シニアー個人旅行のかわら版

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東京から奥日光へ日帰りハイキング

2010-08-14 10:32:53 | Weblog
東武鉄道の電車と路線バスを利用して、
東京から日帰りハイキングをいかがでしょうか。
赤沼を基点とした戦場ヶ原や小田代原をめぐる初心者コース(約3時間)から、
湯元温泉を出発して秘境切込湖・刈込湖を巡り光徳牧場に至る上級者コース(約5時間)まで変化に富むコースを日帰りで楽しむことが出来ます。

アクセス

東京から片道150キロもある奥日光です。特急やバスの便は沢山あるのですが、日帰りとなると往路で利用できる電車は次の3本(実質2本)しかありません。

往路①:北千住駅6:31(快速日光行―普通)→8:25東武日光駅
   東武日光8:37(路線バス)→滝上→赤沼→光徳牧場→10:02湯元温泉
往路②:北千住駅7:21(快速日光行―普通)→9:20東武日光駅
往路②:北千住駅7:42(特急けごん)→9:16東武日光駅
   東武日光9:32(路線バス)→滝上→赤沼→光徳牧場→10:57湯元温泉

復路のバスの便は一時間に1~2便あり、コースに合わせて利用できます。なお、光徳温泉に寄らないバスがあり、その場合は光徳温泉入口まで歩くことになります。
 湯元発日光行き バス時刻表
http://www.tobu-bus.com/pc/search/bs_tt.php?key=43044_12

交通費

路線バスの乗り降り自由の「まるごと日光東武フリーパス」4、520円を利用します。特急料金は北千住・日光間(片道)は1,440円です。

ハイキング

次のサイトのハイキングマップをご覧ください。
http://www.yutaki.com/hikingmap.html

切込湖・刈込湖コースは次のサイトをご覧ください。
http://www.tobu.co.jp/playing/hiking/shizen/kirikomiko/ 

    標識や案内板は完備しています
熊の生息地域を歩きます。少人数のグループの場合は、鈴などを用意します。
秋のハイキングは、4時までには歩き終えるようにします。
紅葉のハイシーズンには、いろは坂が大渋滞し、路線バスが大幅に遅れるため、土曜日・休祭日の日帰りハイキングプランはお勧めできません。

ハイキング報告です

  7月に光徳沼、小田代原、戦場ヶ原、赤沼、三本松へと、花の写真を撮りながらの4時間のハイキングを楽しみました。



 写真は光徳沼です。50数年前、友人と何度かキャンプを張った場所です。バス停留所「光徳沼」で降りる観光客はいないようで、沼までの小道は、草で覆われていました。
  50年前ぶりの沼との再会でしたが、かつて水量豊かであった沼はほとんで草で覆われ、湿原に変わりつつあり、沼の片隅を、清冽な水が流れているだけです。あと、50年もすれば、「光徳沼」という名前だけの湿原となっているでしょう。
 沼の周辺のズミの木々も一段と大きくなり、時の流れを感じました。

  戦場ヶ原の入り口として賑わいを見せる赤沼バス停留場近くにもかつては「赤沼」という沼がありましたし、光徳牧場奥の山王峠の下には「涸沼」という名の草原があり、長い年月を経て、沼地→湿原→草原と変わっていた過程が見て取れます。



光徳沼から流れ出た「逆川」は、戦場ヶ原に流れ込んでいますが、この川沿いのハイキングコースを歩くと、ウラジロモミの原生林が見られます。写真は、ハイキングコースの途中にある樹齢数百年はあろうかと思われるウラジロモミの巨木です。
ウラジロモミの樹皮はシカが好んで食べるため、シカの食害を受けやすい樹木です。これを防ぐため、ウラジロモミに高さ2メートルほどの鉄製の網を巻きつけ、保護しています。

また、川沿いに植林した若木も食害を防ぐための網を被せてありました。



 湯の湖と中禅寺湖の間の高原に広がる海抜1,200m~1,300mの戦場ヶ原と小田代原は高原植物の宝庫です。特に、桃色のホザキシモツケ、紫色のニッコウアザミ、白色のイブキトラノオの群落は戦場ヶ原と小田代原を代表する花です。
ここもシカの食害が著しく、現在では主要な湿原を電気柵で囲み込んで、シカの侵入を防いでいます。将来、シカの数が減少して、食害の恐れがなくなった時点で、電気柵を撤去、もとの自然の姿に返す予定です。

光徳沼、小田代原、戦場ヶ原と3時間のハイキングで撮影した花々です。




湯元温泉の情報は次のブログを・・・
秋晴れの10月12日に奥日光へ日帰りハイキングに行ってきました
電車で行く奥日光





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