社長日記

日々の出来事や、感じることなど、思いつくままに・・

新連載 MY HOME への道 ⑬

2010-02-25 08:19:35 | Weblog
いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。

比較的暖かい日が続き、過ごしやすいですね。


さて、本日は新連載 MY HOME への道 ⑬をお届けしようと思います。
このお話は100年に一度の大不況の最中、新築一戸建ての購入を目論んだ
とある30代半ばの自営業者にまつわるノンフィクションです

              
               第13話
             ~ 前途多難 ~


 この物語の主人公の男は平素、車での移動が多く、睡眠時間を除いて6割以上は
 車の中で一年を過ごしている。

 車を走らせる男の携帯電話がフイに鳴った。
 表示を見ると建築社長からの電話であった。


 男「 もしもし・・御世話になっております」

 建築社長 「あ~○○さん、毎度です。今、電話いいですか?」

 男「 いいですよ。何か? 」

 建築社長 「 実は工事関係者用に○○さんに借りていただいた駐車場の管理者が
        現場にいる基礎屋さんに、ポンプ車は止めたらいかん・・ゆうて
        直接言いに来たらしいんですわ。」

 男「 ぇ・・でも工事期間を見越した上で、数ヶ月分の駐車場代を支払いましたよ」


 建築社長 「ええ、私もいましたんでそれは分かってるんですけど、ポンプ車だけは
       別や、ゆうてるらしいんですわ・・・」

 男「 月極め駐車場で、車の種類が違うからといって別料金にはなりませんよね。
   数台分が充分に駐車できるスペースを数ヶ月借り切ったんですから、ポンプ車だろうが
   ミキサー車だろうが関係ないと思いますが・・・ 」

  

  建築社長 「 おっしゃるとおりですわ。でも、このままポンプ車止めれないと
        基礎屋も基礎のコンクリート打てないんですわ。どうしましょう 」



 男 「それは私に言われても困りますが、まぁ直接その方の所に行きますわ」


 数十分後、男は駐車場の管理者(持ち主ではなく、その人がその土地を借り切っている)
 の家を訪ねた。
 行く前、男は建築社長より、絶対に喧嘩だけはしないでくれ、その場所で無いと
 ポンプ車はすえられないので、喧嘩になると工事が止まる・・と念を押されていた。


 身動きの効かなくなった心境の男は、駐車場の管理者の家のピンポンを押す瞬間まで
 どう話し、どう振舞うべきか、判断に迷っていた。
 
 昭和後期に建てられたであろうモルタル塗りの家に住む、管理者は部屋の奥から出てきた。


 男 「 すみません。ポンプ車の事で何かお話があると聞いたのですが・・」
 訪問の要件だけが伝わるように、男は静かな口調で語りかけた。


管理者 「 あぁ~、あんたな、ポンプ車はあかんで、わしは大工さんの車だけやと
     思っとったんや。ポンプ車みたいなもん止めるンやったら、普通の駐車場代
     だけやったらあかんわ。そら非常識や」
 と、その初老の管理者は言い放った。


 男 「しかし、ポンプ車が止まるのは、工事期間の中でも、たった三日ほどですし
    私が当初、この土地をお借りしたいと申上げた際に、それは建築の為という事は
    申上げましたよね。
    昨日、現場でお会いした時に、○○さん(管理者)は何もおっしゃらなかったじゃ
    ないですか。
    明日、コンクリートを打つ事も、建築関係の仕事に以前つかれていたんでしたら
    ○○さんも百も承知の事ですよね。」

管理者 「いや、基礎屋は工事前に挨拶に来た時に、駐車場代は払うからいくらですか?
     とわしに聞いたんや。
      だから、わしはあんたがが払った分とは別やと思ってたんや。」

※完全に二重貸しとなるので、上記の言い分は筋が通らない。

 男 「 それは、いくらなのですか? 」

 管理者 「後、3万や」

一瞬の沈黙の後、男はそれを支払いますと言った。


 男の購入した土地は、非常に奥まった所にある為、この時点ではこうするしか
 無かったのである。 
 どう探してみても、他にポンプ車をすえ、敷地内に生コンを引きこむことは不可能だった。


