渡なべ（東京都新宿区）

　らーめん（800円）　★★　2004-185

　１３時を過ぎても、店の前には１０人以上の待ち客が。店構えは料亭のよう。小１時間待って、ようやく店内に入る。照明を落とした、シックなムードに、１０席くらいのカウンター。らーめんを注文。ショッキングなほどに真っ茶色のスープ。一口啜ると、強烈なまでに動物系と魚系の濃い味が襲ってくる。「俺の空」よりもかなり無骨な感じである。麺は極太の軽く縮れが入ってもので、モチモチとした食感が楽しめる。板チョコみたいなメンマが３枚。食べるのに苦労する。細長くてペランとしたチャーシューは、あまり存在感無し。完全にメンマに食われていた。ともかく、強烈な１杯。

俺の空（東京都新宿区）

　豚そば（700円）　★★★　2004-184

　正午前に高田馬場の駅裏に行くと、線路沿いにすでに８０人以上の行列ができている！　まだ開店してないというのに。そうまでしてラーメンが食べたいのか？　待つこと１時間強、ようやく順番が回ってきた。店はカウンター１０席ほど。定番の豚そばを注文。すぐに出てきた。スープを口にすると、豚と魚系の深い味わいが口の中に広がる。美味い！　コクがあって、どちらかと言うと後者の味が強いかも。玉ネギの甘みも感じる。麺は中細のストレート。スープとよく馴染んでいる。チャーシューはフレーク状にしたもので、タレがよく染みていてジューシー。口の中でじゅわっと肉汁が溢れ出てくる。並んで食べる価値は十分にある。今度はつけ麺に挑戦したい。店を出ても、さっきと変わらない行列がそこにはあった・・・

さっぽろ純連（東京都新宿区）

　みそ（800円）　★★　2004-183

　「すみれ」ではなく「じゅんれん」である。夜に高田馬場に着き、店を目指す。看板の明かりが消えていたので、閉店かと思ったが、まだやっていた。間に合った。塩・醤油にも惹かれたが、やはり味噌を注文。ラーメン博物館の感動再び、を期待する。あの時は、口の中が麻痺する位の味噌の味と熱さだったが・・・　早速にスープを注意して啜る。　・・・　弱い・・・　あの時ほどのインパクトとは程遠い。熱さも控え目だし、味噌も薄かった。やはり本家「すみれ」には及ばないなぁ・・・　黄色い麺は太めの縮れたもので、なかなかの食べ応え。スープをよく絡める。具にはチャーシュー・ネギ・メンマ。程好く砕かれたチャーシューはジューシーはなかなか美味い。さすがに味噌こってりなので、連食は止まってしまった。

くじら軒（東京都新宿区）

　塩らーめん（700円）　★★★　2004-182

　新宿駅真上のMYCITYに入っているお店。出張での仕事を終えて立ち寄る。くじら軒は小樽・大阪に次いで３軒目。少しだけ待たされて、席に着く。向いのテーブルの席に、なかなかかわいい女性×２が座ったのでラッキー。何にするか迷ったが、今回は塩らーめんを注文。スープから良い匂いが漂ってくる。これは楽しみ。スープを啜ると、鯖節・鰹節の魚介系の味が全体の風味をリードしていて、それに野菜等の旨味がよく溶け込んでいる。塩だとそれがよく分かる。美味くて、ほっとさせてくれる味。刻み唐辛子がアクセント。麺は細めだが、それなりの歯応えがあり、そして、美味い。具にチャーシュー・メンマ・海苔・ナルト・法蓮草。スープの味を濁らせないよう、控え目な味付け。チャーシューは箸で掴むと崩れる軟らかさ。やっぱり、美味かった。名古屋にも出店してくれないかなぁ・・・

ばくだん屋（東京都千代田区）

　ばくだん屋のらーめん（730円）　★★　2004-181

　東京駅地下街の「ラーメン激戦区」にあるお店。この一角には、ラーメン屋や中華料理屋が７軒出店している。出張で東京に着いた際、昼食を求めて立ち寄る。店内は昭和20～30年代の下町を思わせる作り。「廣島つけ麺本舗」という幟が入口に出ていて、つけ麺がメインなのか？と思いつつも、らーめんを注文。さほど待たずに、らーめんが運ばれてくる。真っ赤な醤油色のスープに、背脂がプカプカと浮く。さて、一口。見た目ほど辛くはなく、むしろ甘い。背脂のおかげで、コクが加わっている。麺は中細のもので、軽く縮れがある。具にはチャーシュー・味付玉子・ネギ・海苔。チャーシューはバラ肉で、程好い脂にしっかりと味がのっている。今度はつけ麺を食べてみよう。

ありがた屋（名古屋市千種区）

　味噌らぅめん（750円）　★★　2004-180

　池下に出た際に、またもや立ち寄る。鮭を使った新作を期待して行ったのだが、まだまだの様である。今日はカウンター全席が埋まっている盛況ぶり。久々に味噌らぅめんを注文。きっちり時間を計り、丁寧に作っている。「寒くなってきたので味噌をちょっと変えた」と言うのだが、そこまで私の舌は敏感ではない。前との違いは良く分からなかった。味噌辛さは全くなく、糟汁っぽい風味は相変わらずである。麺は中太のもので、わずかに縮れがある。クセもなく食べられる。大判のバラ肉チャーシューは、箸で上げるとホロホロ崩れていく軟らかさ。もうちょっと全体的にインパクトがあれば言うこと無しなのだが、贅沢だな・・・

