意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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英語盲信者こそ売国奴

2014年03月04日 | 教育
英語教育に関して頭の悪い文章を見つけてしまった。


英語不要論者こそ「売国奴」だ    山田 順 :ジャーナリスト
http://toyokeizai.net/articles/-/14581(東洋経済オンライン)

・・・・・・駄文。

英語教材会社かどこかからかお金でも貰ってるの?
いや、貰っていたとしてもお粗末過ぎる文章ですけど。

まず、英語不要論の人というのは日本人全員に英語を『一切を学ぶな』と言ってるわけではない。
そんな主張はきいたことがない。
そんなことを言っている人がいるのなら明示してほしいのですが?
もちろん一般人でなくきちんとした学識者でお願いします。
てか、一般人でもそんな主張している人は聞いたことがないです。
できないのならただの妄言です。

彼らは学校教育において英語教育を全員に施すのは『費用対効果が悪い』と主張しているのである。
もっと言うのならば教える時間に限りがあるのだから、特定の人間にのみ選んで施そうと言う主張が多い。
実のところ『エリート教育論者』に一番近い。
それが良いかどうかはここでは置いておくが、他者の主張を捻じ曲げて記事を書いてもゴミである。

それで終わる話であるが、せっかくの駄文だし、いくつか抜き出して酷評しよう。


>「英語をやると日本語がおろそかになる」というのは本当なのだろうか? 私の経験から答えると、その心配は無用である。また、「英語より先に日本語」という考え方も、そんなことにこだわる意味はまったくない。むしろ、子供に本当に英語をしゃべらせ、将来、日本語と英語のバイリンガルとして日本人のアイデンティティをしっかり持った大人に育てたいなら、むしろできるだけ小さい頃から英語になじませたほうがいいと思う。
>こう言うと、「そんなはずはない。英語と日本語がどっちつかずになって、日本人にならなくなる」という反論が必ずある。実際、そういう不安から早期英語教育をためらう方もいる。しかし、ではそんな例があるのかというと、私の知る限りでは、ほとんどない。また、百歩譲ってそういう例があるとしても、それは言語の問題ではなく、別の問題(たとえば親の教育)であることのほうが大きいはずだ。

その『別の問題』が大問題なのだろう。
これを解決することが非常に難しいのです。
それをどうやって解決するかも書けないのなら黙るべきです。
もしくは相手の主張がわからずに語るからこのような非論理的な文章しか書けないのででしょうね。

また、英語不要論者の『相応の時間を使って多大な努力を施す必要があるのか?』に答えられてない無意味で無価値である。
相手の主張を避けて大丈夫だと強弁されても・・・・。
非常に程度の低い鼻で嗤われる程度の詭弁です。
気づかれないと思ってるのでしょうか?
読者をバカにしすぎです。

そもそも学校教育は国語と英語のみならず、数学・理科・社会に他にも保健体育や家庭科や技術、体育といった運動、音楽や美術といった芸術だって教えないとならないのである。
日本語と英語だけが教科じゃない。
多数あるのだ。
結局のところ、何かを取り入れれば何かを捨てなければならないという『トレードオフ』というものがわかっていない典型で、何でもは教えられないのだ。
そんな中で何を教えるべきか?・・・・・これこそが学校教育の問題の本質なのである。

本質がわかっていない馬鹿の見本ですね。

というか、家庭科や技術や保健の方が『生きていく』という観点に立てば英語より即効性があり遥かに有益だろうに・・・。
もっとこっちを教えろと叫んだ方がまだ説得力があります。


他にも中国語も教えるべきではないか?と話は及んでいる。

>英語不要論者は、中国語となれば、もっと反対するのだろう。彼らは自国至上主義者が多いので、英語でこれだけ反発するのだから、中国語となれば、その比ではないはずだ。

これも妄言。
彼らの主張は『そんな時間はない』なのです。
そのことを捻じ曲げても意味はない。
自己主張のために相手の主張を捻じ曲げるのは害を通り越して邪悪です。
程度の低い人間がよくやりますね。

それから娘さんに中国語教育もしているらしく、

>たとえば、「四面楚歌」を「スーミィェンチュグェァ」と読んでしまう。「“しめんそか”と読めないの?」と聞くと、「いや、先に中国語のほうが出てきちゃう」と娘。
>それで考えたのは、これは間違いとは言えない。むしろ、もともと中国の故事成語なのだから、絶対にこちらのほうが正しいということだった。

間違いです。
言語というのは意思の疎通を図るものであって、意思の疎通を図れない読み方は間違いだ。
いくら日本語の正当性は古文にあるからと言って現代の世で古文調で喋っても意味がないのです。
どこまで行ってもお遊びですよ、そんなの。
教育論を語っているのにこんな基本的なこともわかっていないことにビックリ!!

それに中国読みが先にでてきてしまっているというのは明らかにバイリンガル教育の弊害だろう。
これで『正しいからいいんだ』と言われても鼻白む。
こんな明らかな害を見ずに正当化するなんて、客観視や分析能力に問題があるとしか言えない。
そういえば、一番最初の引用に英語の早期教育に『問題はほとんどない』と言っている部分があるが、害が見えない人間からみて、ほとんどないということは『すごく問題がある』ということだろう。
この人の頭の問題が透けて見えますね。

この筆者は英語や中国語が堪能なのかもしれないが、それでこの程度の浅薄な主張・・・非論理的な思考に他者の意見が十全に理解できないのであれば、どんなに外国語が出来ようと無駄だろう。
先ず日本語をきちんと扱えるようになったほうが良い。
相手の『英語教育の前に日本語を』というのをご自身の主張で証明するってかなり高度なことをやってますね。
赤熊には無理です。

南無阿弥陀仏。

こういうものは良し悪し両方を見て総合的に判断をくださなければならないのであって、どちらか一方しか見ないのであれば、それは論理でもなんでもなくただの盲信でしかない。
こういう人って、英語教育と聞けば何でも素晴らしいと判断するんでしょうね。
ジャーナリズムでもなんでもない、ただの盲信者の主張です。
お粗末極まりない。

何妙法蓮華経。

筆者は最後はこう締めくくっている。

>英語不要論を唱える者こそ、子供たちの将来を考えず、この国を滅亡に導く「売国奴」だ

ならば赤熊はこう〆よう。

英語盲信者こそ、子供たちの将来を考えず、この国を破滅に導く『売国奴』だ

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