 翌日、現場を見に行った所、予定通りポンプ車は駐車し、敷地内へとコンクリートが
 だくだくと流れこんでいた。

 男は朝一番にそれを確認すると、自らの仕事に取り掛かるべく、もと来た道を
 とぼとぼと帰っていった。



           続く・・・



      
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日々、動いています

2010-02-22 18:38:28 | Weblog
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弊社はホームページを導入して、約二年半が経とうとしています。
営業方針や、スタイルを一気に変え、試行錯誤を繰り返し現在に至るわけですが
今になって、成約するケースとそうでないケースの違いは何なのか?という事について
色々考えております。

まずもって、「 やりとりの継続 」が無ければ、中途半端に終わってしまう事はさながら
紹介できる物件が無い時間が続くと、やはり話が途中でダメになっちゃいます。

そりゃそうですよね。

で、成約するケースの場合は、そんな空白期に陥る雰囲気の時も、あれはどうだ?
これはどうだ?と積極的にお客様より注文を頂き続けているのがほとんどです。

新しいご登録を頻繁に頂く中で、どうしても希望条件にそう無理のないお客様へ
労力が傾きがちなのは「 大反省 」すべきだと常々思っているのですが
ふと気付くと、いつの間にやらその状態・・・


ここでお客様にお詫びとお願いをしておく必要が有ると判断した次第です。

日々更新される物件の中で、気になる物件については、どんどんお問い合わせをください。
又、更新される情報も出来る限り チェック して下さいませ。


数週間前に登録された情報に気付いて資料請求したら売れていた・・なんて事も
ザラです。

「これ良さそう♪」という物件にはお客様が集中する傾向に有りますので
スピードは何にも勝るというのが今の状態です。


是非是非、宜しくお願い申し上げます。


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不具合のお詫び

2010-02-18 16:47:17 | Weblog
いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。


本日、新システムへの以降作業の為、一週間前ほどからご登録させていただいている
物件情報が削除されるという不具合が生じております。
ご迷惑をおかけしております。

早急に復元いたしますのでしばしのお時間を頂けます様お願い申し上げます。


クリエイト

新連載 MY HOME への道 ⑫

2010-02-15 17:38:11 | Weblog
いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。

今日の雨は冷たく、底冷えのする一日でしたね。
本日は一件の案内を終え、ただ今の帰社と相成りました。

本日は過去に土地をご購入いただいたお客様より、引越しが済み新生活がスタート
したとの一通の嬉しい連絡があり、気分の良い週初めです♪

F様、おめでとうございます。
今後も末永いお付き合いの程をお願い申し上げます。


さて、本日は新連載 MY HOME への道 ⑫をお届けしようと思います。
このお話は100年に一度の大不況の最中、新築一戸建ての購入を目論んだ
とある30代半ばの自営業者にまつわるノンフィクションです。


               第12話
             ~ 片腹痛し ~


当事者間にとっては、とてもセンシティブな問題となる境界確定の問題について
この物語の主人公である男と、それを仲介した不動産屋Yさんは、現場で考え込んでいた。

街中では、クリスマスのイルミネーションがあちらこちらで目に付くようになり
男が頭を悩ませている隣地の家でも、ブルーのイルミネーションが丁寧に準備され終わっていた。


男 「切り出し方を間違うと、相手も気分を害されるでしょうね。私が直接、伝えるのでは
   なく、すでに測量が終わっているんですから、公的書類の測量図をお持ちして
   今後の話をするほうがいいんじゃないでしょうかね?」

Yさん 「 そうですね。でも境界プレートを故意に撤去している所を見ると、話を
      しにくそうな方の印象を受けますね。
      このプレートを外す事によって影響を受けるのは、○○さんとお隣だけ
      ですんで、多分、フェンスが境界を越えているのを分かった上で、ご近所へ
      の体裁の為に外したんでしょうね。」


と、その時、隣地の主人がふいに出てきてYさんに声をかけた。

隣地の主人 「 境界か? 」


主人公の男は、隣地の主人の声を聞いたのは、これが初めてであった。


隣地の主人 「 誰がここを買うたんか知らんけど、うちの塀(へい)は境界越えとるわな 」

男は、直接対峙を避ける為、少し距離を置いて、Yさんと隣地の主人とのやりとりを見守っている。
意外にも、隣地の主人は自分が作った塀が、境界を越えてしまっている事を、あっさりと認めた。
男はこの瞬間、やはり境界プレートを外したのは、目の前の隣地の主人であるという気持ちが強くなった。
しかし、何らかの理由があるかも知れず、認めているのだから撤去を申し出てくれるのだろう
と思い、穏便に済むことを願い、視線を合わさないようにうろうろと歩き回っていた。


