弓道日記

弓道稽古の過程で教わったこと、気づいたことなどをまとめていきたいと思います。

「霊箭~阿波研造物語」

2006-10-28 23:17:27 | Weblog
ちょっといつもと違う感じですが、いつかブログのネタにしようと思っていたのがありましたので、ここらで書いてみましょう。「霊箭~阿波研造物語」(馬見塚昭久)という小説があります。これは今年の8月頃にamazonで購入したのですが、自分が知る限り唯一の弓道をテーマにした歴史小説です。「日本の弓術」(オイゲン・ヘリゲル)も小説に近いですが、純粋に歴史小説といえるのはこれだけでしょう。で、この小説、非常に面白いです。歴史小説好きで池波正太郎や司馬遼太郎、吉川英治、山田風太郎(歴史小説ではないか)などいろいろ読んでいますが、それらにも匹敵するほどの小説です。

この小説の主人公は大正時代の名人、阿波研造範士です。日置流雪荷派の免許皆伝を受けた後、後に本多流と呼ばれる独自の弓道理論を確立した日置流竹林派の伝承者本多利実に師事し、晩年には大射道教という独自の流派を立ち上げた日本弓道界の巨人、弓道をヨーロッパに紹介したドイツの哲学者オイゲン・ヘリゲルの師として知られる人物です。この人の名前は「弓道教本」にも出てきますが、自分がこの人のことを知ったのは前述の「日本の弓術」です。この「日本の弓術」で描かれているのは壮年期の厳しい師匠としての阿波範士ですが、やはりなんと言っても強烈な印象を残すのはヘリゲルに未発先中を理解させるため、夜中の道場にヘリゲルを呼び出し、安土の的の前に線香を点しただけの真っ暗な道場から一手の矢を放ち、甲矢は正鵠(星的の黒点)を射抜き、乙矢は甲矢の筈に中って箆を引き裂いたという驚愕のエピソードです。このエピソードはヘリゲルの「日本の弓術」や「弓と禅」でも紹介されていますが、この「霊箭」ではよりドラマティックに描かれています。

またそのほかにも、阿波研造の幼少時代、漢学を学ぶところから弓射への興味を持つエピソード、日置流雪荷派の師木村辰五郎時隆から伝え聞いた日置弾正正次の「飛貫中の悟り」(誰にも真似の出来ない鋭い矢飛び、貫徹力、的中の秘密を究めること)、推定80キロ?の強弓、ランプの火屋を射抜く下りや射裡見性の瞬間など、興味をそそられるエピソードが満載です♪

こういうの読んでいるとなんかうずうずしてくるというか、「よ~し俺もやるぞ~」みたいな気分になってきますよね☆特に、個人的に影響を受けたのは弓の話。やっぱり、強い弓引きたいですね!今伸びの16キロ使っているのですが、いずれは20キロ位のグラス弓引きたい!!学生の頃は「自分じゃ無理だよな~」と思って並の15キロを使っていたのですが、最近は「なんとかなるかも☆」とか思い始めているんですよね。無謀かも知れないですけど。やはり強い弓には憧憬の念を禁じ得ません。が、お世話になっている方々にこの話をすると「止めとけ~」と口を揃えて言われてしまいます(^^;)確かにね、今はゴム弓使っても大三から引き分けでプルプル震えてしまい、どうにも力が抜けない状態・・・なので今は無理かも知れませんが、もうちょっと上手になったら、もうちょっと会が深くなって、手先ではなく身体を使って弓を引くことが出来るようになったら、そのときは直心の伸び20キロを買いましょう♪♪これを目標に頑張りたいです!!




