イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2022年11月26日 | 2022釣り
場所:加太沖
条件:中潮 8:11満潮 
潮流:4:51転流 9:00上り3.4ノット最強 13:02転流
釣果:ハマチ2匹 カワハギ3匹

師がよく書いていたのが、「釣り師の時制には現在形がない。」ということであった。釣り師はいつも、昨日まではよかった。きっと明日からは釣れ始めるはずだ・・。と思っているし、釣りし同士の会話に中にもいつも登場するのがこのフレーズである。
今日はまさにその通りの展開になってしまった。

SNSにアップされていた昨日の釣果は真鯛もカワハギもかなりの数が上がっていた。
今日は潮もそこそこ流れているし、風も穏やかという予報だ。これはチャンスかと期待を込めて船を出したが、写真のとおり悲しい釣果で終わってしまった。
朝一にアタリがないとものすごく不安になるのだが、結局それがずっと続くという展開であったのだ。

今日の予定は、最初、高仕掛けから始めて、潮流が速くなってくるタイミングでサビキに変更し、最強時刻を超えたくらいから潮が止まるまでカワハギを釣ろうと考えている。

テッパンポイントに一目散に向かうが、その道中、魚探にはまったく反応が出ない。反応がない中、あそこなら釣れるかもしれないと、みんな同じようなことを考えているのだろうか、船団ができているのでとりあえずはここで釣りを始める準備をする。



しかし、その後も一向に反応は出てこない。
そこからはひたすらウロウロ。あっちへ行ったり、こっちへ行ったりしたがどこにも反応はない。ほかの船もウロウロしているところを見るとみんな反応のある場所を探しているのだろう。その間、仕掛けをサビキに変更してみるもアタリはない。
そんなことをしながら1時間半が過ぎ、風が止んできたと同時に潮の動きも遅くなってきたような気がした。
もう一度高仕掛けに取り替え、最後の望みのテッパンポイントへ。幸いなことにここでは反応が出ている。さすがはテッパンポイントだ。僕を裏切らない。しばらくしてアタリがあった。
ここでトラブル発生。潮があまり流れていないので舳先にサビキの仕掛けをセットしておいたのだが、それに魚が絡まってしまった。なんとか魚は取り込んだが2本の仕掛けは元へ戻らないほどぐちゃぐちゃになってしまった。
ここで残り時間はわずかだ。
最後のカワハギ釣りに向かった。



潮が止まってしまう前に何匹かを釣りたいと思ったが、すでにこの時間には潮がほぼ止まってしまっていた感じだ。最初の半時間ほどはそれなりにアタリはあったがその後はぱったりとアタリがなくなった。
浅い場所に行くとアタリはあるけれどもベラかチャリコしか食わない。
そんなエサ取りを相手にしている間にイソメは尽きてしまい、高仕掛けに変更してもう少し残業してみたが何の成果もなく今日も終了。

今日は気温もそれほど低くなく、風も夜明け前後に吹いただけで穏やかな1日であった。仕掛けを操るための苦労をする必要もなかったので本来ならもっと魚が釣れるはずであったが、唯一気がかりだったのがスラッジが多かったということであった。唯一の気がかりではあるが汚れたまま仕掛けが上がってくる日にはあまり魚を釣ったことがない。
師は時制のエピソードのほかに、「釣り師は釣りに出る前には100の言い訳を用意しておけ。」と書いている。僕も、今日の言い訳としてこのスラッジを挙げておこうと思う。
決して、僕の腕が悪いということではない。はず。で、ある・・。

今年も残りあとひと月になったところでこの釣果は痛い。来月からはお正月の準備のために真鯛を一所懸命に狙わねばならないが、その前段としては最悪のスタートだ。お正月に真鯛の焼き物が無くても何かが困るというものでもないが、あるのとないのとでは大違いだ。なんとか時制の谷間から脱出しなければと思うが、あとは神のみぞ知るのである・・。
コメント
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