いつもこのブログを見て頂いて有難うございます
今月に入ってからという物、色々な事象に振り回されまして、バタバタとしておりました
更新が遅くなり、すみません
なんかですね
色々気に食わないんですね
何がって説明もつきませんが(笑)
変な世の中です
そういえば、この間、前を走る車がですね、曲がり角を曲がったところで急停車したんです
よそ見をしてたり速度が出ていれば事故だったかもしれません
で、急停車した車からおじさんが降りてきてですね
僕を睨み付けながら
ウインカーをなぜ出さなかったんだ!危ないじゃないか!と私に言うんです
そこはウインカーが必要な角であったかどうか?という問題はあります
私はこう答えました
「 前を走るあなたに何の関係があるんですか?」
「なんだ!その口のきき方は!通報してやる!」と言って車に戻り、メモとボールペンを取ってきました
「 好きにしてください、でも後ろから車が来てるんで横へよけたらどうですか? 」
「 何をゆうてるんや!お前が悪いんやろうが! 」
「後ろを見ながら走る方がよっぽど危なくないですか? 」
「うるさい!ばかやろう! 」
と言い残し、そのおじさんは携帯電話を片手に電話しながら車を走らせました
変な世の中です
「 道 」 第二部
第三話
「 わしは駐車場部分の土地の金は払ったんや 」
「 え?そうなんですか?この間は他人の土地である事に対して驚かれてましたよね? 」
「いや、よくよく考えたら、わし金払ったわ。そやけど間で契約を取り持った不動産屋が持ち逃げしたんや 」
「へえ、悪い奴がいるもんですね。」
あまりに不用意な発言である
私の知る限り、そんな不動産屋はいない
存在悪という大前提があるのならばまだしも、我々は法律を習得し、色々な要件をクリアしている状態を続けているからこそ
宅建業者であるのだ
私が十年以上やってきた仕事は「 法の専門家としての仕事 」である
しかし、目の前の老人は、チンピラ以下とも取れるそういう行為を過去に行った不動産屋と関わったと平然と私に言う
その上、手付金なのか、契約金なのか分からないお金を預け、それを持ち逃げされたのだという
だから、その土地はわしの土地だと・・・・・・
「 売主さんにお金を払ったわけではないんですね? 」
「 仲介した不動産屋や 」
「へえ・・・ 」
「 その後もその不動産屋は、中間金とか決済金とか言ってお金取りに来て、その度にわしは払ったんや 」
「 では、なぜ所有権移転登記をしてご自分の名義にされなかったんですか? 」
「 いや、そんな事やってる間に、その不動産屋と連絡取れなくなったんや 」
「 では売買契約は完了していませんね? 」
「 とにかくわしは払ったのは事実や、所有者さんが西本さんにその土地を譲るっていうんやったら、わしもその人に言いたいことある 」
「なるほど、しかし、所有者さんには払っていないのは事実ですよね?その後その不動産屋を探しはしなかったのですか? 」
「どこにおるか分からんし、もう亡くなってるんちゃうか 」
「 探していないんですか? 」
「 ・・・・・・・とにかく、うちはうちで不動産屋をたてる!とある団体のえらいさんや! 」
「 そうですか。しかし、これは不動産屋の仕事ではないと思いますよ。弁護士さんに相談して、売主さんとの話し合いをもつべきですよ。
でも、それよりも、お金を持ち逃げしたとおっしゃる不動産屋かその子孫が不動産屋をやっていないか確認して見るべきだと思います。
私が初めてここへお邪魔した時から、私のスタンスは変わっていないんですけど、いちいちこちらへ報告に来る必要はないんです。
そこをご理解ください。では、そちらが立てるという不動産屋さんからは、売主さんに連絡されますか?私に連絡させますか? 」
「とりあえずは、あんたに連絡させるわ。」