宇都宮市民体育祭に参加しました

2006-10-23 22:52:38 | Weblog
平成18年10月22日(日)、宇都宮市屋板の宇都宮市弓道場で行われた市民体育祭に参加しました。この大会は弓道以外にも様々なスポーツで競技がなされ、公民館単位の地区別でポイントを競うというものでした。自分は普段県体育館等でお世話になっている方に口利きをして頂き、明保地区のチームに入れて頂きました。

この日の受付は9:00、開会式は9:30からでした。が、どうやら的前委員になっているらしいという話をちょっと小耳に挟んだので、やや早めに行くことにしました。8:30頃に到着する予定だったのですが、ちょっと遅れて8:40頃に会場に入ると、既に準備が始まっていましたので、これを手伝ってから受付をしました。いつもは受付で参加料を払うのですが、この大会は参加料が無く、かえって市から(?)補助が出るという形式でした。自分は先週の支部対抗の時に明保地区をとりまとめている方から3,330円を頂きました!補助が1万円、3人で割ってこのお金だそうです(^o^)凄いですね♪大会に参加できて補助金まで頂けるとはオイシ過ぎです☆

この大会は1チーム3人の団体戦で、予選では1人8射、計24射で決勝トーナメント進出を競います。参加チームは17チームでうち16チームが決勝トーナメント進出、これはかなり緊張しました!予選敗退1チームはどうしても避けたいところです(^^;)自分はわざわざお願いして入れて頂いた訳ですから、足引っ張ったらヤバい・・・

この日意識していたのは次の3点でした。
①弓手の手の内。取りかけの際は弓の外竹を天文線よりやや控え気味の位置に合わせておき、大三で初めて外竹と天文線が合うようにする。
②両肩を押し下げるように引き分け、会では肩根を充分開く。
③矢筋を捕まえて弓手手動で真っ直ぐ離れるようにする。

この意識で行射をしました。
まず最初の立、矢所は覚えていないのですが、とりあえずは概ね考えているとおりに行射ができ、4射皆中することができました(^^)ツイていましたね(笑)前日午前中だけ練習できたのですが、しばらく3割程度の的中だったのがこのときは久々に5割的中していた(といっても18射しか引いていませんでしたが・・・)ので、外れすぎず中りすぎずいい感じの流れだったかもしれませんね。とにかくこういう場面で皆中するのは久しぶりで拍手してもらうのはやはり嬉しいです♪

「よ~し次も頑張るぞ~!!」

と思ったのですが、やはり襤褸が出たというか馬脚を現したというか実力相応というか、2立目はダメダメでした。1本目は離れで大きく緩んで10時頃に大きく外れ、2本目は会で頑張ったつもりでしたが躊躇無く離れるというのとはほど遠く、ビクが出たあげく最後は妻手が引っかかってしまい矢所は11時頃にわずかに外れました。

「やっばいって!このまんまじゃ4射残念だぞ!中るまで伸び合うんだ!未発先中だ!!(^^;)」

続く三本目、弓手の押し込みが効いて(ってゆうか自分では根性で中てた感覚)なんとか的中しました。

「よし、最後しっかりいこう!」

が、大三から引き分けに入る際に弓手手の内を控えすぎてしまい、引き分けが進んで手の内で弓力を受ける内に段々と弓手親指が浮いてきてしまいました!

「ヒェ~、親指浮いてきた(>_<)これじゃ届かないし前に抜けるぞ!!調整できるか?親指と中指を何とかくっつけて押し込む!!おりぁ!!」

押し込めませんでした。角見が全く効かなかった矢は安土にも届かず、大きく前下に抜けました・・・

「やっぱダメか、判ってたのにな~」

結局、この日の予選は個人としては8射5中でした(|○○○○|××○×|5)。チーム全体としては7中で、どうにか予選通過することができました。

ここでお昼、コンビニでサラダと納豆巻きを買ってきて食した後、午後の立ちが始まるまで巻藁で調整しました。

「さっきは結局伸び合いができてなかったんだよな~。外れた矢は弓手が負けていた気がするし、会で頑張ってそのまま離れに持って行かないと!!」

この時に明保地区のとりまとめをされている方が見て下さり、

「大三から引き分けに入るところで弓手肘を立てるようにしたらいいと思うよ。」

とアドバイスを頂きました。これも踏まえつつ、弓手主体で強く伸び合いそのまま離れるということを意識して午後の立ちに臨みました。1本目、離れで微妙な引っかかり感が残り、弓手手の内も握り混んだ感じ(弦が途中までしか返りませんでした)で、矢は10時頃に抜けました。