しかし、この思いはあっさりと裏切られる事になる。
加えて、少し離れてうろうろとしている男の事を、近い将来に、隣に住む事になる
この敷地の買主である事に、隣地の主人は微塵も気が付いていない様子であった。


隣地の主人は、温厚な性格のYさんを、「 組みし易し 」と判断したのか、あまりにも
身勝手な事を口走り始めた。



隣地の主人 「 そやけどなぁ、わしがここにフェンス作るときには、ここの境界のプレート
        が無かったんや。そら、わからんやろ?この隣の持ち主も悪いで。 」

男はこみ上げる怒りに耐えている・・・・


なぜなら、つい半月前には、確実に真新しい境界プレートがそこに設置されていたのを
男は自分の目で確かめていたのだ!
ということは、測量がそう古くない過去に行われ、双方実印を押して、納得の上で
そこにプレートが設置されていてしかるべきなのである。

それでもYさんは、実に誠実な人であり、相手の滅茶苦茶な言い分を笑顔で聞き続け
最後にこう言った。



Yさん「 そうですかぁ。まあでも、越えてしまっている事は認識されているんですね。
     この土地はもう、買い手さんがついているんで、後で揉めない為にも
     越えている部分を敷地内まで下がってもらえますでしょうか? 」

※相手の自尊心を傷つけない、実に合理的な論法である。



しかし、出てきた時に、開口一番 「境界越えてるわなぁ~」といった隣地の主人は
Yさんを軽く見たのか、あまりにもおかしな事を言い始めた。



隣地の主人 「 いや、わしの土地の境界は、ここやなくて、考えてみたら後1mほど
       そっちの敷地の方へ入ってると思うんや。
       確か記憶ではそうや。 なあ、そう思うやろ?  」
 
と、これも騒動に気付き、続いて家から出てきた奥さんの方に声をかけた。

隣地の奥さん 「う~ん、はっきり覚えてないけどなぁ~ 」


Yさんは、呆れた様にこの夫婦の顔を見つめていた。
最初に、「越えてるわなぁ~」と言いつつ、この主人は話しかけてきたのだ。
しかも、1mも境界線が隣地へずれているのであれば、当然今まで黙ってはいない。



この例は、物的証拠である 地積測量図 というモノが法務局に登記されており
それが、トラブルを回避する為の証明になる事をまるっきり分かっていない例である。
どういう 「 想い 」があろうと、ここが境界ですよね?という書類に、この隣地の主人は
確実に実印を押しているのである。しかも、そんなに過去ではない。


Yさんと隣地の主人とその奥さんは、道路側の境界から、ラインを沿うように
敷地の奥へ奥へと並んで歩いて言った。
その時、隣地の主人は、数分前に自らが発言した内容を、完全に否定してしまう失言
してしまう事になる。



隣地の主人 「 わしな、ここまで買おうと思ったんやけどな、実はな、ここに井戸あったんや。
       ほんで気持ち悪いから、その手前までしか買わんかったんや。」
 



男は、その井戸の位置が、隣地の主人が境界は本来ここやった、と言った場所から見すかしてみた。

隣地の主人が言う様に、境界ポイントがそこであれば、井戸のあった所は、確実に隣地の主人
の敷地の中に無くてはならない。
しかし、今、目の前で隣地の主人は、井戸があったからここまでは買わなかった、と
堂々と話しているのである。


一通り見終わった後、辛抱強いYさんは、身勝手な隣人にこう告げた。

Yさん「 そうですか。では法務局に登記されている測量図をお持ちしますので、それを
     見た上で・・・・」


「 その必要はない 」

ついに我慢の限界がきてしまった買主である男は話をさえぎった!


