あぁ、湘南の夜は更けて

腱鞘炎やら靭帯断裂やら鎖骨骨折やら…忙しいッス。
自転車通勤往復100kmは、そんなこんなで自粛してました。

丹沢一不幸な自転車海苔~神奈川グランフォンドアゲインその2

2007年09月03日 | 自転車・どこかへ行こう
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その1から続く

この絵は意味不明だよなぁ @ 表丹沢林道


さて、牛首でパンクをしたわけだ。


大きなガレ石を踏んだのは僕と仁丹の二人、そのうち僕だけパンクはお約束?
まぁ、慣れてますからいいんですよ。みんな僕が引き受けましょう。
今日は予備チューブを1本と、パッチを6枚持ってきてますv(^o^)v
ただ、仁丹はロードを買ってから一度もパンクをしていないらしい、どゆこと!

前輪に入っていたチューブを、チューブAと呼びましょう。
そして、予備チューブがチューブBです。で、パッチが№1~№6ですね。

仁丹にレクチャーするつもりでチューブAをパンク修理ッス。ほら手馴れたもんだ。
で、空気を入れたら…漏れてますね(笑)
外してみたら穴が2ヶ所…スネークバイトでした…orz
石を踏んでリム打ちとは、想定外だったよ(≧◇≦;)ノ"
おまけに貼ったパッチがもう一つの穴を微妙に塞いじゃってる(笑)
慌てて剥がしますよ。パッチ№1が無駄に。

ここで、Tonyさんと仁丹には先を行ってもらう。完走できなくなっちゃうもんね。
ちょっと考えて、チューブ交換で先を急ぐ。チューブBッスね。

荻山林道を4km下る。ガレ石が多いけど、今日の表丹沢林道に比べれば屁でもねぇ。

ああああ、前輪の空気ねぇッス!
パンクですよ、パンク…。走って5分でパンク。あり得ねぇ~(><;
ただ、この林道は道幅が2m、薄暗い杉林の中なのでここではパンク修理はできない。
仕方ないッス、下まで歩いて下ります。
ここで500m先のコンビニで補給中の仁丹とTonyさんにDNFの連絡を入れる。

ここなら明るいv(^o^)v

が、セミがジージージージーうるさくて、空気漏れの音が聞こえない(笑)
とりあえず直さないと自転車は進まないッス。
穴の場所が分ってるチューブAをパッチ№2で直した。
そして空気を入れる…が微妙に漏れてるみたいじゃん…orz
もう一度確認をすると
さっき一度ゴム糊を塗っちゃってる場所なだけに旨く貼れていなかったみたい。
今度は念入りに紙やすりで均し、パッチ№3を貼る。
ようやく窮地を脱出ッス。

9時40分に戸川のファミマについた。
仁丹たちから遅れること20~25分か。この間に4回チューブを外してる(笑)

DNFと思っていたが、行けるところまで行ってみよう。
これが悪魔の囁きと気づかずに…
ちょっと頑張って踏んで、中山峠を越え、寄(やどりき)の集落を抜け

10:25 @ 秦野峠林道入口へ(ここまで54.24km、3時間1分)

空気圧を確認し、ほとんど休むことなく秦野峠を目指し出発。
やっぱインフレータじゃ充分な空気圧を得られないねぇ、走行は要注意ッス。

10:55、秦野峠(ここまで59.30km、3時間27分)

富士山は見えなかったね

この頃には、僕は二人に追いつく感触を得ていた。
水溜りを越えた二人のタイヤ跡がきれいに残っていたから、多分5分程度まで詰めたはず。

秦野峠から一旦100mほど下り、また12%の坂を登り詰めれば日影山の峠。
そこで休んでいてくれよ~、びっくりさせてやっからなぁ♪
もう頭の中は「太陽にほえろ」の音楽、頭の上に妄想の赤色灯を載せて追尾ッス。
ガレ石を華麗に避けて~♪

で、1kmほど下った地点でパシュッ!「あ"!」

プシューっ!まじッスか!

一手に引き受けましょうって…、こういうことぢゃ

でっかいスネークバイトですね。ちょっと1枚のパッチで貼りきれるかどうか…。
パッチ№4を使ってチューブAを直しますよ(№4とかAとかはどーでもいいか)。
で、空気を入れる、…微妙に空気漏れ(笑)
ということで荻山林道でパンクしたチューブBをパッチ№5で直すことにした。
ここならセミがいないから音漏れが聞こえるね。
小さな穴が1ヶ所、何かが刺さったんだねぇ。

そして、空気を入れる…が手ごたえがない。ポンプはキューキュー嫌な音を立ててる。
Σ( ̄□ ̄; ハッ!
あ~今度はポンプが駄目になったわけッスか!
思えば登場機会の多いポンプだったけど、

こんなところで逝くなよ、と思った。

予備のチューブも持った、パッチは6枚、そしてタイヤまでフレームに括りつけてる。
だけど、予備のインフレータを忘れた(≧◇≦;
痛恨のミス!