「ん?最後止まったのか??」

続く2本目、これは明らかに弓手を握り込んでしまい、弦も返らず矢は失速して7時頃に「カツン」と外れました。。。

「ダメだな~弓手弱いな~なんか握り込んでるし、角見で押し切るようにしないと・・・」

3本目は手先の力を抜いて弓手下筋で弓力を受けるいうことを心がけ、あとは強く離れるように注意しました。この矢も離れで握ってしまい弦が返らなかったのですが、どうにか5時頃に的中しました。

「うわ!カッコ悪!!でも中ってラッキー♪さぁ最後、今度こそちゃんと引こう!!」

と思ったのですが、これまでの3本ですっかり力んでしまい、最後の矢も離れで妻手に引っかかって11時頃に外しました。結局予選の1回戦は個人として4射1中(|××○×|1)、チームでは2中で、1回戦敗退となりました。

「終わってしまった・・・最初皆中したときは今日イケるかも♪とか思ったんだけどな~やっぱこんなもんだな・・・」

結局この日もラッキーで皆中した以外はあまり良い弓は引けませんでした・・・折角なのでもうちょっと引きたかったですし終わってしまって悔しかったですが、それでもやはり団体戦、参加できて楽しかったです♪また、その後は看的に徹していたので個人的に記録は付けられなかったのですが、トーナメント形式の団体戦は見ていても面白かったです☆


大会は大体午後2:00位に終了しました。その後は17:00まで道場が使えるということでしたので、道場をお借りして練習をしていました。
このときにご一緒させて頂いた方からご指摘を頂いたのですが、「大三から引き分けに入るところで弓手手の内を握り直している。それ以降は掌根が逃げてしまっている。」とのことでした。自覚していなかったのですが言われてみれば確かに大三から引き分けに入るところでモゾモゾ手の内を動かしています。また弓手を控え気味にして角見を効かせようかと思っていたのですが、「なんだか控えすぎておかしくなっている。」とのことでした。なかなか手の内は良くなりませんね。加減が難しい・・・しかし弓道において最重要ポイントとも言える手の内がそんなに簡単に治るとも思えないし、悪いなりに最近は少しづつ改善してきた(ハズ)ですので、引き続き工夫を続けていきたいと思います。


栃木県支部対抗弓道大会に参加してきました

2006-10-17 22:21:42 | Weblog
平成18年10月15日(日)、屋板の宇都宮市営弓道場で行われた栃木県支部対抗弓道大会に参加してきました。
この大会は県下の各支部で5人1チームを作って参加が出来る大会で、参加チーム数は何チームでもOKということもあり、毎年かなりの規模になる大会です。今年は53チームが参加でしたので、単純計算しても250人以上の選手が集まりました。
自分の所属している桂林寺弓道クラブでも普段大会にはあまり参加されない人たちもこの大会を毎年楽しみにしておりたくさん参加しましたので、自分もとても楽しみでした。

参加者が多いこともあって早めに行って控え室の場所でも取ろうかなと思っていたのですが、自分が到着した8:10頃はもう駐車場も一杯で、控え室も一杯になっていました!!受付が8:00からというようなことだったので、もっと早めに来るべきでしたね。失敗しました。しかし道場の方々が先に場所を取っておいて下さったので、無事場所を確保することが出来ました(^^)ちなみにこの大会は参加料が支部から出るため、個人負担分の参加料は無料でした。

自分は宇都宮中央支部のEチームとして出場したのですが、なにせEチームだけあってかなり最後の方の立順(55チーム中53番目、2チーム欠場のため実際には51番目)でした。なので大会は9:00から始まりましたが自分の順番が回ってきたのは昼頃でした(^^;)それまでは支部長さんから中央支部分の名簿を預かって記録を付けていました。

