シニアー個人旅行のかわら版

国内・海外旅行の話題を中心に、アップデートな情報とともに、シニアーのための手作り旅行を発信する。

戦国時代へタイムスリップ・・・歴史と食を求めて(1)

2007-08-30 17:51:58 | Weblog
織田信長、豊臣秀吉、前田利家などが活躍した戦国時代・・・その足跡を訪ねようと友人四人と東京から二泊三日1,400キロのドライブを楽しみました。
その一日目の報告です。信長の安土城址と秀吉の長浜を訪ねました。安土城は三年かけて築城し、わずか三年後に焼失、現在は石垣の一部が残るだけですが、その麓に立派な安土城考古博物館があります。長浜城は観光用に再現されていますが、見所は秀吉が作った当時の町割を色濃く残す長浜の町そのものです。(写真は小谷城址を背景にした長浜の町並みです)
 そして旅のもう一つの醍醐味は夜の宴会・・・地元の伝統的な食と酒を賞味しながら、歴史へのあれこれを声高に論じ合う・・・これが30年続いている私たちグループの旅行のパターンなのです。
 
出発:東京首都高
    東名を経て、名神へ。470キロ走行
 名神:八日市I.C
    421号線を安土町へ左折、5キロ走行。街中を走るので信号が多いが、ポイントは近江鉄道踏切。二つ目の踏切を渡ると直ぐに小脇町。
 小脇町信号  
  県道201号に右折、新幹線を横切り、安土町役場方面へ。4キロ走行。安土城考古博物館の案内標識に沿って進む。
到着: 安土城考古博物館
 東海道本線ガード
    博物館の北側の山が安土城址。狭い田圃の中のガードを潜り、0.5キロ。
到着: 安土城址
    安土城跡は現在では私有地。決められたコースのみが見学が可能。石垣が一部現存するだけだが発掘は進んでいるようだ。築城当時は南側を除いて、湖水に囲まれていた。
    

    駐車場から右折、町方向へ戻る。下豊浦交差点を右折、明治時代に干拓された田圃の中を一直線に北進する県道511号を琵琶湖に向かって8キロ走行。
 水車橋 
    湖周道路と呼ばれる県道25号線に右折。琵琶湖に沿って走行。ほぼ直線道路で琵琶湖と点在する集落の黒瓦の家々がよくマッチする風景の中を快適ドライブ。別名さざなみ道路。国道8号線の抜け道となっているのか交通量は多い。琵琶湖国定公園、荒神山公園を経て、16キロ走行。
 金亀公園(彦根城) 
   彦根城を正面に見る。北側から彦根城を見ることは多いが、琵琶湖側からの彦根城も見事。ここで県道2号線に左折。磯漁港、朝妻緑地を経て、12キロ走行。
到着: 長浜



見る:
安土城考古博物館・・・安土城址を望む田園に建てられている。安土城の天守閣を取り入れたデザインは近代的。琵琶湖に住まいした弥生時代の古代人の歴史から戦国時代、江戸時代、明治時代にわたる琵琶湖周辺の歴史を分かりやすく展示してる。資料だけでなく、当時の人の様子や住まいを再現した実物展示の姿勢は大人から子供までが楽しむことができる。また、見るだけでなく、触れることもできる展示形式にも好感が持てる。戦国時代の観音寺城と小谷城の精緻な模型と安土桃山時代の城の移り変わりの説明は今回の我々の旅行にたいへん役立った。
訪れた当日は夏の夕立の豪雨の中、安土城跡の見学は諦めざるを得なかったが、閉館時間まで博物館の展示を心置きなく鑑賞できたのは幸せであった。
長浜・・・秀吉の町の区画がそのまま残る北国街道周辺の家並みは、昔にタイムスリップしたかの錯覚に陥る。火災や戦災にまったく会わなかった幸運が、長浜の町並みを往時のままの姿で残している。また、街を愛する地元の方の努力が今の町の姿を維持しているのだろう。散策したのが夜7時過ぎであったためか、多くの店は閉じ、街は街路灯が点いているものの平日のためか人通りはほとんどなく、歩いているのは私たち5人だけ。それだけに割烹の赤提灯の明かりが帳の中に浮かんでいるのにはほっと一息。

食べる:
郷土料理専門店「住茂登(すみもと)」。品数と量は少なくともよいので、本来の郷土料理のみ、予算7,000円でいう注文で予約。琵琶湖産の湖鱒の卵の付け出し、塩焼き、自家製の鮒鮨、天然うなぎ、琵琶湖の小鮎の甘露煮、そして近江牛のしゃぶしゃぶ・・・地元銘酒「七本槍」との相性もよく、全員満足。 戦前に建てられたという長浜の伝統的な作りの風情ある二階の和室も、一段と料理の良さを引き出していた。長浜というと鴨鍋が特に知られているが、これは冬の食べ物・・・季節ごとに琵琶湖の恵みを楽しめる長浜の食は、海の幸、山の幸には恵まれているわが国の中では、ユニークな食文化を誇っていると言える。

泊まる:
グリーンホテルYes長浜。8年前に鴨料理老舗「鳥新」で鴨料理を食べた折、紹介された隣のホテルに今回も宿泊。駅からも街の散策にも便利。ビジネスホテルの簡便さと妥当な宿泊料金が魅力。

一日目経費:
21,255円
 交通費:有料道路代金1,950円(9,750円÷5人)ガソリン代1,710円(8,580円÷5人)
 宿泊費:7,245円(一泊朝食付)
 宴会費:10,000円(酒代・消費税込)
 入館料:入館料350円

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

閲覧数

閲覧、ありがとうございます