11時30分、60.34km、3時間30分でDNF。
直江津に続き神奈川グランフォンドもリタイヤですね。

さて、困ったぜぇ(笑)
秦野峠林道の全長は15km。ここは入口から6.5km、丹沢湖から8.5km地点だ。
戻れば秦野峠、先へ行けば日影山の峠が待ってる。
下界に下りたいのに一度上がらなくちゃいけない。よりによって…

丹沢湖までの方が距離は長いが、ローディーがいる可能性がある。
ポンプさえあれば。
待ってても誰も来ない閉鎖林道だ。下手すれば干からびて来週末に発見、とか。
8.5km、歩くしかないや。

500m歩いて残り8km…orz

この場所は下りですね。下ってるけど下界へは行けません。
鞍部まで下り、日陰山の峠まで登るための助走です。

曇っているけどいい眺め

でも、タイヤに空気がない(笑)

この登り、意味ねぇ~!しかも12%

汗びっしょりッス、でも水は大切にv(^o^)v

日影山の峠を越えると、下界にこれから行く林道が見えた。

無駄に上がっちゃったから、も~


起点から10kmって書いてあるねv(^o^)v

分っちゃいるけど、裏側の終点からの距離を確認しちゃいます。

終点から2kmとかになってたらいいなぁ、と思って

ついついキョロキョロしながら歩いちゃうね。
「ポンプ落ちてないかなぁ」
って無理だって…(笑)

秦野峠を目指す二人連れのハイカーとすれ違った。
「フレンチバルブの空気入れ持ってません?」
駄目もとで聞いてみる価値はあるが聞けなかった、当たり前か(^^

450mほど下るのだが、とても身体に厳しいッス。

この半端な斜度はともかく、10%を超える下りがきつい。


靴底は滑るし、勝手に進んで行っちゃう自転車を押さえなくちゃいけないし。
"ほぼ平地"は時速6km/hで歩けるのに、10%を超えると5km/hでも恐いッス。

1時間近く歩いたところで仁丹から電話、小山のコンビニで昼食中だとか…
腹減ったぁ…双龍は出前してくれないかな。タンメンと8気圧まで入るポンプ。

おぉ!随分下ってきた。自転車なら3分だな…(><

あのガードレールの部分を歩いていたのは何分前なんだろう

嬉しくねぇ~13%。

もう足首が痛いッス。背筋と内腿も張ってきた

もう歩けません。自転車邪魔ッス、ぶん投げたい。
本当に下り坂は無理ッス。

というところで13%

だから歩けねぇって


おまー!


ボトルの水もあとふた口・・・
ところで丹沢湖に着いたからってどうなるんだ?ローディーはいるのか?

でも、あと2kmは嬉しかった (*^-^)b

チャリなら4分、歩けば30分

ここで仁丹から電話が!
ちょうどFireBallさんと風太さんが丹沢湖にいるらしい。
秦野峠をキセルして彼らの目的地である丹沢湖に直接来たということだ。
12時35分、林道出口のビジターセンターまで救助隊が要請された!
あとはFireBallさんからの連絡を待つ。

が、携帯電話、ふと気づけば圏外ッス。
先ほどつながったところまで戻れば圏内、だけど永遠に丹沢湖には着かない。
なおも下れば、時折、圏外マークが消える。
「ここだ、ここで電話よ、来い!」
だけど、すぐに圏外に(そりゃそうだよ、人も車もこないもん)
何度目かの"びみょー"な圏内で、電話が来た!
ちょうどビジターセンターに来たところで、僕は林道への入口を教えた。

ほぼ、丹沢湖というところ、13時ジャストに救助隊が来た!

結局7.5km歩いた

早速ポンプで空気を入…?…入らないじゃん。
FireBallさんのチューブをもらって入れると空気が入る。僕のポンプでも入る。
あ~!
チューブBはバルブの不良だった。
あの時、スネークバイトのチューブAを諦めずに修理してたら走れたんだ。
んだよー!

は、ともかく、空気が入ったタイヤだよv(^o^)v


救助隊の背中が頼もしく見えた


13時30分、丹沢湖

自転車は押して歩くもんじゃないや


全長15kmの秦野峠林道、BLUEが歩いた部分だね


背筋と太もも、足首が痛い僕は、もうのんびり走るしかないッス。
平塚へ帰る二人の背中を見ながら行く。
途中の長い下りでアイウェアを落とす。急には止まれずに、随分進んでから戻って探す。
フレームもレンズもクリアだから見つからねぇ。
ようやく見つけたけど、また一人ぼっち…

は、寂しいので246旧道に入った二人を追う。
そして、追いついた(*^-^)bイエイ!