この日は前日のブログにも書いたとおり会で伸び合いを止めないように頑張ろうと言うことを一番注意する・・・つもりでしたが、いざ行射が始まってみるとあんまりそう言うことを意識する余裕はなかったように思います。特に最初の立の1本目は伸び合いの方向がつかめないまま会だけをだらだら持っているような感じになってしまい、緩み気味に離れた矢は9時頃に大きく外れました・・・

「ヤバぃっ!!緩んだ!!弓手主体でしっかり引かないと!!」

続く2本目、今度はバランスは取れたように思ったのですが、矢は失速して捌け矢気味に下に抜けました。

「おぃ!まだあわせに行ってねぇか?もっと強く離すんだ!肩根を開いてっ!」

3本目は大きく離すように行射したのですが、角見が効かせられずに3時頃に抜けました。

「やばいって!団体戦で0中はちょっとしゃれになんね~ぞ、次は根性で中てないと!」

その4本目、根性で的心に中てました(^^;)引いているときは「根性で中てる」しか考えていませんでしたが、離れの瞬間は真っ直ぐ的に向かって押し込めたような感触が残りました。とりあえず、残念は回避できましたが1本しか的中できませんでした。チームとしては皆中が一人いたため20射10中ということになりました。

「やっばい、足引っ張ってる!ってゆうか何やってんだ俺!?悔しいぞ!!」

で、昼休憩は大急ぎで食事を済ませて普段は引かない巻藁を結構引きました。ここでも「強く離れること」をひたすら意識して行射しました。

それから午後の立、意識していたのは「強く離れる」「角見で押し込む」「気合いで中てる(笑)」ということでした。午後始まって一番最初の立、いつもお世話になっている栃木Aチームの大前の方が自分と同じく午前中4本目だけ的中だったところいきなり4射皆中と活躍されており、

「お!5連中!すげぇ!よっし俺も☆」

と息巻いて臨んだのですが、力んだのか1本目は思いっきり離れで引っかかっていまい、8時頃に抜いてしまいました(ToT)

「あ゛~もぅ!ムカツク!!気合いが足んねぇ気合いが!!」

続く2本目は気合いで的中(笑)、とりあえず射の善し悪しは別にしても角見で的に押し込むことができました。

「ふぃ~」

3本目も気合いを込めて引いたのですが、会で保っているうちに弓手肩が詰まってきてしまい、必死に伸ばそうとしながら離れたのですが11時頃に抜いてしまいました・・・

「くっそぅ!詰まっているの判ったのに!!最後根性で中てなきゃ!!」

最後は会で伸び合う方向だけ意識して弓手手の内をそっちの方向に押し、最後は角見で押し込む感じで的に的中させることができました。射は結構めちゃくちゃだったかも知れませんが、的中した矢は会から離れで角見の押す方向は真っ直ぐになっていたかなと思います。とりあえず個人では8射3中(|×××○|×○×○|3)に終わりました。またチームは40射20中ということになりました。

決勝トーナメントは的中の上位8チームが進出なのですが、8番目のイスをかけて40射20中の4チームが競射をすることになりました。当初ボーダーラインは22中前後と聞いていたので難しいかなと思ったのですが、競射に引っかかってラッキーでした。またこの中には優勝候補とも言われた栗山道場チームがいたりして、おまけにしてはかなり楽しみな競射となりました(^O^)この競射は一人1本ずつ、1チーム5本で競って的中の最も多い1チームが勝ち抜けということになりました。緊張しましたが、気合いも入りましたね~。

「よ~し、折角のチャンスだし根性で中てるぞ~!矢筋に向かって弓手一本だ~!!」

多分この矢がこの日一番良かったように思いますが、弓手下筋で弓力を受けて矢筋の方向に真っ直ぐ伸び合うことが出来、最後角見で押し切ることが出来ました。矢所は的心ではありませんでしたが12時頃に的中しました。