男は、カンカンである。 ※ 器が小さい


隣家の夫婦は、誰やコレ?といった顔で突然口を開いた男の方を振り返った。

①境界プレートなるものは、車で踏んづけても破損はしない。(何者かが故意に外した事を指摘)
②夫婦が話す内容が支離滅裂で矛盾しまくっている

端的にこの事を指摘した男は、「ここの買主は私です。フェンスを境界まで下げる意思はあるのですか?」と言った。

男 「 このフェンスを見たら屋根から伸びる庇(ひさし)にくっつけてしまってますよね?
   撤去できるんですか?もし撤去できないなら、うちは、ブロックの施工ラインを
   敷地内の数十センチの所まで下がってもいいので、その費用は折半してください。
   なぜなら、やはりそちらのフェンスを撤去する時が来たら、本来のラインにもう一度
   ブロックをやり直す必要があるので、うちにしては一時的なブロック工事を行う事になるんです。
   数メートルならまだしも、30mはありますので、二度もやり直すには費用がかかりすぎます。 」


※ 実際の見積もりでは、一回のブロック工事で40万円を越えている。
   
  隣地の主人は、その提案に対し
「 ほんまか。そうしてくれるか。そっちが下がってくれたら撤去せんでもいいし、うちも費用は半分ださせてもらうわ。 」 と言った。
 思いの他、難儀な事にならないで済んだといった感である。


Yさん「○○さん、ほんまにいいんですか?法的には相手に下がらせてしかるべきですよ」

男 「まぁいいですわ、嫁さんにも相談しないとあかんのですけど、これで丸く収まるの
   でしたら、説得しますわ」



この時、それを横で見ていた隣家の奥さんが、男に話しかけた。

隣家の奥さん「ブロックは何段積みにするの?」

男 「 一段は地中に埋まる事になると思うので、5段は最低積みたいです。
   それでも、高さは腰の高さあたりじゃないですかね? 」

隣家の奥さん 「 5段も積むん?3段くらいやったらうちも考えるけど・・」


※ちなみに、3段積みのブロックだと、一段目は地中に埋まり、子供でもまたげる程度
 の高さにしかならない。

イーグルアイでこのやりとりを見てみても、隣家の奥さんの言い分は無理がある。
自分達のせいで、男はせっかく購入した土地の一部分を利用できないばかりか
隣家と簡単にまたげる程度のブロックしか積まないでくれ、と言われているのである。
原因は、隣家にあるのに、である。


隣家の奥さん 「それと、フェンスもあそこで終わりじゃなくて、この辺りでも
        色々とやりたい事があるんだけど・・・」

男 「それはそちらの敷地の中でやってください。ブロックを積んだからといって
   それが新しい境界ラインになる訳ではないので、今後はこのブロック辺りでは
   新しい建造物を作られては困ります。」

むっとした顔をした隣家の奥さんは、家の中へ入っていった。


さほど、それを気にも留めなかった男は、隣家の主人に「 それでいいですか?」と聞き
「 ああ、すまんな 」との言葉を聞くと、安心して帰っていった。



数日後、男の携帯が鳴った。
電話の相手はYさんである。

Yさん「○○さん、吉報ですわ、お隣さん下がってくれるらしいわ。
    その代わり、ブロック代は出せんゆうてますけど」

男 「 そうですか。まあ良かったですわ。でも本来境界ブロックって双方折半で 
    工事を行うもんやないんですか?」

Yさん 「一般常識でゆうたら、そうですわ。そやけど、今度となり買うたからブロック代
     半分だしてくれませんか?ゆうたら反発する人も実際いますわ。
     そやから、境界線の真ん中にするんじゃなくて、○○さんの敷地内ギリでやった
     らどうですか?」

男 「 それもそうですね。まあいいですわ。その方が今後、問題無さそうですしね。」

安心した男は、この事をもう忘れても良いと判断した。


ところが・・・・


地鎮祭の日も決まり、建築社長が近隣挨拶へと手土産を持って回った時、隣家の主人は
建築社長に対し、こう言い放った。

隣家の主人 「 うちは揉めてるから、そんなもん受け取らん。帰ってくれ」

建築社長よりその報告を受けた男は、まるで意味が分からなかった。
確かにやりとりはあったが、隣家の主人は「すまんな」とまで言い、その後自主的に
境界までフェンスを下げたのである。


