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ジョルダン+オペラ座=ストラヴィンスキー「春の祭典」他

2024-04-29 | 音楽 - ストラヴィンスキー
 先日買ったCDを聴いた.P.ジョルダン指揮+パリ・オペラ座管弦楽団による,ストラヴィンスキー『春の祭典』ほか.

 どのナンバーも,譜面を正確かつ細部まで念入りに再現した演奏.ジョルダン率いるオペラ座管は,充実の技術とアンサンブルに一貫し,強奏時にもうるさくならない,整然のサウンドが魅力.このオケならではの,伸びやかな木管ソロも耳に楽しい.また,リズムの面白さやフレージングにたえず注意しながらも,生き生きとした音楽の横の流れを失わない.その代わり,偶発のミスや,多少ラフな瞬間も残されており,どこか一発録りのような気軽さがある.録音は鮮明だが,音像がやや遠く,大人しい聴感.ただし,低弦セクションは間近で激しく鳴る.春の祭典の使用スコアは,1967年版をベースに,部分的に旧出版譜にも参照したもの.


DEBUSSY STRAVINSKY RAVEL
Orchestre de l'Opéra National de Paris,
Philippe Jordan (conductor),
naïve,V 5332

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