天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

従軍慰安婦登場20年前から『サンダカン八番娼館望郷』有セネカ名言”難しいは憎悪消去教育”を支援GLに

2012-08-26 09:18:05 | 日記
今日の日記は、”からゆきさん”を扱った日本映画『サンダカン八番娼館 望郷』(1974年製作 山崎朋子原作 熊井啓監督 栗原小巻 高橋洋子 田中絹代主演)のことです。
添付した写真は、その映画の1シーンの3カットです。上段は、ルポライター役の栗原小巻が”からゆきさん”元娼婦・老婆役の田中絹代から昔話を聞いてしているところです。その他は、田中絹代のアップシーン(私注:この演技で彼女は、第25回ベルリン映画祭で最優秀主演賞を受賞)です。
最近の私の日記の「韓国人女性従軍慰安婦」に関連して、私が過って劇場で鑑賞して感動した名作映画『サンダカン八番娼館 望郷』を、今懐かしく思い出しています。
日本には、1990年台に唐突として従軍慰安婦問題が世論を賑わす20年前に、山崎朋子氏が、”からゆきさん”(東アジア・東南アジアに渡って、娼婦として働いた日本人女性で長崎県島原半島・熊本県天草諸島出身の女性が多く、その海外渡航には斡旋業者(女衒)が介在、「から」は、ばくぜんと「外国」を指す言葉)を扱った『サンダカン八番娼館』を出版していたのです。その原作を、映画化したのが本作品です。
だから、日本軍が海外進出した15年戦争(私注:学者・吉見義明氏の表現)期には、既に、民間業者が経営する立派な娼館が、海外各所に存在していたのです。また、娼婦は朝鮮人女性だけの”専売特許”では全く、日本人女性が大多数であり、それら日本人女性は、韓国人女性と違い、国家に決してその補償を求めてなどしていません。
また、大阪市の橋下徹市長が、従軍慰安婦問題について「軍に暴行・脅迫を受けて連れてこられた証拠はない」と述べたのも、これら立派な施設が存在している歴史的事実が、その根拠となっていると、私は強く推察しています。
しかし、これに反発した市民団体「日本軍『慰安婦』問題・関西ネットワーク」は24日、大阪市役所を訪れ、橋下市長あて公開質問状『私注:橋下市長発言は「事実に反するばかりか、女性の人権をないがしろにする看過できない重大な問題を含んでいる」として、謝罪と発言の撤回を要求。その上で、慰安婦の募集や移送などに強制性があったことを認めた93年の河野洋平官房長官(当時)の談話を批判する根拠などの説明を求めている。回答期限は1週間以内。』を提出しています。
この支援市民団体は、この名作映画『サンダカン八番娼館 望郷』を全く観ていないから、”軍に暴行・脅迫を受けて連れてこられた確固たる証拠が有る”と頑な主張しているのです。
古代ローマ帝国の有名な哲学者セネカ(BC4年~AC65年)の名言に、”やさしさや愛情を育てる教育は、それほど難しくはない。ほんとうに難しいのは、残虐さや憎悪を消し去る教育である。(「怒りについて」より)”があります。
今、韓国人や彼らを支援するグループに強く求められているのは、この2,000年も前に、この現在の国際紛争「韓国人女性従軍慰安婦」を、適切に予言した哲学者セネカの名言を、良く咀嚼することです。そして、客観的に国際社会が強く納得するより冷静な対応を執ることです。
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