イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2022年11月12日 | 2022釣り
場所:加太沖
条件:中潮 8:42満潮
潮流:5:20転流、9:27上り3.3ノット最強
釣果:カワハギ2匹 ハマチ2匹 真鯛2匹 チャリコ1匹

カワハギの釣果が相変わらずいいらしい。僕も再び肝和えを食べたいと思うのだが、今日の潮を見てみると、アジ釣りと真鯛釣りに専念するのがよいのではないかと思える潮である。しかし、前日の釣果でN氏が大量にカワハギを釣ったという写真がSNSにアップされているのを見ると、僕も予定の中に入れておかねばと考えた。
しかし、肝心のエサを買ってくるのを忘れていたことをエンジンに火を入れてから気付くという体たらくなのだが、実はこれは僕が単に2分前の記憶さえ保持できない脳細胞しか持っていないというのではなく、僕の中の内なる神の啓示であったのかもしれないと思えるほどカワハギは釣れなかった。今日はカワハギをやらなかったほうがよかった日だったのかもしれないのだ。

今朝は温かい。もう、手袋をはめないとバイクの運転は辛いのではないかと思っていたがまったくそんなことはなかった。
港に到着した時にはまだ満月に近い月のそばに火星が輝いていて、今朝はこの月を眺めながら加太に向かえると思ったが、結局、ゴカイを買うために港を一度離れたので出港はかなり明るくなってからになってしまい、その時には火星もすでに空の中に紛れてしまっていた。

 

朝一、潮はあまり動いていないようであったがモーニングサービスを期待して四国ポイントの北でサビキを下してみた。しかし、魚探の反応もなく、時間がもったいないのですぐにカワハギポイントに移動。
二枚潮なのか、仕掛けは安定しない。しかし間もなく、これはカワハギのアタリだというアタリがあってかなり食い込ませたつもりだったがすっぽ抜けてしまった。これがケチのつき始めだったようである。
その後はアタリがあってもチャリコばかりだ。アオイソメはどんどん消耗し、1時間余りでほとんどを使ってしまった。そんな中、今日も魚探には魚の反応がいっぱい出ている。真鯛にしては反応が広範囲に広がっているのでこれはひょっとしてアジかもしれないとサビキ仕掛けに変更。まあ、そんなに簡単に魚は釣れるわけはないのだが、それならばとサビキを少しずつ巻き上げて誘いをかけてみるとかすかだがアタリがあった。これは真鯛かもしれないと高仕掛けに変更。確かにそのとおりで、鉤掛かりはしないものの結構な回数でアタリが出る。
そしてやっと鉤に乗ったのは小さなハマチであった。その後もビニールはかじられるものの鉤に乗らない。なんとかもう1匹真鯛を追加したが、その頃になると太陽がまぶしいくらいになりこれはきっとビニールの色が濃すぎるのかもしれないと考えて、もう少し薄い色のものを準備するため仕掛けを下したまま道具箱をまさぐってから竿を持つと、すぐにアタリが出た。これは偶然なのか、ずっと底で仕掛けを動かさずにいて突然動いたビニールにリアクションで反応したのか、その真意は魚に聞かねばわからないことだが、これは大きい。幸いにして周りには船はいない。無理をせずゆっくりやりとりをして、いざリーダーに手をかけた瞬間に再び魚が走り出した。思わず手を放したがそのときのわずかな時間にリーダーが指に食い込んだようだ。そのときはまったくわからず、もう一度竿を持ち直し、出て行った道糸を巻き込んで魚を取り込んだ後に右指が痛いことに気付いた。手のひらを見てみると血が滲んでいる。そのときになってやっと指を切っていたことを知った。



今日は生簀を開けることもなかろうと釣った魚はすべてすぐに締めていたのだが、その間も海水に浸みて痛いことこのうえない。魚を取り込めていたのでうれしい痛みだが、これで糸だけ切られていたら痛みが倍増していたところだ。
その後、もう1匹真鯛を追加して11時過ぎに終了。

小春日和というのは、晩秋から初冬にかけての、暖かく穏やかな晴天なのだが、先に書いたように、今日は小春日和を通り越して夏の終わりころに逆戻りしてしまったのではないかと思えるほど暑い1日になった。そろそろ焚火の準備をと思っていたけれどもとんでもないことだと思い直したのであった。




コメント
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