社長日記

日々の出来事や、感じることなど、思いつくままに・・

すべった話 第7話

2011-10-24 17:45:24 | Weblog

いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。

消費税UPの影響でしょうか・・・?

不動産流通の動きがすこぶる活発なように感じる今日この頃です。

 

すべった話  第7話

 

長い事すったもんだの挙句、とうとう契約日となったその日、契約場所に入ってみて初めて 「 購入客が来ない 」

と言う事が判明した。

 

電話くらいするべきだろう・・・という気持ちを私は払しょく出来ずに、現場でひたすら先業者が現れるのを待っていた。

A氏については既に説明は必要ないであろう。

「 全ての原因は先業者にある 」という姿勢を保ったまま、終始世間話と先業者を非難する発言を繰り返していた。

 

ここで皆さんはどう思うだろうか?

 

私の判断としては、たった一つ、 「 全ての原因はこのA氏にある 」であった。

A氏の姿勢が、もし間違いではないとしたら、この人物ははっきり言って、そもそも存在の必要がない。

先に業者があるという前提での商談を申し込んできたのはA氏であり、窓口である事を主張する以上

まぎれもなく、全ての責任はこのA氏にあるのだ!

 

しかし、私は現場でA氏を責める事はしなかった。

なぜなら、不動産契約の場では 「 有りうる事 」 なのである。

ただ、私がこの時、「 今後この人とは取引をしない 」と決断した理由は、不測の事態が起こった際の、処理の仕方だったのだ。

 

その為に有る、そうならない手配をする為に存在するのが、「 プロの不動産屋 」である。

不動産契約が直前にすったもんだする時の多くは、営業マンが 「 契約を押し込んでいる時 」がほとんどだと言える。

推察だが、今回の取引のお客様は決断出来ていなかった事と、それを見抜けなかった業者の目利きの悪さが前提にあり

スムーズに契約の場を迎えるお膳立てが整っていなかったのである。

にも関わらず、日程を決め、売主業者である私を、巻き込み、売主にも無駄な動きをさせた上で、この場を迎えてしまったのである。

 

そうなった以上、責任の所在がどこにあるのか?と言う事は、当の本人は理解していなくてはならない。

そうでなければ、事態を収拾する動きに繋がらないのである。

A氏のその後の振る舞いを見る限り、私は個人的な見解として、「 この方とは取引をしてはいけない 」と判断した。

 

先業者を待ち、こうなった経緯と、状況説明を全て聞いたうえで、さっとこの場を離れ、売主のもとへ報告に行くつもりにしていた。

 

 

ようやく先業者であるB氏が現れた。

説明を受けた結果、このB氏は業者ではなく不動産知識を持っている紹介者という事がわかった。

更にその先にいるというC氏(仮)についても同じくであった。

更にネツケ業者とされているD社においては、現場にとうとう現れる事も無かったのである。

 

私はこれ以上話を聞く必要も無いと判断し、その場を後にする事にした。

その後、場所を変え、B氏、C氏よりの平謝りを受けた私ではあったが、一番の被害者は私ではなく、あの温厚な売主さん

で有る事は間違いない。

私は、その自覚がないであろう彼らに、その行動が「 多くの人に迷惑をかけている 」事を暗に伝えたが、伝わったかどうかは

定かではない。

 

正規業者では無い彼らを責める必要も無い。

彼らは感性を頼りに動いただけの、「 法知識 」 と それに基づく 「 自分なりの行動の正当性 」という鎧を着てはいない。

不測の際は、謝る事を除き、何らの責任を取る事も出来ない弱者なのである。

結論、彼らを取りまとめている正規業者であるというA氏と、ネツケ業者が全て悪いのである。

 

このお粗末な行動の関係者については、本人たちの名誉や推測の対象になる事を避けるため、これ以上の記述は控える事にする。

 

 

さて、法整備の整った昨今、これが実際の不動産現場で起こった一つの話である。

この話をご覧頂いた方には、

 

何故、不動産屋には免許が必要なのか?

何故、そこに手数料が発生するのか?

どういう目線で不動産屋を選ばなくてはならないのか?

