まにラーメン

はたけの食べ歩きの記録です  ★★★★激美味い!  ★★★美味い  ★★普通かな  ★ごめんなさい

武蔵家(沖縄県那覇市)

2006年08月26日 | 九州・沖縄地方
 ラーメン(600円) ★★★ 2006-242 地図

 那覇空港での乗り換え時間が2時間弱あったが、空港でぼーっとしてるのもあれなんで、食事処を求めて那覇市内の県庁前へ。最初はどこかの定食屋にでも行こうかと思ったが、そういえば近くにラーメン屋が2軒あったことを思い出す。が、中村屋は今回もお休み。というわけで、数軒隣の武蔵家へ。去年来た時、あまりの濃厚豚骨に驚いたお店。一瞬ムテが頭を過ぎった。店舗はビルの2階なのだが、1階にいてもスープ臭が漂ってくる。店内に入れば、ムンと暑い。迷ったが、券売機でデフォのラーメンの食券を買う。味の濃さ・油の量・麺の固さを調整できるそうだが、全て普通で注文。しばらくしてラーメンが登場。茶濁したスープに海苔・ホウレン草・チャーシューと、店名通り家系風。スープを口にすれば、の、濃厚でまろやかなトンコツ~! 去年よりも濃さは抑え目のような気もするが、醤油タレとの相性も良く、これだけ外が暑くても飲み応えのあるスープである。鶏油を使っているのか、豚骨風味の奥から鶏の風味も感じられる。麺は太めの平打ちのもの。ん、えらく麺が短いぞ。モチモチとした食感が食べてて楽しい。風味もスープに圧されていない。具には海苔3枚にホウレン草、チャーシュー。厚切りチャーシューは脂も程よく抜けて、柔らかくて肉気たっぷり。最後はニンニクを投入して、スープを飲み干す。そうなると、さすがに汗が出放題(笑) でも、美味かった。

一番軒(名古屋市名東区)

2006年08月23日 | 名古屋市(千種・名東区)
 長浜ラーメン(550円) ★★★ 2006-241 地図 前杯

 夜の仕事の前に、一番軒で腹ごしらえ。先日近くにラの壱ができても、あの繁盛っぷりは健在だろうか。夜7時過ぎに行ってみると、思ったより客は少ない。やはりラの壱に客をとられたか? 中に入ると、妙に静かだ。あのうるさいくらいの、いや、良すぎるくらい店員の威勢はどこに行ったのだろうか。客への応対も以前と比べれば今ひとつ遅い。久々ということで、ノーマルに長浜ラーメンを注文。少し待って、ラーメンが運ばれてくる。乳白色のスープは豚骨の旨味をよく引き出してして、濃度も文句なし。それでいて豚臭い粗野感もなく、いつもながら良い出来。堅めで頼んだストレート極細麺も粉っぽさがなく、一気に食べられる。トッピングはチャーシュー・ネギに海苔。海苔はスープに浸しても、味はしっかりしている。チャーシューは味付けはほどほどに、この柔らかさが良い。最後はすり胡麻を投入してスープの雰囲気を変えて完食。近場で、550円でこのレベルの豚骨ラーメンが食べられるのは、恵まれているという他ない。

如水(名古屋市東区)

2006年08月14日 | 名古屋市(中・東区)
 たいわんつけ麺(800円) ★★★ 2006-229 地図

 お盆でもやっているラーメン屋を求めて如水へ。さすがに車の量も、客の数も少な目である。先月食べたつけ麺が秀逸だったので、もう1品のつけ麺メニューであるたいわんつけ麺も期待できそうである。少し待って、平皿に盛られた麺と赤く染まったつけタレが出てくる。堪らずに平太麺に喰らいつく。口に含めば恐ろしく舌触りが滑らかで、噛めばモチモチとした弾力感に富んでいる。それでいて小麦の風味が口の中にぶわっと広がって、つけ麺の麺としてはベストである。名古屋でも屈指の美味さではないか。さて、つけタレ。顔を近づけると、重厚な動物性の匂いがある。恐らくこれも飛騨牛脂を使っているのか。これを口にすれば、見た目赤くで辛そうだが、そんなことはない。むしろ、スープやミンチの旨さが前面に良く出ていて、このコクはいかにも如水、と唸らされる台湾テイストである。いや、ノーマルなつけ麺も良かったが、いや、これも良い。麺をつけてみると、ミンチや玉ネギを細かく切ったものが麺に絡んできて良い感じになる。カイワレ・メンマともさっぱりして、箸休め的に食う。つけタレの最後の一滴まで美味しくいただく。如水クオリティ、健在なり。

