あれこれ思うがままことのは

日々、感じたこと思ったことを語ります。季節や花、洋服のこと、時々音楽や映画かな。

ただ呆然と胸につきささりしピエタ

2013年07月26日 | 映画

      
初めてキム・ギドク監督作品を観た。
美しく感動的な映画ではない。目を背けたくなる場面の連続は
耐えがたいほど。
それなのに、ひたすら打ちのめされた。
人間の業に、残酷さに、複雑さに、弱さに。
慈悲と愛に。

主人公の孤独の闇を溶かす愛。
冷酷で残忍な許しがたい主人公に報復を与えようとする女の憎悪と慈悲。
愛を知った主人公の一途さ。
心は魔物、ノーコントロール。

人間とはなんて複雑な存在なのだろうか。


シャキっと、ひとつ。

2013年07月25日 | ものや道具たち

     
料理をするときは、エプロンがかかせない。
水はねが気になるからというものあるけれど、料理をするための
気合入れという作用が大きい。
だから、フワッとしたエプロンではなく、腰でキュキュっと巻くタブリエ派。
これがあるとないとでは違う。
台所に向かって、さぁ!という気持ちになる。
たいして凝った料理はしないにしても。

先日新しくした2つのタブリエ。
ここ数年来、もっぱら手作りしている。といってもなんてことない。
既製品のキッチンリネンに、手芸用のテープを縫い付けるだけ。
端の始末もなく手間要らず。
今回は、昨秋ごろ無印良品でセールになっていたランチョンマットを利用した。
麻100%で、しっかりと厚手。でもランチョンマットだからちょっと横幅が狭い、
それもご愛嬌にしよう。
特にボーダーの方は今夏のモードに迎合していて、黒いTシャツとデニムなど、
シンプルなものに合わせると「気分」。

目に美しく手触りなめらかな麻やコットンに目がない。
そんなテーブルクロスやキッチンクロス、ランチョンマットなどを見つけたら最後、
抱え込みたくなる。
昔は、亜麻を使用したホンモノの麻製品はとても高かったけれど、今は
アイリッシュリネンやベルギー製でなくても、リトアニアやエストニア製などでも
いい確率で上質なものに巡り合える。
最近は日本製もなかなかに秀逸。 ここは商売として勝算が見込めるとなると
日本の馬力はすごい。