「分かりました。では過去にお金を払ったという話は、私の方からは売主さんには伝えません。事実誤認だったらこじれる可能性が
ありますので 」
「そうしてくれ」
私の知る限り、不動産を購入し、そのお金を不動産屋に預ける人間はいない
必ず売主に直接か、遠方で来れない場合は、本人の銀行口座への入金となる
但し、その場合であっても、事前に司法書士を通じて本人確認を行うのが現代ではあるが
それ程ではなくとも、過去であっても明治や大正や戦後間もない頃の話ではない
法整備が整った昭和中盤の話なのだ
仮に本当であれば、売主でない人間に不用意にお金を預けた当事者が悪いと私は考える
そして、不動産屋が持ち逃げしたのが事実であれば、なおさら所有者はその土地を譲る必要がない事となる
話し合う相手を間違っているのだ
私はこの日のやり取りを終え、この方と話す事はやめることにした
嘘に嘘を重ねさせるだけの結果となるし、それを聞いた所で何をする事もないのだから
それから一週間が過ぎ、二週間が過ぎても私の所へは何の連絡もなかった
私としても作業は進めていく必要がある
既に所有者から郵送で受け取っている印鑑証明や、住民票などの公的書類は、法手続きをする場合に使用する際の
有効期限は三か月なのだ
もたもたしていれば、所有者さんに再び同じ書類を取ってきてくださいとお願いしなくてはならないし、その事情も話さなくてはならなくなる
私は私が聞いた段階で、事実とは思えない持ち逃げ話を所有者にするつもりはなかった
粛々と作業を進め始めた頃、ふいに私の携帯電話が鳴った
「 もしもし、西本さん?関東の〇〇です」
電話の主は、所有者さんだった
その時、所有者さんは電話の第一声のトーンから少し憤慨し、テンションが上がっている事がわかった
「 今日ですね、自宅へ戻ったら、お手紙と名刺がポストに入っていまして・・・ 」
「 はい?そうなんですか? 」
「 ええ、和歌山不動産(仮)という名刺で・・・和歌山から来たみたいなんです・・」
「へえ!そりゃすごい!」
「 すごいって、アポも取らずに迷惑なんです・・・・留守中に家の周りをうろうろされるのも困りますし・・・
何時間も待たれるのも迷惑ですし・・」
「 なるほど、分かる気がします 」
ここら辺が関西と関東との違いかもしれないし、住むエリアによっても違うのかもしれないし、個人的な見解かもしれない
しかし、現に迷惑であると思っている事は事実なのだ
「で、手紙には、過去にお金を不動産屋に払ったとか、話したいことがあるから電話がほしいと書かれてあるんですけど、
私にはこれは関係ないような気がするんです 」
「ええ、僕もそう思います。また第三者の不動産屋さんが行う行為でもないと思います 」
「又来られても迷惑なんで、一度電話だけはしてみます。ただ、すべてを西本さんに任せてあると言っても大丈夫ですか? 」
「はい、そうしてください。一度、隣地の方がその不動産屋さんに何を話し、どうしたいのかを聞いてみます。 」
「宜しくお願いします 」
このやりとりを経て、所有者さんとの電話を終えた
(しかし、無茶するもんやな^^ そりゃあ、何の連絡もなしに突撃訪問されたら僕でも嫌やな^^)
思えば大胆な行為である
知らぬ間に住所を探されて、遠方からいきなり訪ねてこられ、重たい目の話を切り出されるって・・・・
私はその後の展開を待つことにした
しかし、待てど暮らせどその不動産屋さんからは連絡がはいってこない
私は、もう諦めたのかな?と思い、所有者さんの希望通り全てを私の所有権に変える準備を始めたのだった
しかし、先般の行動と言い、間を外す方はとことん間を外してくるものである
プルルルル
「 クリエイト西本です 」
「もしもし私、和歌山不動産のキシガワ(仮)と申します 」
例の不動産屋さんからの電話であった
続く・・・
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