときは、本当に日本が遠いところに思えて、初めて少しだけ心細くなりました。（というより、お世話になっておいて、こんな言い方は失礼なのでしょうが、日本の保険会社の担当者の方とのやりとりにほとほと疲れただけだと思いますが。。。）
