弓道日記

弓道稽古の過程で教わったこと、気づいたことなどをまとめていきたいと思います。

宇都宮市民体育祭に参加しました

2006-10-23 22:52:38 | Weblog
平成18年10月22日(日)、宇都宮市屋板の宇都宮市弓道場で行われた市民体育祭に参加しました。この大会は弓道以外にも様々なスポーツで競技がなされ、公民館単位の地区別でポイントを競うというものでした。自分は普段県体育館等でお世話になっている方に口利きをして頂き、明保地区のチームに入れて頂きました。

この日の受付は9:00、開会式は9:30からでした。が、どうやら的前委員になっているらしいという話をちょっと小耳に挟んだので、やや早めに行くことにしました。8:30頃に到着する予定だったのですが、ちょっと遅れて8:40頃に会場に入ると、既に準備が始まっていましたので、これを手伝ってから受付をしました。いつもは受付で参加料を払うのですが、この大会は参加料が無く、かえって市から(?)補助が出るという形式でした。自分は先週の支部対抗の時に明保地区をとりまとめている方から3,330円を頂きました!補助が1万円、3人で割ってこのお金だそうです(^o^)凄いですね♪大会に参加できて補助金まで頂けるとはオイシ過ぎです☆

この大会は1チーム3人の団体戦で、予選では1人8射、計24射で決勝トーナメント進出を競います。参加チームは17チームでうち16チームが決勝トーナメント進出、これはかなり緊張しました!予選敗退1チームはどうしても避けたいところです(^^;)自分はわざわざお願いして入れて頂いた訳ですから、足引っ張ったらヤバい・・・

この日意識していたのは次の3点でした。
①弓手の手の内。取りかけの際は弓の外竹を天文線よりやや控え気味の位置に合わせておき、大三で初めて外竹と天文線が合うようにする。
②両肩を押し下げるように引き分け、会では肩根を充分開く。
③矢筋を捕まえて弓手手動で真っ直ぐ離れるようにする。

この意識で行射をしました。
まず最初の立、矢所は覚えていないのですが、とりあえずは概ね考えているとおりに行射ができ、4射皆中することができました(^^)ツイていましたね(笑)前日午前中だけ練習できたのですが、しばらく3割程度の的中だったのがこのときは久々に5割的中していた(といっても18射しか引いていませんでしたが・・・)ので、外れすぎず中りすぎずいい感じの流れだったかもしれませんね。とにかくこういう場面で皆中するのは久しぶりで拍手してもらうのはやはり嬉しいです♪

「よ~し次も頑張るぞ~!!」

と思ったのですが、やはり襤褸が出たというか馬脚を現したというか実力相応というか、2立目はダメダメでした。1本目は離れで大きく緩んで10時頃に大きく外れ、2本目は会で頑張ったつもりでしたが躊躇無く離れるというのとはほど遠く、ビクが出たあげく最後は妻手が引っかかってしまい矢所は11時頃にわずかに外れました。

「やっばいって!このまんまじゃ4射残念だぞ!中るまで伸び合うんだ!未発先中だ!!(^^;)」

続く三本目、弓手の押し込みが効いて(ってゆうか自分では根性で中てた感覚)なんとか的中しました。

「よし、最後しっかりいこう!」

が、大三から引き分けに入る際に弓手手の内を控えすぎてしまい、引き分けが進んで手の内で弓力を受ける内に段々と弓手親指が浮いてきてしまいました!

「ヒェ~、親指浮いてきた(>_<)これじゃ届かないし前に抜けるぞ!!調整できるか?親指と中指を何とかくっつけて押し込む!!おりぁ!!」

押し込めませんでした。角見が全く効かなかった矢は安土にも届かず、大きく前下に抜けました・・・

「やっぱダメか、判ってたのにな~」

結局、この日の予選は個人としては8射5中でした(|○○○○|××○×|5)。チーム全体としては7中で、どうにか予選通過することができました。

ここでお昼、コンビニでサラダと納豆巻きを買ってきて食した後、午後の立ちが始まるまで巻藁で調整しました。

「さっきは結局伸び合いができてなかったんだよな~。外れた矢は弓手が負けていた気がするし、会で頑張ってそのまま離れに持って行かないと!!」

この時に明保地区のとりまとめをされている方が見て下さり、

「大三から引き分けに入るところで弓手肘を立てるようにしたらいいと思うよ。」

とアドバイスを頂きました。これも踏まえつつ、弓手主体で強く伸び合いそのまま離れるということを意識して午後の立ちに臨みました。1本目、離れで微妙な引っかかり感が残り、弓手手の内も握り混んだ感じ(弦が途中までしか返りませんでした)で、矢は10時頃に抜けました。

「ん?最後止まったのか??」

続く2本目、これは明らかに弓手を握り込んでしまい、弦も返らず矢は失速して7時頃に「カツン」と外れました。。。

「ダメだな~弓手弱いな~なんか握り込んでるし、角見で押し切るようにしないと・・・」

3本目は手先の力を抜いて弓手下筋で弓力を受けるいうことを心がけ、あとは強く離れるように注意しました。この矢も離れで握ってしまい弦が返らなかったのですが、どうにか5時頃に的中しました。

「うわ!カッコ悪!!でも中ってラッキー♪さぁ最後、今度こそちゃんと引こう!!」

と思ったのですが、これまでの3本ですっかり力んでしまい、最後の矢も離れで妻手に引っかかって11時頃に外しました。結局予選の1回戦は個人として4射1中(|××○×|1)、チームでは2中で、1回戦敗退となりました。

「終わってしまった・・・最初皆中したときは今日イケるかも♪とか思ったんだけどな~やっぱこんなもんだな・・・」

結局この日もラッキーで皆中した以外はあまり良い弓は引けませんでした・・・折角なのでもうちょっと引きたかったですし終わってしまって悔しかったですが、それでもやはり団体戦、参加できて楽しかったです♪また、その後は看的に徹していたので個人的に記録は付けられなかったのですが、トーナメント形式の団体戦は見ていても面白かったです☆


大会は大体午後2:00位に終了しました。その後は17:00まで道場が使えるということでしたので、道場をお借りして練習をしていました。
このときにご一緒させて頂いた方からご指摘を頂いたのですが、「大三から引き分けに入るところで弓手手の内を握り直している。それ以降は掌根が逃げてしまっている。」とのことでした。自覚していなかったのですが言われてみれば確かに大三から引き分けに入るところでモゾモゾ手の内を動かしています。また弓手を控え気味にして角見を効かせようかと思っていたのですが、「なんだか控えすぎておかしくなっている。」とのことでした。なかなか手の内は良くなりませんね。加減が難しい・・・しかし弓道において最重要ポイントとも言える手の内がそんなに簡単に治るとも思えないし、悪いなりに最近は少しづつ改善してきた(ハズ)ですので、引き続き工夫を続けていきたいと思います。