意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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沈没船・民主党

2014年06月12日 | 政治
昨日、国会で安倍総理と民主党の海江田氏の党首討論がありました。
全ての時間を集団的自衛権でした。

不発・・・どころか、『海江田じゃ無理だよね』というのが感想ですが、新聞各紙も散々な評価なようです。
纏めてあるサイトはここかな?
三日間の練習も効果なし、ついに毎日新聞にまで退陣要求された海江田氏の政界「四面楚歌」  木走正水
http://blogos.com/article/88334/(ブロゴス)

三日間練習して、あれじゃあね・・・・。
というか、このキナ臭いご時世、今さら集団的自衛権を否定できるわけもない。
議論の俎上にあげるだけ時間の無駄ですね。
民主党は積極的に賛成する以外、生き残りの道はないのにね・・・。
公明党ですらわかってますよ。

特に海江田氏が「どうして憲法改正の手続きは必要ない、とお考えなのか」といっていたことが可笑しかった。
もう、戦術も戦略も全くないのである。
それを印象付けた一幕だった。

じゃあ、民主党は憲法改正に賛成なの?と問われることなのですが、そこを置いとくとして、こここそが現政権の、この議題のウィークポイントなのです。
なのに、拙速な議論・・・とかでお茶を濁す。

ここは、民主党が自ら憲法改正の発議を提案し『国民投票』に持って行かなければならないところだ。

これに自民党が乗ってこない(憲法改正の発議をしない)・・・消極的な姿勢でを「国民の意見も聞かない独裁的な政権」と批判すればよい。
この場合、国内の保守派の失望を買い、安倍総理・自民党の支持は落ちるでしょう。
現在、台頭してきている保守派との分断工作にもなります。

仮に自民党が応じ、国民投票の結果、憲法改正になっても『海江田氏が持ちかけた』ことですので、十分な功績になります。
少なくとも失点にはなりません。

逆に憲法改正が否定されても、『集団的自衛権も国民は安倍総理の説明では納得していない』と拡大解釈をし、攻め立てればよいわけです。
マスコミもそれに乗るでしょうしね。
そうすれば潮目は変わった、変わって行けたはずです。

なので、どう転んでも海江田氏は勝てた(負けない)わけです。
なのにねぇ・・・・。

あくまで戦略・戦術上だとはいえ、民主党内の人は反対でしょうね。
それでできないのでしょうけど・・・「国民に決めさせるべき」と大義名分を立てて強行するくらいしないと、今のままだと民主党は次の選挙でほとんど消えますよ。
存在感が皆無だし。
次の選挙だと、右翼・保守党の誕生とかの方に話題をかっさわれるでしょうしね。

今回の機会を逃した以上、次の機会はないし、もしあったとしても遅すぎて挽回のしようがないでしょう。

泥船に沈む・・・というか、もう完全に沈没してます。
さてさて、どのくらいの鼠が逃げ出そうとして もがき、どんな阿鼻叫喚のお笑いを提供してくれるのでしょうね。
それが楽しみ・・・と少々、歪んだことを思っています。

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