シニアー個人旅行のかわら版

国内・海外旅行の話題を中心に、アップデートな情報とともに、シニアーのための手作り旅行を発信する。

マドリッド周辺の世界遺産を訪ねる1000Kドライブ旅行

2008-04-06 14:11:54 | Weblog
 マドリッドの周辺には、歴史的な価値のある、魅力的な町が数多く存在します。そして、その町には必ずと言っていいくらいパラドールがあります。そんな五つパラドールに泊まりながら、六日間、1000㌔のスペイン・ドライブの旅はいかがですか・・・!
 このコースは春から初夏にかけてと秋がベストシーズンですが、私が訪れた7月でも十分楽しめる旅でした。ただし、八月になるとスペインは夏休み、店の多くは休業となります。
世界遺産都市や歴史的建造物、宮殿、修道院、そしてドンキホーテの故郷を訪れます。

その見所は・・・
○ スペインの世界遺産指定されている13都市の内、Segoviaセコビア・Avilaアビラ・Caceresカセレス・Toledoトレドの4都市を訪問
○ 世界遺産の旧市街にあるアビラとカサレスのパラドールに宿泊
○ カルル五世の宮殿であったSierra de Gredosグレドス山脈にあるパラドールに宿泊
○ インカ帝国征服者、Pizarroピサロの出身地Trujilloトルヒージョを訪問
○ トレドの全景を眼下に一望するパラドール宿泊
○ ドンキホーテの地ラ・マンチャルートを走る
○ 支倉常長が400年前に滞在したアルマグロ修道院パラドールに宿泊


Madrid Airport Mapで全体図を・・・
スケジュールを読む前にMadrid Airport Mapを開きます。スペインの各空港のサイトに付属するこの地図は、空港からの道筋を正確な道路地図、航空写真、写真に道路を重ねた地図と三種類が表示でき、ズームイン{+}・ズームアウト{-}で地図の拡大・縮小、そして地図をスクロールしながら、走行シュミレーションができる優れたものです。

まず、今回のドライブ旅行の概観を地図で眺めて見ます。
 Madrid Airport Mapを開きます⇒空港を出発点とした地図が開きます⇒ズームアウトして旅行の全行程が示される地図まで縮小します。{-}を6回クリック⇒開いた地図を、マドリッド空港近く北西に位置するSegoviaセゴビアを北の端に、セゴビアから真下の南の端にCiudad Realシウダ・レアル、東にCasaresカサレスが来るよう地図を微調整します。この縮尺で地図の上に全行程が入ります。
 この地図を参照しながら、行程をお読みください。ただし、第二日のSierra Gredosグレドス山脈は緑の固まりになり、道路も村も表示されません。また、第五日の宿泊地Almagroアルマグロは縮尺を戻さないと地図に現れません。

ドライブ・ルートは・・・
  MadridSegoviaセゴビア→Avilaアビラ 130キロ
マドリッド北北西に延びるA-6でSistema Central中央山地を越え、AP-61経由70キロで世界遺産指定都市のセゴビアに・・・。
N-11・AP-51を東に60キロ走り、アビラに。
セゴビアの水道橋 アルカサール
アビラの写真集(城壁に囲まれた中世の町と背後に迫るグレドス山脈をそれぞれ14枚の写真で紹介。タイトルをクリックすると写真を表示)

 Avilaアビラ→Jarandilla de la Veraハランデイジャ・デ・ラ・ヴェラ 150キロ
 アビラから南西に向うN-502でSierra Gredosグレドス山脈に入る。80キロ走行、峠を越え、山脈南麗をAV-923/CL-501/EX-203EXと西に進む山道に沿って点在する村々を経て、70キロでハランデイジャ・デ・ラ・ベラ村に着く。
ハランデイジャ:宮殿パラドール 

 Jarandillaハランデイジャ→Plasenciaプラセンシア→Caceresカセレス 140キロ
 EX-203を60キロ西進。グレドス山脈を下り、プラセンシアに。アルフォンソ八世が12世紀 に建設した町。Salamancaサラマンカ、アビラからの街道が合流する要衝の地で、周辺にグレドス山脈からの川が流れ込む。E-803・A-66
この辺りから貯水池が目立つようになり、ポルトガルを横断、リスボンで大西洋に流れ込む大河Rio Tajo タホ川を渡り、80キロでカセレスに入る。
カセレス:旧市街

Casaresカサレス→Trujilloトルヒジョー→Oropesaオロペサ→Toledoトレド 260キロ
  N-521を東に50キロ、トルヒジョに。城砦を中心に開けた町。この町から16世紀初頭にピサロに率いられたコンキスタドールと呼ばれるスペイン人征服者たちがアメリカ大陸に出かけて行った。ここからE-90・A-5をマドリッドに向う。北にグレドス山脈、南にMontes de Toledoトレド山地の間の大地を走る5号線は、平坦な道で時速100キロで走行、時間を稼ぐ。100キロでもう一つの城砦の町、オロペサに。この辺りは上質な陶器の生産で知られている。更に70キロ走行、A-40・N-403でトレドへ向って南へ、40キロでトレドに。
トルヒジョ:城址
トレド:旧市街

Toledoトレド→Consuegraコンスエグラ→Ciudad Realシウダ・レアル→Almagroアルマグロ  180キロ
CM-42/N-400でトレドからトレド山地の西端を越えるようにして、南東にあるLa Manchaラマンチャ地方の大地へ向う、Ruta de Don Quijote ドンキホーテ・ルートと呼ばれる街道を南に下る。風車と城址の写真で有名なConsuegraコンスエグラからは村道でUrdaウルダを経由して、N-401へ・・・Malaganマラガンを経て、Ciudadaシウダ・レアル、Almagroアルマグロへ・・・
 冬は寒く、夏は灼熱の、海抜500~1000メートルの大地、ラマンチャも見所も多い。南にあるSierra Morenaシエラ・モレナ山脈の向こう側は、コルドバである。
コンスエグラ:風車と城址
シウダ・レアル写真集

 Almagroアルマグロ→Manzanaresマンサナレス→Madridマドリッド 200キロ
 CM-412で30キロでマンサナレスへ。E-5・A-4でマドリッドまで200キロ、2時間。


 このルートでMadrid Airport Mapを利用して、走行シュミレーションをどうぞ・・・

関連サイト:
アルマグロのホームページ
 英語版がないが、写真を見ているだけで町の様子が分かる。ホテル、レストラン、バーを紹介するINFORMACION TURISTICA 、見所と散策コースを見学順に紹介するRUTAS TURISTICASが参考になる。支倉常長については触れていないが、一行が400年前に泊まった修道院、現在のパラドールもこの見学コースに含まれている)
*イギリスのサイトFree Translation(無料翻訳サービス)を「お気に入り」に入れておき、適宜利用するとよい。

ドンキホーテ・ルート Rutas de Don Quijote
 カステイージャ、ラマンチャ地方には8つのドンキホーテ・ルートがあり、世界遺産登録を目指している。トレドからシウダ・レアルを経て、アルマグロに至る行程の今回の旅にはT1(Section 1)T8(Section 8)のルートが参考になる。ページ左にある該当ルートをクリックすると地図が表示される。記号の説明は、ページ上のCaptions and Symbolsをクリック。

パラドールの申し込みについては「2009年版・これでパラドールのずべてが分かります」をご参考に。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

閲覧数

閲覧、ありがとうございます