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将棋の日記

第2回 将棋電王戦 第1局

2013-03-23 19:08:13 | ネットソフト情報
第2回 将棋電王戦 第1局をニコニコ生中継で観戦していました。
先手:阿部四段
後手:習甦(しゅうそ)

解説によると、先手から角換わりの将棋だったようです。

どのような評価関数なのかを注目していました。
序盤の▲9六歩に、将棋ソフトが受けなかったのが、評価関数の弱点になりましたね。
中盤の▲6六歩が見えていなかったのかなと思いました。
△6五桂から手を打ちきっている印象でした。
終盤の△4一金、△1二玉が将棋ソフトの独特の評価関数だと思いました。

角換わりの将棋なので、結果的に大差でしたが、内容的には現役プロ棋士に近い部分を感じました。
自動学習の評価関数は、まだ完成されていない部分もあると思いました。


記者会見で、習甦のスペックは、2012年5月のコンピューター将棋選手権と同じスペックです。
CPU「Xeon E5-2678W(3.1GHz,8コア,16スレッド)」
メモリ「16GB」
OS「Windows7」
プログラム言語「C++」

他にはOSは「Linux」、プログラム言語は「C言語」などがあります。

<評価関数とは>
私は次のように考えています。
プログラム用語で言えば、「多分木(ノード)」、「αβカット」、「駒の価値の点」などを総合的に判断して、点数化しているのが評価関数です。
人間で言う所の読み、形勢判断(駒の損得、駒の効率、玉の固さ、手番)が、将棋ソフトの独特な部分が、評価関数だと思っています。
「多分木」とは、読みの枝分かれ。
「αβカット」とは、数手後の局面の点数化による形勢判断。
「駒の価値の点数」とは、駒の損得、駒の効率。
ニコニコ生放送では、点数だけが表示されていましたが、点数だけが評価関数ではないと思います。


残りの4局も、各将棋ソフトがどのような評価関数になっているのかが、個人的には注目です。

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