「おりゃぁ~!よっし!!」

チームの的中は5射3中、4チームでは白鴎大学と並んで最も多い的中でした。よって白鳳大学チームと2本目の競射をすることになりました。
県体育館で何度かご一緒させて頂いた栗山道場チームの国体選手の方に「頑張って下さいね」と声を掛けて頂いて非常に勇気づけられ、さっきと同様に行射して気合いで的に押し込む!!・・・つもりだったのですが、離れで妻手を取られてしまい11時頃に外してしまいました(ToT)

「あ゛~くっそぅ!最後緩んだか??」

結局足を引っ張ってしまいましたね。予選でせめて羽分け的中していれば決勝トーナメントに残れましたし、そうでなくても最後の競射で最後まで躊躇無く押し切れれば、あるいは的中出来たかも知れません。とはいえ、実力通りといえば実力通り。やはり練習で的中できていないものは大会でも的中できません。悔しいですがこれが現実です。しかし、なにしろ久しぶりの団体戦でしたし、最後面白い競射も経験できましたので、いつもの大会以上に楽しめました☆今度参加するときまでには練習でもしっかり的中できるようにして臨みたいと思います。

ちなみに、いつもは自分が予選で敗退したらさっさとかえってしまう事が多いのですが、この日は折角なので決勝トーナメントを見てきました。やっぱり凄い選手の射は刺激になります♪

【トーナメント1回戦】
 ①大平B 対 野木B
   8  - 10
  この対決は見逃しました・・・
 ②屋板A 対 栃木A
  10  - 9
  屋板Aはいつも県体育館でご一緒させて頂いている方々がおり、
  栃木Aも大会でお世話になっている若手選手のチーム、どちらも
  応援していたのですが昨年準優勝の屋板チームが僅差で勝利!
 ③藤岡A 対 宮原
  17  - 7
  本年度の国体選手2名を擁し、それ以外の選手も国体選手に遜色
  ない射手で固め、予選を40射29中と圧倒的な的中数で勝ち上
  がってきた優勝候補筆頭の藤岡A、対する宮原には自分が師事す
  る先生がおり、また宮原弓道場で練習するときにいつもご指導を
  頂いている方々もおり、どうなるかな~と興味津々で見ていたん
  ですが、藤岡Aは20射17中、3人が皆中と凄まじい的中で勝利!
  いやぁ凄かった!
 ④栃木E 対 白鴎大学
  10  - 9
  栃木はAチームとともにEチームも予選突破!選手層の厚さを
  見せつけていました。対する白鴎大学は先ほど競射で争ったチーム、
  この日自分が記録を付けていたときにも白鴎大学の方といろいろ
  お話させて頂いたこともあって結構情が移り(笑)ガンバレ~と
  思っていたのですが、さすがに高段者が揃った栃木Eチームの
  安定感が勝っていたようです。それにしても2チーム予選突破の
  栃木は凄い☆

【トーナメント準決勝】
 ①野木B 対 屋板A
  11  - 12
  野木Bチームは大前、中の2選手が皆中、屋板も大前の選手が皆中
  と見応えのある対決となりました。わずか1本差の僅差で屋板が
  前年に引き続いての決勝進出!!
 ②栃木E 対 藤岡A
   9  - 12
  栃木Eチームは相変わらず安定感のある射だったのですが、流石に
  優勝候補の藤岡チームはここでも大前、落の2選手が皆中、爆発力
  を見せてこちらも前年に引き続いて決勝進出!!

【トーナメント3位決定戦】
 ①野木B 対 栃木E
   2  - 8
  この日は時間がかなり押していたせいで(かどうか判りませんが)
  この3位決定戦は一手による競射となりました。この3位決定戦で
  も栃木Eチームは安定した射で、10射8中で勝利しました!

【トーナメント決勝】
 ①屋板A 対 藤岡A
  12  - 16
  ついに決勝戦、この両チームの大前の選手はともに今年の国体選手
  で、予選から準決勝まで1本も抜いておらずここまで16射皆中で
  来ていました!やはり凄い!!この決勝戦、確か1本目が終わった
  ときは両チーム同中、3本目が終わったところでも2本差で最後ど
  うなるかな~という展開で、最終的には藤岡チームが4本差を付け
  ての勝利となりましたが最後まで白熱した対決でした!
  どちらのチームも凄かったですし、見ていて楽しかったです☆

や~やっぱ団体戦は見るのも楽しいですね~!
今回ほどの規模ではないのでしょうが(って出たこと無いので判りませんが)、来週は宇都宮市民体育祭があります。今年はこれに参加することが出来ることになりました。この大会も団体戦でトーナメント形式だとのこと、楽しみです!!来週こそ頑張ろう!!