ラーメン福三（京都市北区）

　濃厚鶏そば醤油（650円）　★★　2004-179

高安（京都市左京区）

　中華そば並（600円）　★★　2004-178

　夕方６時に開店だが、１０分前に着いた時にはすでに何人か並んでいた。久しぶりの高安である。鶏の唐揚が美味そうで、思わず注文しかけたが、連食中であるので、ここは我慢。乳白色のスープは、豚と鶏双方の独特の甘みを感じることができる。

らー麺創房日本一（京都市中京区）

　極上塩ら～麺（700円）　★★　2004-177

　大阪の仲睦まじいラヲタ夫妻も合流して、京都のラヲタ師匠一押しのらー麺創房日本一へ。いや、この店は「ぱこぱこ」と呼んだ方が良い。何せ、入口の暖簾に正々堂々と「ぱこぱこ」と記されているからだ。何にするか迷ったが、極上塩ら～麺を注文。何とも大層な名前だ。日本各地から取り寄せたという天然の食材を使うという１杯。具を掻き分けてスープをすすると、動物系・魚系や昆布等からとった、奥行きを感じる味。塩っ辛さもほとんどない。麺は細めのストレートで、モンゴルの天然原料のかんすいを使っているとのこと。具はチャーシュー・ネギ・メンマ・玉子・水菜のてんこ盛り。これだけ乗せると、かなりスープの熱を奪っているように思うのだが・・・　具も良い出来であったことは間違いない。ただ、賑やか過ぎる印象がある・・・　気さくなご主人が、工夫を重ねて辿り着いた味と感じさせる一杯であった。

いさ美人（京都市中京区）

　地鶏ラーメン（630円）　★★　2004-176

　京都の飛ぶ鳥落とす勢いのラヲタ師匠に連れられて、昼食前の１杯を食べに行く。御前御池のお店ということで、以前の下宿とは目と鼻の先である。このお店、実は薩摩地鶏を食べさせてくれる居酒屋さんで、昼だけラーメンを出しているとのこと。客は私達２人だけ。地鶏ラーメンを注文。名前通り、薩摩地鶏からとったスープは、量は少なめだが、濃厚でしっかりとした味わい。鶏のコクが溢れている。麺は中細でストレートのものを使っている。具はシンプルにネギとモヤシと肉。豚ではなく、地鶏を使っている。周囲を炙っているのか、縁の部分がすごく香ばしい。もちろん肉も柔らかくて美味い。さすがは地鶏専門店と唸らされる１杯であった。

華山（奈良県奈良市）

　醤油そば（600円）　★★　2004-175

　正倉院展を見た後、１年ぶりに華山へ。１年前の男４人での奈良ラーメンツアーのシメに行った店である。近鉄の富雄駅のすぐ近くのお店で、無理矢理路駐して店に入る。カウンターのみの席で、若いご主人が厨房に立っている。ご主人、１年前のことは覚えて覚えていなかった。メニューはシンプルに塩か醤油。前回は塩だったので、今回は醤油を。丁寧な仕事振りで作られた１杯は、ふわ～りと醤油の香りが漂ってくる。すっきりとした味わいで、和風だしがよく効いている。柚子皮も良いアクセントである。北海道産小麦を使ったという麺は細めで軟らかめ。つるつると口に運ばれていく。ちょっと脂っぽいチャーシューが４枚。全体的にもう少し脂を控えてもいいのでは・・・　塩の時ほどの感動はなかった。塩の方が好み。

無鉄砲（奈良県奈良市）

　とんこつラーメン（600円）　★★★　2004-174

　正倉院展に行く前に、奈良店に立ち寄る。近頃の無鉄砲の掲示板を見てみると、かなり奈良店が叩かれているようであるが・・・　１２時前に奈良店に着くと、珍しや、行列は全くなかった。今日もとんこつラーメンを麺堅・こってり・ネギ多めで注文。並々と白濁したスープは、器の外にまでこびりついている。どろっとしたスープを飲むと、これでもかとばかりにド豚骨の味が襲ってくる。いつもながら強烈である。口の中にはざらざらと骨粉が残る。縮れのある中細の麺に、このスープがびっしり纏わり着いてくる。見た目、スープを食っている感じ。でも、麺にもしっかりとした味がある。これだけのスープだと、チャーシューは弱くても仕方ないような気もする。スープを飲み干すと、器の底に骨粉がざらりと残っていた。味は落ちていないと思うが、確かに掲示板にあるとおり、店員の動きが悪いように見える。　

須崎家（名古屋市千種区）

　黒（しょうゆ）（700円）　★★　2004-173

豚そばぎんや（名古屋市北区）

　豚そば（600円）　★★　2004-172

一徳（名古屋市西区）

　いっとくラーメン（680円）　★★★　2004-171