MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

今日の読み聞かせボラを振り返って ――読み聞かせの雰囲気

2014年06月04日 | 絵本の読み聞かせボランティア(小学校&公共図書館)
今日は小学校の読み聞かせボラに行ってきました。

前々日にある程度読む本を絞っていたものの、(1)
やっぱり昨日になってしっくりこない部分が出てきたので、
選書をしなおして練習し、子ども達の前で読むことに・・・

最初は、物語絵本+科学絵本だったのですが、
担当するクラスが今もっている関心事とリンクさせたかったので、
関心事と季節に関する科学絵本を中心に選書しなおしたのです。

今朝、教室の前で待っている時から、子ども達が何人も声をかけてきて(特に男の子!)、
教室に入った時は、もうみんなワイワイガヤガヤ!

それをよしと思わない人もいるでしょうが、私には子ども達がリラックスしていることが、
よく伝わってきたので、これは一緒に絵本を楽しめそう!と思いました。

静かな雰囲気にする手遊びをするか迷いましたが、
一冊目が科学絵本で、盛り上がる内容だったことと、
時間の都合から、賑やかな雰囲気で始めることに・・・

カバンから絵本を出すと、ドラえもんの四次元ポケットから、
秘密道具が出てきたんじゃないかというくらいの盛り上がり!

子ども達は、今日はどんな絵本を読んでくれるのかという関心がとても強く、
朝の読み聞かせ(ボラ)の時間を、楽しみにしていることがよくわかりました。

一冊目の科学絵本は、表紙を見たとたん盛り上がったので、
子ども達のリアクションを大切にしながら読み進め、
二冊目の季節の写真絵本は、地の文が語りっぽい文章だったので、
文章と写真のもつ世界を大切にしながら、読み進めました。

本来はこの二冊だけ読む予定だったのですが、
先生から、まだ読む絵本を持っているなら読んでほしいと言われたので、
予備で持ってきた、科学クイズの絵本を読むことに。
絵本を読む時間が短くなったときや、場の雰囲気に合わせるため、カバンに何冊か予備の絵本を入れているのです。

三冊目を読んだ後、まだまだ読んでほしいといった雰囲気だったので、
子ども達は絵本を読んでもらうことが、大好きなんだと改めて思いました。

ちなみに、息子に絵本を読んでいると、あれこれ口出しをしてくるのですが、
その口出しと、クラスの子の口出しが似ており、
小2ぐらいだと、慣れた読み手には「甘え」が出ることもよくわかりました。

けれど、ただ雰囲気が面白かっただけで、どんな本を読んでもらったか、
忘れてしまうようでは、どうかと思うのです。

今日は選書を前日にし直したからか、私のトーク(MC)がイマイチでした。
いつもならプログラムにもう少し流れがあったり、
質問などへの切り返しトークのブレが少ないのですが、今日は少しブレがあったため、
焦点がぼけてしまった印象に・・・

トークの内容次第で、子ども達の日常と絵本体験が繋がりやすくなるだけに、
短いトークにも力を入れようと思いました。

今日はたまたま担任の先生がとても熱心な方だったおかげで、
先生のトークがフォローになったので、助かりました。
先生によっては、ボラの人が読んだ絵本を、子ども達の日常にそれとなく繋げるトークをしてくれることがあります。

やっぱり寝不足だったり、コンディションがイマイチな時は、
頭の回転が悪いとつくづく・・・

もっと余裕をもって選書をしよう!と思いながらも、
直前にならないと、イメージがわかないことも多いので、
この辺をどうやって改善していくかが課題となりました。

また、クラスがワイワイガヤガヤしている時、どんな雰囲気を作って
絵本を読み始めるかも、よく考えたいところです。

至らぬ点もありましたが、子ども達が絵本の時間を、
とても楽しみにしていることがわかったのが、一番の収穫でした!

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【注】

(1)過去ログ 「読み聞かせボラの準備」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ 堀川誠一 作・絵 『ほね』 福音館書店、1981年(かがくのとも傑作集)。
「絵が面白いので子ども達の興味をそそる。男の子は特に好き。」(42/100 再読)

長谷川摂子 作・ふりやなな 画 『めっきらもっきらどおんどん』 福音館書店、1990年(こどものとも傑作集)。
「夏になると読みたくなる絵本。」(43/100 再読)


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