慶事☆

2006-10-14 22:56:28 | Weblog
先ほど連絡があり、いつも大変お世話になっている宇都宮中央支部の支部長さんが本日の審査で錬士に合格されたそうです!!これはめでたい!!この方はお仕事でお忙しい中時間を作って少しづつ地道にずっと努力を重ねてこられた方で、土日の夜とか誰もいない寂しい道場でもお一人で練習されていましたからね。。。周りもとても喜んでいます!自分も審査を受ける前に何度もご指導を頂いたりしていたので、本当に嬉しいです。

そして明日は支部対抗!久しぶりの団体戦です!!自分はその支部長さん初め普段からお世話になっている方々と一緒のチームにして頂きました。自分が足引っ張らなければ決勝トーナメントに残れる可能性あると思うので、結構プレッシャーですが頑張りたいと思います☆さっき練習してきたら、そんなに悪くはなかったんだけどな~。ちょっと手の内を工夫したら、握り混むことがなくなって割といいかんじに引けるようになった気がします。また握り皮と弦も新しいものに替えたのが奏功したのか、結構しっくりくるような感じで引けていました。あとはやはり弓手主導で行射することと会で伸び合いを止めないことですね。あとは今日外した矢がほとんど的の下でしたから、足踏みを広めにとって胴造りをしっかり安定させて引こうと思います。なんにしても非常に楽しみです☆楽しめる結果になるといいなぁ・・・

蔵の街県下弓道大会に参加してきました

2006-10-11 07:08:45 | Weblog
平成18年10月9日(日)、栃木蔵の街県下弓道大会に参加してきました。
この大会は8:00より受付開始、9:00から開会式でしたので、宇都宮を7:30に出発しました。昨年参加したときは高速を使って行ったのですが、下道で行ってもあまり変わらないと言うことを聞いたので、下道で行くことにしました。一応ナビもあるし大丈夫かな~と思ったんですが、何せ宇都宮市内でも未だに道迷う自分のことですから(さっきベルモールいってきましたが、ナビがあるにもかかわらず道迷いました・・・つかんだと思ったんだけどな~)、多少早めに出発することにしました。会場には一応迷わず到着したのですが、体育の日だけあって栃木市総合運動公園では弓道以外にテニス、ダンスなどの大会が催されており、8:15頃には駐車場が一杯になっていたため、停める場所を探すのが大変でした。

栃木市総合運動公園弓道場は観覧席もあってとても良い道場です。昨年初めて参加したときは「いい道場だな~やっぱ宇都宮の道場にも観覧席あったほうがいいな~」と思ったものです。また栃木支部の方々は前日から準備をされており、とても綺麗に掃除されていました。なんでも栃木支部の方は前日の女子部大会にも参加せずにこの大会の準備をして下さったと言うことです。栃木支部の皆さんありがとうございました!!

受付で参加料1,000円を支払って立順を確認しました。この日の立順は23立目で、ほぼ真ん中くらいでした。この日は150人ほどの参加者がおりました。競技は4つ矢2回立射で競う本射の部と、本射で入賞者(30位)をのぞく選手による射詰めが行われました。

まず1立目の1本目、大三で肩を的に向けて弓手肩を上げないように注意しながら弓手先行で引き分け、会に納めてからは肩根を開くように、肘は下に落ちないように裏的を意識して頑張り、離れで弓手角見を効かせるように注意して行射しました。が、離れの瞬間ちょっと緩み、矢は11頃に大きく抜けました。

