天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

R・オリヴィエが13歳男女のキューピット役を演じた映画『リトル・ロマンス』を再鑑賞し枯れた名演に感動

2014-07-13 10:22:42 | 日記
今日の日記は、今久しぶりにDVDお茶の間鑑賞している映画『リトル・ロマンス』(ジョージ・ロイ・ヒル監督 ダイアン・レイン テロニアス・ベロナール ローレンス・オリヴィエ主演 1979年アメリカ製作)での老いても名優ぶりを発揮したイギリス俳優ローレンス・オリヴィエのことです。添付した写真は、その映画の一シーン(中央の老紳士がローレンス・オリヴィエで、左側がダイアン・レイン 右側がテロニアス・ベロナールの主演カップル)です。
私はこの映画を、公開当時劇場でも鑑賞していましたが、35年の歳月を経て、その映画を私自身の見る目が多少変化したことを今回の再鑑賞で痛感しました。この映画は、『明日に向って撃て』『スティング』の名匠ジョージ・ロイ・ヒル監督が、13歳の少年・少女のみずみずしい初恋を描いた秀作です。『ベネツィアの”ためいき橋”の下で、日没の教会の鐘が鳴る時に、キスをした恋人たちは永遠に結ばれる』との、当時の映画宣伝チャッチコピーに誘われて、独身だった私も劇場鑑賞したのでした。
そして、劇場で鑑賞した当時の私は大学を卒業し就職した青年期でしたので、この映画のラストで別れた幼いカップルの10年後の姿(自分と同じ歳)を思い描き、この二人の生き末を応援したことを今、当時を振り返って懐かしく思い出しています。
また、今回再び鑑賞して、この若い二人のキューピット役を果たした老紳士を演じた名優ローレンス・オリヴィエの枯れた名演(当時はあまり意識はしなかったが)に、私は強く感動しました。やはり、この演技で、ローレンス・オリヴィエは、1980年アカデミー助演男優賞にもノミネートされただけはあると強く痛感しました。でも、ローレンス・オリヴィエは前年『ブラジルから来た少年』(私の日記でも過去に紹介済)で、主演男優賞を受賞していたので惜しくも連続の受賞を逃したものと思われます。
私自身も、老紳士を名演したローレンス・オリヴィエの年齢に、10年後到達します。そして、自身の恋愛よりも孫世代のキューピット役になってしまうのか?とちょっと寂しい思いを、懐かしい映画を見ながら今自覚しています。
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