 

と言う事を、慎重に考えて頂きたいと思う。

 

かくいう私とも、ウマが合わないお客様はいる。

相性も有れば、感性の相違もあり、担当者の動きが自分たちの手の届かないかゆい所まで届くと思える事も有れば

先走りされすぎて鬱陶しく思う事もある。

 

不動産契約に至るまでのプロセスには、様々な出来事や感じる事がある。

一生に一度かも知れない、生涯の場所となるかも知れない不動産を買うまでの道のりは決して平坦ではない。

 

 

誰を通じて商談/契約に臨むのか?と言う事が、最も大事な着眼点であるという事を是非、お忘れにならないで頂きたい。

 

 

                                                             すべった話         終わり

 


すべった話 第六話

2011-10-11 18:24:13 | Weblog

いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。

本日は、掲載中のすべった話 第六話を書きたいと思います。

 

          第六話

 

A氏とのやりとりを終え、買主様のお身内に不幸事があった事を振り返ると、この契約はまず「 成らない 」と私は判断していた。

一週間前、A氏は買主に再度 「 契約日の確認を取る 」と言い残し、私との電話を終えていた。

 

そろそろ売主様にも報告に上がり、先方よりの連絡も無いし、この契約は恐らく否成約に終わるであろう旨を伝えようと思っていた。

そんな折、A氏より私の携帯に電話がかかってきた。

 

A氏 「 あ~西本さん、連絡遅なってすみません。買主さんに確認したんですけどね。月末の30日でお願いしますわ」 

私 「 え?買われるんですか?そんな時に・・・ 」

A氏 「 ええ、そう言うてますんで。手付もその時持って来させますんで、○時に○○(某不動産屋事務所)でお願いします。」

私 「 そうですか。買主さんがそうおっしゃっているなら、準備します。そしたら重要事項説明はどうしますか?」

A氏 「ああ、それは西本さんにお願いしますわ。 ネツケ業者も呼んどきますんで。」

 

既に、自分で全てをやった方が良いと判断していた私はその事に了承し、その日を待った。

約一週間後、ようやく契約日が来た。

百万円もの手付金を預かる以上、売主様にもその旨を報告し、当日は契約書にサインをもらい、手付金を預かる事を

私が代理で行う手筈となっていた。

 

最後までA氏の挙動や、契約書に押印をするはずの業者4社の内、3社を除いて名前を公表しない事などに私は

言いようも無い不安を感じていた。

契約日の前日、私は再度、念押しと確認の為の電話をA氏に入れる事にした。

ちなみに、ネツケ業者であると報告を受けている業者には、契約書に予め、免許番号や代表者名等の登録情報の提示を

求めたが、「 必ずFAXで西本さんに送らせます 」と言ったA氏の約束は守られていなかった。

 

三度目の契約日の前日・・・・・

 

私「 もしもしAさんですか?明日の確認の為の電話をいれたのですが。時間と場所は間違いございませんか?」

A氏 「 あ~間違いありません。私も今日、先方に確認の電話を入れた所ですわ。いい加減な事はわしもきらいなんで!」

正直、( よ~ゆうわ・・・ )という私の心の声は、ここでは発する必要はない。

余計な物語を聞かされる前に、さっさと確認して電話を切りたかった。

 

私 「そうですか。では予定通りに伺いますんで」

A氏 「 ほな頼んどきます 」

 

前の日に、ネツケ業者も含め買主の確認も取れているというA氏の客観的事実を聞けただけでも少しは安心できた。

 

ついに三度目の正直の日がやってきた。

私は午後よりは、この契約を行い、その足で売主様に手付金を私に行き、銀行へ抵当権抹消の準備に係る為の打ち合わせに

出向く予定であった。

最終的な持参物の確認を終え、私はA氏の指定してきた某不動産事務所付近に30分前に到着し、少し離れたところで

車を止めた。

30分前に到着した事については意味が有る。

名前を明かさない業者はだれなのか?何故、名前を明かさないのか?と言う事が最後まで気になっていたからである。

人の出入りを確認するために前倒しで到着したのである。

 

予定時刻の5分前まで待った。

しかし、そのオフィスには、A氏が5分ほど前に入って行った以外は人の出入りが無い。

単純に考えても、私、A氏、A氏の先の某不動産屋(契約場所の業者)、その業者の先の業者、ネツケ業者、買主

これだけ揃わなくてはおかしい。

 

いぶかしがった私ではあったが、遅刻は出来ないと思い、某不動産屋事務所のドアをたたいた。

中には、不動産屋歴8年目の私でも、お顔を拝見した事がない女性とA氏が座っていた。

 

「 初めまして、クリエイトの西本です 」

某女性社長 「 ○○です。どうぞおかけください 」

A氏 「 どうも、西本さんこちらへどうぞ 」

 

どうみても人数が足りない。

私は手にしていたアタッシュケースは開けないで、他、全ての業者が揃うのを待つ事にした。

何やら、女性社長は電話でやりとりをしている・・・・

 

