少子化に悩む少年野球監督

少子化で部員減少に悩む少年野球チームの監督。その就任からの記録です。

手入れも練習の一つ

2016-10-29 | 新しい役所
先週の日曜日、快勝した大会の二回戦。

1番から5番までの打球がピンポン球の様に飛んでいく相手打線。
ピッチャーもデカい身体から重そうなストレートを
ビィンビュン投げ込んで来る。
キャッチャーは強肩で、盗塁のサインすら出せない。
フィールディングが悪そうなピッチャーなので、
ピッチャー返しの指示。
思惑通り、ピッチャーの頭を越えて行く打球。
良し、ヒットと思っても、守備範囲が恐ろしく広いショートに捕球され
なかなかヒットが出ない。
悔しいが、チームでも個でも力に差がある。

しかし、野球って面白く2ー3の接戦。
カイセイのスクイズで1点差に詰めてムードはアゲアゲ状態で
4回の守りに入った。
ランナーは2塁にいるけどツーアウト。
4番バッターを上手く攻めて、三塁線上のフライ打ち取る。
キャッチャーのサトが軽く手を挙げキャッチ。
さぁ反撃。と思う間もなく、ボールがミットからポロリ。
ツーアウトで平凡なフライなのに、セカンドランナーが懸命に走っていて
落球したサトの横を通り過ぎる。
あのランナー、よく走ってたなぁ。
パワーも有り、ちゃんと細かい事も出来る。
素直に強い

それにしても、痛い失点。
続く5番に長打を打たれて、これで緊張の糸がぷっつり
力の差がある相手に集中力が無くなれば、結果は当然
この回4点、次の回に3点を失う。
最終回にサトの三塁打で1点を返したが、焼け石に水

ワンプレーで流れが完全に行ってしまった。
野球の怖さってヤツですが、
フライを落としたのはしょうがない。
気を抜いた様には見えなかったし、エラーはプロでもするし。

試合後、サトに言った事は、
君はそのミットを手入れをしているのか?

今のチームになって、再三言っているし、このブログでも書いてきましたが、
こんなに道具に無頓着なチームは今まで無かった。
勿論、手入れしていれば、エラーはしない。って事はないけど、
野球に真剣に向き合えば、自然に道具に目が行くはず。

サトの答えは、予想通りの答え。
手入れをしていれば100パーセント捕れたはず。って
少し強く言った。
高学年に成っても、ヘルメットを跨ぐなって
言われている様じゃ、勝ち負けはその後だよね。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする