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アクセルについて

2005-08-08 11:48:58 | 株に出会う
前場は予想通り下げましたが、持ち株の4314ダヴィンチはそのままにしておくつもりです。まあ、戻してはいるので解散の影響は何とか織り込んだことでしょう。

前場は、寄りから比較的強い6730アクセルを405Kで買いました。これもダヴィンチ同様、中期保有銘柄とします。

4974タカラバイオは、394Kで処分しました。やはりRSIが1%ということは、お恥ずかしながら、下がっても1%のようです。公定歩合と同じでゼロ以下にはできないものの、限りなくゼロに近づくことは、株価がプラスである以上、理論的にはありうることですね。この地合でなければ反発したかも知れませんが、火遊びはこのくらいにしておきます。-10Kですが仕方ありません。

こうした下落局面では、本来上がるはずの株が連れ安となっておりますので、そうした株の下値を拾うというのが鉄則なんでしょうね。

その意味では、6730アクセルは確かに四半期決算が若干の減収・減益でしたが、通期の見通しを変えているわけではありません。また、この間の下落で26週線も大きく割り込んでおり調整は完了していると見ました。

アクセルはASSPという特定アプリケーション用(パチンコ業界)のグラフィックスLSIを手がけているわけですが、AG-2シリーズへの移行が更に進んだため、1Qは減収・減益となったと会社は言っております。

ここから言えることは、この会社は特定顧客のためのグラフィックスLSIはほとんどやっていないこと。新製品への切り替え時期は売上に多少の影響が出ること。この2つです。更に、前期の決算短信を見ると、サウンドLSI(グラフィックスLSIと将来統合-One Chip化)や車載、POS、監視、セキュリティ、画像記録向けのグラフィクスLSIも完成しているようです。特定顧客のための開発をやっていないことは、戦略としては魅力的です。なぜなら、リーダー格の1社に採用されれば、なだれを打って競合他社も採用するからです。その意味での製品の切り替え時期での若干の停滞は致し方ないと思います。これが特定顧客のビジネス比率が大きければ、もっと大きな減収に見舞われていたでしょう。

商社経由の販売なので、営業力の強化には課題があるようですが、これらLSIの競争力がそもそもあるならば(ここは筆者の力では判断できません)、いずれ大きく伸びる筈です。直感的に言うと、アミューズメント用のLSIというのは、プレステーションの例を見るまでもなく、下手な産業用途のLSIよりも高度な技術が要求されます。この技術をうまく魅力ある製品にフィードバックできればこの会社の将来はあると見ています。

なお、PERが21倍と低いのはハードを扱っているからだ、との意見が一部にありますが、これは修正を要するでしょう。この会社はハードを扱っている訳ではありません。開発技術を売っているだけです。製造は半導体メーカーへの委託です。むしろ、ソフトメーカーと言った方が近いほどです。

また、機会があればこの会社のことを調べてみたいと思いますが、今のところ、40万円そこそこでこのような株を買えるということは、何か宝くじにでも当たった気がします。
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