女性社長 「 どういう事?うん、うん・・・・・・・・ 」

A氏はこの電話の内容を把握しているようだ。

しかし、A氏は終始世間話に徹し、私の気をそらそうと言う思惑が手に取る様にわかった。

 

約束の時間を10分ほど過ぎた頃、私はついに切りだした。

私 「 Aさん、もう時間が過ぎていますよ。何故、他に誰も来ないのですか? 」

A 「 いや、もう来ます。はよ来いゆうて急かせていますんで。今お城の近くの銀行で決済中らしいんですわ

    ちょっと、待ってやってください。」

しれっとそう言ったA氏に私はまたしてもイラっときた。

 

私 「 決済中?じゃあ何故、この時間に契約時刻を指定したんですか?」

A氏 「 いや、わしもよう分からんのですわ。とにかくすぐ来させますんで。」

私 「 決済中なのに来れないでしょう。 今日になって延期だのとかなれば、この契約はしないつもりにしていますんで。」

この際だからハッキリと言った。

売主とは既に打ち合わせ済みであり、再度契約日の変更は受け付けない事にしていた。

 

A氏「 いや、そう言うてもうたら、私も助かりますわ。実は買主が来れないて言うてるんですわ。 」

この事務所に入ってから既に30分は過ぎていた。

そんな大事な事をすぐに話さずに、このボケたおっさんは何を余計な事をべらべらしゃべっとんねん!と一瞬、立ち上がりそうに

なってしまった。

 

私 「どういう事ですか!!買主が来れないって何なんですか!」

A氏 「 いや・・・30分ほど前に電話あって、やっぱり物件を買うの止めるって言い出したんですわ。ほんで関係者に、おまえら

     顔出さずに済まんぞ!西本さんにきっちり説明しに来んかい!て怒ったんですわ!」

 

 

ふざけんな!

 

おのれの武勇伝はもうええねん!

 

 

心の声を押し殺し、取りあえず、担当者が来ると言うので話を聞く為に待つ事にした。

その間、A氏は武勇伝を語り続け、挙句の果てには 

「 某地区で物件を探してるんやけどね・・・、西本さん物件情報ありませんか?」と笑顔で私に語りかけてきた。

「 ありません」

 

即答した。

私の顔には何の表情も無かったと思う。

こんな不手際をしでかしておいて、ようほざいたな・・・とさえ感じていた。

 

A氏は更に 「 あいつら顔もださんとわしはこれでは済まさん!!西本さんにきっちり説明させますさかい。

          わしはご覧の通り、逃げも隠れもせんとここに座っている! 」と のたまわった。

 

私は相変わらず何の表情も浮かべず、「 羞恥心があるんなら、逃げて隠れろや・・・ 」 と心の中でつぶやいた。

 

 

一時間後、ある男が入ってきた。

 

この男をBとする。

 

B「 西本さんですね。私、実は西本さんと前に何回かお会いしてます。○○会社にいた○○です。」

どこかで見たような顔ではあったが、名前は一瞬、浮かばなかった・・・・

 

 

 

                               

 

 

             続く・・・・・・

 

 

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第4回DREAM CUP IN 六甲国際ゴルフ倶楽部

2011-10-06 18:35:53 | Weblog

いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。

 

昨日は、去年、パナソニックオープンが開催されました、超名門、六甲国際ゴルフ倶楽部にてドリームユーザーの有志からなる

ゴルフコンペが開催されました。

キャリア1年の私がおこがましい事ではあるのですが、張り切って参加!!

 

ちなみに、この倶楽部の東コースは、会員権を持つメンバー様の同伴がなければ回れません。

今回は、尼崎の上村社長様(メンバ-様!)のご厚意のおかげで回れる事になりました!

 

こんな機会はめったにない!

朝三時半には起きて、四時半に神戸に向けて出発しました!!!

僕は、東京のラックタウンの内田社長様、横浜市のイーハウス 杉山社長様、京都市のミナージュ(有)ミナミ住宅販売の増原社長様

との組で回らせて頂きました。

 

大雨の中でしたが、とても楽しいゴルフを満喫!

テンションあがりっぱなしの一日でした。

左から私、杉山社長、増原社長、内田社長

インナーがゴツめだったので、私の小太っぷりが気になります。

最後はコンペルームで宴会♪

何故かチェ・ジウ似のレストランのMさんも巻き添えを食い、写真に収まった次第です。

 

今回は前半OUT57、IN50と成績振るわずでしたが、次回は特訓して100切りを目指します♪!

 

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