数日後、この意味を男は知る事になる。
その奥さんは、何かを不服に思ったのだろう。

あの時のあの男の言い方が と自らが経営する個人商店で噂をばら撒き始めた!
オバサマ連中の思考回路は友人寄りであり、その広がりも早い。

それを知ってか知らずしてか、私としては随分と譲歩していると感じられる男の悪評を
スプレーの様にばら撒き始めたのである。


地鎮祭の後、男は嫁さんとご近所へあいさつ回りをした際、反対のお隣からは
初対面にも関わらず怪訝な表情で見られてしまい、素っ気無い対応を受けた。
何も知らない嫁さんまで巻き添えになってしまったのである。


世帯主である男は、隣人のこの理不尽な行為に対し、抗議をしに行けるところは無い。
隣人問題とはそれ程やっかいであり、その多くが誹謗中傷の類であり、対抗できない所で
広められるものなのである。

その証拠に、その一件以降、隣家の主人も奥さんも堂々と敷地に立つ男に対して
面と向かって話しかけては来ない。



男は想う。


真実はただ一つ

その行動のみが、その「 人物 」を証明するのである


                          続く・・・




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もうすぐ春

2010-02-13 08:29:16 | Weblog
いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。

昨日は、我々不動産業者の多くが所属する、宅建協会のブロックの集いへ出席して
参りました。
二年間、1ブロックの副ブロック長を拝命し、任期満了となるこの日、肩の荷が
降りる事もあり、勇んで参加してきたのですが、終盤、ブロック長によるご挨拶の中
で、「次年度のブロック長はクリエイトの西本君に・・・」などと通告を受け
決まってしまいました(泣)


年齢的に恐らく最若手に近い私が、業務を進めていくのはかなりの不安です。
ほぼ全員、先輩ですから・・・


昨今の景気もあり、徐々にその数を減らしている不動産業界の現状を見ますと
責任も重く、又、和歌山市の中での1ブロックという特色も考慮しての運営を
図っていかなくてはなりません。

しかし、重責をまかされたからには、この人物にまかせてよかった、と言って
いただける様に頑張らねばと考えています。
若手だからこそ出来る提案もしていかなくてはなりません。


雰囲気が明るいと言われる我が1ブロックの特色を更に飛躍させ、業界を盛り上げて
いければと思います。


さて、今日はニ件のお客様ご案内に加え、昼から大阪へ出張、更に明日もお客様の
ご案内となっておりますので、張り切っていこうと思います!




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ぼやき

2010-02-10 18:02:20 | Weblog
いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。

あれやこれやで、あっとゆ~間にこの時間となってしまいました。


政変、景気後退、様々な影響により、私も含めまして日常生活のなかで
大きな変化が常識として定着してきた様に感じる昨今です。

それは、何をするにしても、今まで当たり前の様に行ってきた日常生活の中で
自分でやれる所は自分でやって、その費用を削減するなど、日本を挙げて
「 節約魂 」が感じられるという事です。

社会にとって良いのか?悪いのか?はさておき、少しでも費用を削る為の労力を
誰しもが、おしまない風潮が強く感じられます。


一方、その影響かどうかは分かりませんが、私共の仕事のような「 手間 」が
多くを占める職種では、その報酬は変わらず、依頼者からの節約魂から来る
サービス作業量が増えつつある傾向にあります。


報酬額が決まっているわけですから、使うだけ使わなきゃ、的な事になるんですね。

良い意味で考えると、これらをこなす事で、色んな経験が出来たり、ぶつかる壁も多く
勉強になって知識がかなり増えるように思います。

後ろ向きに考えますと、何でも屋じゃないんですよ、と、ふいに思う時もあります。


常々思うのですが、今は仕事の成果に対する100%のレベルが、過去に比べると
1.5倍くらいハードルが上がった状態の様に感じます。



だからどうしたんだ?というご質問はごもっともです。


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新連載 MY HOME への道  ⑪

2010-02-08 18:31:42 | Weblog
いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。

既に2月も中盤スタート、早いものですね。
毎日色んな物件を見に行っておりますが、こと、「土地」に関しては
ふつ~の物件がなんでこんなに少ないんだ!と憤慨しております。

ふつ~の物件ってどんなの?と聞かれればそれまでですが、価格とのバランス
接道、向き、スペシャルでなくてもよく、それなりにバランスのとれた物件が
非常に少ない印象を受けております。

さて、話は変わりまして、本日は新連載 MY HOME への道 ⑪をお届けしようと思います。
このお話は100年に一度の大不況の最中、新築一戸建ての購入を目論んだ
とある30代半ばの自営業者にまつわるノンフィクションです。



