株に出会う

団塊の世代による株を巡る雑感

休日のバッハ(5.19.12)

2012-05-19 15:58:26 | 休日のバッハ
今日の休日のバッハは、カンタータ第85番(「わたしは善い羊飼いです」)から、第2曲のアルトのアリアです。

このカンタータは復活祭後の第2日曜日のためのカンタータです。
このビオラ・ダ・ガンバに率いられたアルトの歌声、どこかもの悲しい響きをたたえております。

今日は、筆者も献体登録している某大学の献体登録者の総会に出てきました。
家人は昨年の10月13日に解剖実習を終えて「帰宅」済みです。

イエスを羊飼いと称するこの曲は、そのイエスが捨てた命が、残された人々(羊)に永遠に留まるかぎり、そのイエスの命はもう誰も奪うことができないという固い決意を、この曲に込めているかのようですね。

今日の日にふさわしい曲として、何度かしみじみと聴いてみました。

歌詞の訳は以下の通りです。(訳:川端純四郎)

Jesus ist ein guter Hirt;             イエスは善い羊飼いです。
Denn er hat bereits sein Leben          彼はその命を
Fuer die Schafe hingegeben,            羊たちのために捨てたのですから。
Die ihm niemand rauben wird.           羊たちを彼から奪う者はいません。
Jesus ist ein guter Hirt.             イエスは善い羊飼いです。

いつものように、ここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。1週間程度の公開となります。
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休日のバッハ(5.12.12)

2012-05-12 14:18:35 | 休日のバッハ
今日の休日のバッハは、カンタータ127番(主イエス・キリスト、まことの人にして神よ)から、第3曲のソプラノのアリアです。初演は1725年2月11日、ライプチッヒでした。

2011年4月2日に、ヒューイットのピアノで聴いて頂きましたが、原曲はこのカンタータです。
このハ短調のアリア、若い頃から度々聴いておりましたが、あまりに心に入り込むため、つい、ピアノのみのご紹介となっておりました。下記の歌詞のように、イエス・キリストの御手に抱かれれば、こんなにも死への恐怖がなくなるのかと、今更ながらに、音楽表現の素晴らしさに心打たれる思いです。

歌詞の最後にあるように、その死の恐怖がないのは、イエスが再び私を目覚めさせて下さる、という信仰が支えております。キリスト者だった亡き妻も、このような気持ちで死の恐怖を遠ざけたいとの意思で、洗礼を受けたと聞いております。

Die Seele ruht in Jesu Händen,
魂はイエスの御手に安らいでいる、

Wenn Erde diesen Leib bedeckt.
土がこの身体を覆う時。

Ach ruft mich bald, ihr Sterbeglocken,
ああ 死の鐘よ 私を呼んで下さい、

Ich bin zum Sterben unerschrocken,
私は恐れることなく死へと向かいます

Weil mich mein Jesus wieder weckt.
私のイエスが再び私を目覚めさせて下さるのだから。

演奏は、ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、モンテベルディ合唱団です。

いつものように、ここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。

せっかくですから、ヒューイットのピアノ盤も公開しておきます。

なお、公開期間は1週間程度となっておりますのでご了承下さい。
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休日のバッハ(5.5.12)

2012-05-05 12:34:18 | 休日のバッハ
今日の「休日のバッハ」は、カンタータ第75番(「貧しき者は 食し」)から、第5曲のソプラノのアリアです。

三位一体節後第 1日曜日の1723年5月30日に聖ニコライ教会で初演されました。バッハが聖トーマス教会のカントルに就任してからの初めてのカンタータですので、ライプチッヒの市民に対するバッハの紹介といった背景でもあるのでしょう。全体はかなり規模が大きな力作です。

その中でも、第5曲のアリアを取り上げます。

歌詞は以下のようになっております。(大村恵美子 訳)

Aria (Soprano)

Ich nehme mein Leiden mit Freuden auf mich. 勇みて 苦しみをも 負わん わが身に

Wer Lazarus' Plagen  ラザロの 痛み

Geduldig ertragen,  忍ぶ 者を

Den nehmen die Engel zu sich. 天使は 迎え入れん

このアリアは、オーボエ・ダモーレに先導されて、もの悲しい旋律をソプラノが歌い出し、そのまま静かに終わりを迎えるのかと思いきや、最後の、「天使は迎え入れん」と歌い込む部分は、それまでの曲の流れからは想像できない世界をバッハは創り上げておりますね。2分8秒あたりからです。

やっぱり、バッハのカンタータの世界は聴き飽きない深さがあります。

いつものように、ここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。期間限定の公開です。
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休日のバッハ(4.28.12)

2012-04-28 10:51:14 | 休日のバッハ
今日の「休日のバッハ」は、カンタータ第62番(「いざ来ませ、異邦人の救い主」)より、冒頭の合唱です。

この細やかに刻まれるストリングスを聴いて、何かの奇跡が起こるのを予感させるような気分になりますが、今まさに救い主たるイエス・キリストを待ち望んでいる、それを歌った合唱です。コラールカンタータの名曲の1つ。

歌詞は次のようになっております。(小林英夫 訳)

Nun komm,der Heiden Heiland   どうぞ来て下さい、すべての民の救い主よ、
der Jungfrauen Kind erkannt,   乙女から生まれる御子と預言された方よ。
des sich wundert alle Welt,   全世界が驚嘆するのを承知の上で、
Gott solch Geburt ihm bestellt. 神は御子の誕生をこのように あらかじめ定めておかれたのです。

このところ立て続けに、バッハの協奏曲の名曲、ブランデンブルグと管弦楽組曲のCDを取り寄せ聴きましたが、これまで何度となく繰り返し聴き、またコンサートでも聴き過ぎているせいか、新たな感動というのはあまり湧き出てきませんでした。

ところが、バッハのカンタータの中には、このような有名な協奏曲に勝るとも劣らない曲がコラールの合唱と合わさって沢山残されております。

キリスト教の宗教的な背景から作曲されているだけに、音楽性は有名な協奏曲よりも遙かに高い。

演奏は2つ。ヘルムート・リリングとジョン・エリオット・ガーディナーです。より劇的な演奏がリリングといった違いはありますが、双方ともほぼ同じような演奏ぶりですね。

いつものように、ここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。

BWV62Coroとなっている方がヘルムート・リリングの演奏です。
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休日のバッハ(4.21.12)

2012-04-21 12:18:56 | 休日のバッハ
今日の「休日のバッハ」は、2010年11月14日にご紹介した、BWV974のアダージョを、ピアノ盤でお贈りします。

ピアノはアレクサンドル・タローというフランス人です。まだ44歳の若手。

ちょっとバッハらしからぬ曲ですが、このアダージョは、A・マルチェロという人のオーボエ協奏曲をバッハが編曲したものです。でも、それなりに印象的な曲に仕上がっていますね。

バッハはよくビバルディの曲を編曲しますが、このマルチェロに関しては珍しい。

以前にアップしたハープシコード盤と聴き比べれば、2つの楽器の違いが分かるかと思います。やはり、感情的な側面はピアノの方が上手ですが、曲の神髄を伝えることにおいては、どちらもあまり変わりはないと感じます。

ハープシコード盤は既に削除済みでしたので、今回、あわせてアップロードしておきます。
いつものように、ここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。
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