途端にバシュー!、とでかい音
FireBallさん、タイヤのバーストです。

ごめんねぇ、僕が追いついたばかりに

もうタイヤが逝っちゃってます。
ここで出番ッスよ、僕の予備タイヤ

FireBallさんもパンク初体験だとか…不思議だ、このパンクの偏り

まぁ、僕のパンク運はFireBallさんに移ったということで(とか言ってると殺されるな)

その後は空気圧の低い2名のローディとMTBというのんびり平和な隊列を組んで
途中、ちゃんぽんを腹に収めたりしながら湘南へ帰ってきた。

仁丹からは大観山、湯河原と途中途中のメールがあった。
そして見事に19時15分茅ヶ崎サザンビーチにゴールした。
仁丹、Tonyさん、ブラボー!

FireBallさん、風太さん、ありがとう。
あの時二人が丹沢湖に来ていなかったら僕はどうしていたのだろう。


今日は昼ごろから徐々に両方の尻の筋肉痛が酷くなりトイレに行くのも難儀になった。
そして両足首は…捻挫したように痛い。今歩けなくなってきた。

◇本日の自転車◇
自転車は(荻山林道の徒歩も含む)
113.03km 5時間37分、平均速度20.1km/h
歩きは(荻山林道を含まず)
7.50km 1時間20分、平均速度5.6km/h

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37 コメント

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wktk (えぞ)
2007-09-03 22:40:43
しながら待った甲斐がありました。

>>期待したら駄目です、ぜんぜん駄目です。

またまた何をご謙遜を。
こんなネタを提供して頂けるなんて(涙目)

・・・しかし、後半の下り坂はキッついっすねぇ。
自転車押さえて歩くのもアレですが、乗れていたらと思うと・・・
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(-人-) (ペ★彡)
2007-09-03 22:52:13
SPDだからまだ良かったですね。SPD-SLとかだったら(ぞぉ~)。そのときは裸足で下る羽目になるでしょうから…。

ちなみにパンク大魔王が降臨すると悲しいのでチューブ2本+パッチ数枚持っていつも走ってるのは内緒(^o^;)
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有り得ないッス! (モリ)
2007-09-03 23:03:37
でもこれが真実なんですね。
右下がりの黄色い標識までもが恨めしいとは......(爆)

初めてお会いした二人が救世主になるとは、これまた予想外です。
ついていないんだか、いるんだか。

前から思ってたけどmasaさんほどパンクの神様に好かれている自転車海苔いないだろうな。
厄年過ぎたのにね~
週末、寒川神社で御祓いしてもらったほうが良いかも(^^;
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いやいや (151A)
2007-09-04 00:13:44
いつもコメント返しをありがとうございます。
何を言いますか、十分楽しまさせていただきましたよ
こんなに苦しんでいるのですからブログランキング1位になるように、クリックを連打しておきますから(笑)これからも冒険してくださいね。
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すごすぎる! (ショウ)
2007-09-04 00:18:50
なんか一人で山を走るのが怖くなりましたヨ!

でも、masaさんとだけは走りたくないかも‥(笑)
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Unknown (らんた)
2007-09-04 00:56:05
ヤビツ峠~早戸川林道、丹沢一不幸な自転車海苔…orz

の時より、孤独感と悲壮感が…。

って、ココにチャウチャウでも出てきたら一巻の終わりですよね。ご無事で生還オメっす。

しかし…土砂崩れしてたら走っちゃダメですよ。
林道は土砂を30cmも乗せて頑張っていられるような強度ありませんから。=いつ崩れて奈落の底まで落っこちてしまうか分かりませんからね。

楽しく無事に走れてナンボですからね。



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毎度ですね~ (okumura)
2007-09-04 03:21:31
ここまでパンクするとは…
それでも走り続けるのはさすがです!
鶴が岡八幡に行って、一回お祓いしてもらってはどうですか?(笑)

ちなみに僕のコンチのタイヤ、長さ5mm幅1mmの大きな裂け目×2(かなり深い…)がありますが、ガラス片を何回も踏んでいるのにも関わらず、未だパンクしてません。ちゃんと内蔵ベルト&交通安全お守りが頑張ってくれているようです。
高いけどGP4000オススメです。
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合掌 (ヲレ)
2007-09-04 05:37:44
おそるべし林道((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
おそるべしパンク運((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
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読んでて悲しくなってきた (ussy)
2007-09-04 05:53:54
お疲れさまでした。
私なら林道の入り口で迷わず引き返します。
それが漢というものなのでしょうか?
よくわかんないけど。

養生されてください。
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憑いてる? (yuzito)
2007-09-04 06:39:02
masaさんにはホントにパンク大魔王が憑いているのかもしれない。と読んでいて思わされました。こわいです。モリさんの言うように一度厄払いされたほうが良いのでは。
救助隊の登場にはこちらまで感動しちゃいました。最後は走って帰宅できて良かったですね(^^
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