                第11話
               ~ 愉快犯 ~


  正月を間近に控えたある昼下がりの事、この物語の主人公である自営業者の男は
 ぶつぶつと何かをつぶやきながら車を走らせていた。
 カーステレオから流れる、キマグレンの「 ライフ 」も一向に男のテンションを
 上げる事に役立たないようだ。


 男がつぶやいている言葉に、気付かれない用に耳を傾けてみる・・・

 「なんでやねん、どっちが問題を起こしとんねん」

 どうやらこの主旨の内容を連発しているようだ。
 

 男はふいに携帯電話を取り、誰かに電話をかけた。


 男 「そうなんですわ~、どう見ても境界超えとるんですよ~
    その上、それの指摘を受けた時の言い方がどうたら、こうたらで
    近所の人が悪評をばらまいとるんですわ」


 前々回のこの物語の後半、実はこの将来起こるであろう問題に私は触れていた!
 男の購入地の隣人は、境界付近と思し召すライン(非常に繊細なラインといえる)
 にお手製の木製フェンスをDIYでこつこつと築き挙げていたのである。

 ちなみに、境界のような双方にとって、とてもシビアになるライン上に、素人が
 ブロックやフェンスを作る事などあってはならない。
 プロの業者が施工しても、ミリ、センチ単位の施工誤差は、ほぼ確実にでるのだ。
 それほど難易度の高い工事を、日曜大工で行うなど、問題になってしかるべきなのである!

 
 男はこの土地を購入する前、全ての境界を自分自身の目で見てまわっていた。
 しかし、このフェンスが出来上がる頃、その境界を示す1ポイントの銀色の境界プレート
 は、何者かの手によって、破壊、撤去されていた。
 
 男は考える・・境界プレートは人の手によらず、剥がれ落ちたりするものなのか?
 
 ありえない事である

 男はどう見ても境界をフェンスが越えている様な気がし、再度確かめに行った。
 確実に、隣人のお手製のフェンスは境界を越えていた。
 
 「 これは、将来のトラブルになる 」

 そうつぶやいた男は、すぐさま仲介不動産屋さんのYさんに電話し、測量士の手配を
 依頼した。
 
 約2日後、男は万が一、隣人と遭遇してしまう事を考慮し、Yさんと測量士に
 その解決の為の作業を投げる事にし、現場へは行かなかった。
 しかし、その後、Yさんから入った電話は、意外な内容であった。 

 Yさん「あ~もしもし、○○さん、今現場でプレートがあったポイントを復元しました
     んで、見ておいて下さいね」

 男 「で。どうでした?境界はきっちりと守れてますか?」

 Y 「いやぁ、多分越えてるって測量士もゆうてますわ。とりあえず、赤インクで
   境界の線を復元しましたんで、売主さんにそうゆうときますわ」
 
 男 「そうですか。とりあえず、私もそれ見に行っときます。で、越えてると判明
    した時は、解決してくれるんですよね」
 
 Y「え~、フェンスを撤去していただく様に売主さんからゆうてもらいます。」
 
  
  何故、売主さんがここで登場し、隣人に言ってくれるのかは分からないが、男は
  それ以上の会話をとりあえず避けた。


  その電話を切り、全てを忘れるかのように仕事に没頭しだした男は、翌日、現場を
  見に行くつもりである。



次の日の夕方、男は仕事をひと段落させ、マイルドセブンを片手に現場へと歩いて行った。
問題の境界に近づき、Yさんの言っていたポイントを覗き込もうとした男は危うく
火のついたタバコをポトリと落としかけた!

なるほど、測量士は確かに赤インクで3センチ程の長さにわたって印を入れていた。
しかし、その3センチをほぼ、確実に覆い隠すかのように、あるものがそっとのせられていたのだ。
  
 
  それは風化した犬のフンだったのだ!
  どうせ載せるにしても、フンが乾くまで待つ繊細さが許せねえ!



 確実にピントのずれた怒りに襲われた男は、すぐさまYさんに電話をいれた!