「あ~また緩んだな~!!」

2本目はこれを踏まえて、会で大きく、強く離れるように注意して行射しました。この矢は自分でも改心の1本で気持ちよく離れ、矢も糸を引くような軌道で的心に吸い込まれるように的中しました。

「よし!!!!!!」

自分は第1射場の大前で引いていたのですが、この矢については前の審査員席にいた先生が「よし!」と言って下さって(多分・・・)、非常に嬉しかったです☆

この2本目でかなり気分を良くし、3本目も同じように行射しました。若干バランスが崩れたような気もしたのですが、なにしろその前の矢がとてもよく引けてノリノリだったので、自信を持って引いた矢は12時頃に的中しました♪

「よし、行ける行ける!!」

続く4本目、先ほどの矢が12時頃に的中したことから、妻手肘が若干下がっていたのかなと思いここを気を付けつつ若干狙いを下げました。それ以外は今度もやはり同じように行射しました。この矢も離した瞬間は的中したと思ったのですが、やや失速して6時頃に抜けました。狙いを下げたというよりも、的に心を奪われて会での伸び合いが止まってしまったことが悪かったのではないかと思いました。

「あ~止まったか???的中できたな~惜しいことした。。。」

引き終えて観覧席に戻ると、一緒の道場の方から「4本目またアゴが上がっていたよ」とご指摘を頂きました。この方にはいつも「外れるときはいっつも会でアゴが上がっている」というご指摘をうけます。おそらく、引き分け、会で縦線をしっかりと確立できていない場合にアゴが上がってくるのだと思います。やはり弓道の基本は縦線だと思いますので、これが弱いと的中できないんだなと反省しています。反面、2本目が自分にとっては練習でもなかなか出来ないような改心の1本で、同じ立で引いていた宇都宮中央支部の支部長さんからも「2本目は良かったな~」と言って頂けました。自分で満足えきる矢が引けたことは本当に良かったと思います。

午前中はここで終わり、昼食になりました。昼食は弁当にみそ汁、おはぎが付きました♪おはぎは栃木支部の方が朝早くから手作りで用意して下さったそうです!んまかったですね~♪♪

昼食も終わり、午後の立になりましたが、基本的には同じように行射しようと思いました。ただ実際引いてみるとやはり中て気のせいか伸び合いが止まってしまっていたような気がします。1本目は角見が効かずやや前に外し、2本目は思いっきり緩んで8時頃に大きく抜きました。

「おぃおぃおぃ、やっばいじゃん!思いっきり行こう!!」

3本目はとにかくしっかり伸び合い、最後角見で押し込むようなイメージで引きました。この矢はギリギリ3時頃に的中しました。

「あっぶねぇ~ギリだ。。。最後しっかり行こう!」

4本目も同じようなイメージで行射しました。この矢は力んでしまい、弓返りせずに弦が止まってしまいましたが、それでも概ね的の中央部に的中しました。

「やべ、ま、中ってラッキーだったかな♪」

というわけで本射の部は8射4中でした。(|×○○×|××○○|4)

30位までの順位決定は5中以上であったため順位決定には至りませんでしたが、このところずっと練習でも4射1中程度の的中であったため結構満足でした(志の低いことですが・・・)。前の日8射で練習したときはたまたま6中したのでその流れでこれたかも知れません。また1立目の2本目は自分でも満足できる弓が引けたので嬉しかったです。

その後射詰め競技が行われ、順位決定に残らなかった自分も参加したのですが、1本目的中、2本目外れに終わりました。これもこのところ1本目で外れてしまうことが多かったのでとりあえず1本的中したので良かったと思いました。

この日は自分としては割と満足できる弓が引けたと思いました。また外れた矢も大体緩んだか角見が効かなかったかということでしたので、今後詰め合いということを意識していけば徐々に改善していけるのではないかと思います。とりあえず練習する方向性は明確にとらえられたので、今後につながるという意味でも満足できる大会だったと思います。昨年の蔵の街大会も弓道を再開してから初めて中った大会であったので(8射5中ですが)、なんだか相性の良さを感じます☆
来年はもっと的中できるように頑張りたいと思います。