男 「Yさん、昨日復元した境界に保存版の犬のフンがのってますわ!
  しかも確実に境界を越えてるじゃないですか。一目瞭然ですよ!」

Yさん 「え!?犬のフン 知らんで・・・、どっかの犬がやったんちゃいますか?」

男 「16mの長さの間口の一番端の一ミリの赤インクの上にフンする犬がおったら紹介してくださいよ!
   ちょっと 酢(す) 利いた人間より優秀じゃないですか! しかも3センチ程の印の全部を
   きれ~に隠してますわ!」

※酢が利いている → 小利口である事を指す


しかしこの場合、犬のフンとYさんは無関係である。
男の勢いに押されたYさんは「とにかく見に行きますわ」と言った。
 
 
翌日、怒りがやや冷めた男は、Yさんを呼ぶ必要がなかった事を反省し、とにかく
現場で関係を修復しようと待ち合わせの時間に現場へと出向いた。
相変わらず、境界ポイントを死守するフンはそのままであった。

Yさんと男は二人の目で、やはり境界を越えているフェンスを確認し対応策を現場で
話し合いだした、と、その時!!


過去より、男の敷地に誰かが立つと、必ず家から出てきてフェンスの向うから
こちらの会話を常に盗み聞いていた隣人の主人が出てきたのである。



ここで遂に、この一件は天王山を迎える事になったのである! 
 
何故か笑顔で出てきた隣地の主人は、Yさんに語りかけた。



隣地の主人   「 境界の事か? 」 
 

                         


                      続く・・・・




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とあるお客様

2010-02-05 18:26:37 | Weblog
いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。

さて、これは過去にあったお話なのですが、平和的解決が私の中でできて
おりますので、書かせていただこうと思います。

そのお客様とのやりとりは、一通のメールより始まりました。
当初、ご連絡を頂いたそのお客様のメールは誰でも無料で何個でも登録できる
ヤ○-メールでしたので、正式な(というのも変ですが)メールアドレスを
教えて頂きたい旨をご連絡しました。

その後、すぐさまそのお客様よりは、本当にアドレスが無いので、きちんと作成した上で
後日に再度ご連絡をしますという旨のメールが送られてきました。
そのやりとりの中で、職場のパソコンよりご連絡を頂いている事がわかり
私の方からは、もうその必要がありませんので、このアドレスに情報を送ります
とお伝えし、やりとりが始まりました。


その後のやりとりの中で分かった事ですが、このお客様は実に誠実な方で
送った物件は全て見に行かれ、必ずその感想や更なる条件などをお伝え頂くなど
我々の中では、力を安心してそそぎこめるお客様だと分かりました。

その後、様々な案件をご紹介し、数ヶ月を経て、ようやく「 この物件なら・・」
という地点まで到達したのです。


フィアンセの方も同席し、物件をくまなく見てまわられ、買い付け証明書にサインも
頂き、ローンの審査もOKがでた旨をご連絡したその夜!


「不安になってしまった」とのご連絡を頂きました。


その不安の意味は、私には当時理解できず、売主サイドへの申し開きもこれでは
到底立たず、といった事で、せめて 何が?を教えて頂きたい旨のメールを
私は翌日に送信しました。

しかし、ご返信はいただけず、事実上の音信不通状態(泣)
三日ほどの待機期間を経て、関係各社にお詫びをしてまわったのです。


何度もやりとりを重ねていましたし、その最後が音信不通であったことに私は
やりきれなさを感じたのですが、後日、このお客様から手紙が届きました。



自筆で書かれたその手紙には、お詫びの内容が書かれておりました。


どういう心境でそのお手紙を書かれたのかを想像すると、非常に申し訳なく
私の 「 勧めかた 」「 進めかた 」にお客様が断れなくなってしまう様な
強引さがなかったか?

私には言えない、お客様サイドでの何かしらの問題があったのではないか?などと
あれこれ考えさせられた出来事でした。



今は、そのお客様とのやりとりは、もう行っておりませんが、無事に良い物件を見つけ
お幸せに暮らされている事を切に願う次第です。

トラブルの多いこの業界での「 契約解消時の現場 」を見回してみますと、その多くは
解消時には、誠実に作業を行い、費用を立替え、労力を肩代わりしてきた我々業者への
言葉や態度は非常に見苦しいものや、筋違いな内容が多いといえます。


しかし、このお客様からの自筆の手紙は、実にさりげなく、売り手である我々業者に
回顧と勉強をさせていただけるモノであったと感じております。



今日は、数ヶ月をかけて仕上げた結果、とある事情でダメになった契約の当事者様より
お電話を頂き、私としては得心できない事を一方的に言われる事から一日が始まりました。
強く主張したい内容を話す際、その方は声を荒げ、私への非難もいりまじりながらの
長演説でしたが、結果、そのお客様の印象は その姿だけが残った次第です。


何が 自分の糧(かて) なのか?


対照的なこのお客様方の例を振り返り、一つ新たな経験と知識を得たような気がします。

新連載 MY HOME への道 ⑩

2010-02-02 09:24:53 | Weblog
いつもこのブログを見て頂いて有難うございます。
今日は良いお天気ですね。

物件撮影が出来るんで、晴れの日だとほっとします。

さて、本日は新連載 MY HOME への道 ⑩をお届けしようと思います。
このお話は100年に一度の大不況の最中、新築一戸建ての購入を目論んだ
とある30代半ばの自営業者にまつわるノンフィクションです。



               第10話
              ~ 始動 ~


お正月休みも終え、数日が過ぎたとある大安の朝、主人公である男とその嫁
加えて、なぜかやんちゃな カワイイ  甥っ子達が建築予定の場所に集結した!

そう、この日はようやくの地鎮祭である。


遡る事、この一月もの間、壮絶な建築社長とのバトルを経て、ついにプロジェクトは動き出した。
しかし、しわい男とのやりとりにこれまで付き合った建築社長の粘り強さには賞賛に値する
ものがある。

客は基本的に、理想交じりの希望しか吐かないものだが、この建築社長は実に
男の要望を取り入れ、暗雲の立ち込めた情勢に見事に一筋の光筋を出現させた。
しかしその分、各工種の業者さん達には様々な労苦を背負わせる結果になった事は否めない。


建築という業種は実に不思議な業界である。
緻密に内容をつめ、更に緻密に金額を算出し、全てを予定通りに進めていく事は不可能に近い。
ほぼ、確実に何らかの変更や、突発の事態が起こり、それら全てが金銭という代償を伴う。


隙間も無いほどに詳細に計算された総額で、新築建物が完成に至る事はありえないのだ。
しかし、男はズブの素人であった事が影響し、ありとあらゆる項目をつめたばかりか
外壁のサイディングを施工する業者をはじめ、タイル工事から大工さんに至るまで
多くを自らの知り合い業者に任せる事を申し入れた。


建築社長 「○○さんの紹介業者さんで工事を進める事は構いませんが、ウチには
      ウチのやり方があるので、そこは協力していただく必要がありますよ」


  当然の言い分である。


男 「そりゃそうですよね。理解できます」


 一見、何の遜色も無い普通のやりとりに見えるこのやりとりの意味は相当重い

男は当たり前の事の様に理解し、すぐさま承諾をしたのは良いが、それがどういう結果を
もたらすのかは、創造の域をはるかに超えていたのである。

建築社長の立場になってみれば、かの 豊臣 VS 徳川の戦いで言えば、何らのまとまり
もそれを指揮した事も無い、西軍(負けた方)の総大将をやれと言われたに等しい。

それぞれの工種の職人親方達は、大将と仰がねばならない、建築社長を素通りし、大阪城に
居座る豊臣秀頼に相当する施主に直訴できる権限をそれぞれ持っているのである。

男は素人考えで、これが自分にとってであると錯覚している。
しかし、およそ建築に関しては、専門知識の希薄な男は、これらを直接指揮する事にも
なりかねないのである。
とどのつまり、餅は餅屋という事を、男は身をもって知る事になるのであった。


こういった群雄割拠の混戦を招いた結果、多くの遠回りを経て、ようやく地鎮祭という
今日を迎えた男とその嫁の喜びはひとしおである。


一通りの儀式を終え、参加者全員の集合写真の表情も実に晴れやかである。



又、並べと言われれば、断固として並ばず、ここぞ!という時にいつも余計な何かをしでかす
男の家系が持つDNAは、やはり甥っ子達にも受け継がれており、ご多分にもれず
揃って集合写真の撮影の際には、一人の甥っ子はカメラマンのはるか後方にて陣取っていた。


ともあれ、お祝いの日という事もあり、甥っ子の「おたわむれ」も皆に笑顔で
許されたのだった。


  

          正面                        中庭より


                    


                                続く・・・



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