慈庵(名古屋市千種区)

2006年08月14日 | 名古屋市(千種・名東区)
 塩つけ麺(750円) ★★★ 2006-228 地図

 1ヶ月ぶりに慈庵へ。味噌があるか期待していたが、簾にかかったメニューにはその文字はなし。その代わりに、「本日限り 塩つけ麺 タコ、とまと、オクラのマリネ入り」とのお品書きが目に留まる。「これ、ありますか?」と鼻息荒くご主人に聞けば、ちょうど細麺が切れたが、太麺ならできるとのこと。これは頼まねば。例によってしばらく待って、麺とつけタレが登場。いつもの平打ち麺は上品な風味で、口の中で麺が踊る。一時はつけタレに加えられていた黒七味も麺にふりかけられ、ピリリと風味を引き締める。うん、美味い! さて、いつもと見た目が違うつけタレ。トマトの赤さが鮮やかに映る。肝心な味は、動物・魚の風味ともやや弱めで、トマトの酸味とオクラのせいだろうか、夏場らしくスっとした爽やかを感じる。つけタレの奥底からはカットされたタコが出てくる。マリネ入りのつけタレ、面白いとは思うが、微妙に共倒れ気味か。いや、美味いことには違いない。チャーシューは柔らかくて肉化たっぷり。歯応え抜群の幅広メンマも健在。いつもながら美味かった。次はどんなメニューで楽しませてくれるだろうか。

くにがみ屋(川崎市川崎区)

2006年08月13日 | 神奈川県
 らーめん(700円) ★★ 2006-227 地図

 ラーメンSymphony3軒目。少しインターバルをとってから、「くにがみ屋」に突入。入り口には大きくマグロの模型が飾られている。その下には「くあとろスープ」と大きく謳われている。クアトロ=4ということで、豚+鶏+鯛+本鮪の四身一体のスープだそうな。ある意味怖いもの見たさ、いや、食べたさで暖簾をくぐる。食券を買ってらーめんを注文。背の高い白い器でラーメンが登場。白濁したスープからは重厚な魚系の臭いが漂う。飲んでみると、鮪の重たい風味と、ほんのりと生臭さのない鯛の風味が重なって流れている。完全にマッチしているとは言い難いが、魚系の風味に押されないよう豚・鶏のベースもしっかりしているように思う。麺は中太の縮れたもので、やや堅めの仕上げ。噛むと歯にくっつく感じで、今一つ苦手なタイプ。メンマは胡麻油で整えられている。焦がしネギをスープに混ぜると、またスープの風味が変わる。チャーシューはタレがきつくて、ややしょっぱい。試みは感じるが、やや盛り込みすぎかも・・・

本丸亭(川崎市川崎区)

2006年08月13日 | 神奈川県
 本丸塩らー麺(730円) ★★★ 2006-226 地図

 ラーメンSymphony2軒目。「めじろ」から返す刀で「本丸亭」へ。話には聞いていたが、お品書きには色んなタイプ(本丸・赤丸・鶏・梅しらす)の塩らーめんが挙がっている。注文して程なく本丸塩らー麺が登場。琥珀色に澄み渡るスープが印象的で食欲をそそる。一口飲めば、これぞ塩ラーメンというようなスープ。決してしょっぱくはないが、塩の旨味が濃く強く染み渡っている。ベースとなるスープも鶏の風味がよく効いている。ネギの風味も生きている。麺は平太の縮れたもので、モッチモッチとした歯応えが堪らない。スープとよく馴染んでいる。珍しく春菊がトッピングされている。ワンタンはツルツルでモチモチとした皮に下味しっかりとした餡で美味い! 厚切りのチャーシューが2枚。やや脂身が多めで、風味はややスカ気味。これならチャーシューよりワンタンを入れてもらいたいかも。これぞ塩ラーメン、と思える1杯で満足満足。

めじろ(川崎市川崎区)

2006年08月13日 | 神奈川県
 ら~めん(730円) ★★ 2006-225 地図

 前日川崎駅前の献血ルームに寄った際、駅ビルにラーメンコンプレックスがあることを知った。その名も「ラーメンSymphony」と。シンフォニー、ですか。お店は6軒ある。嗚呼、ここにも「なんつッ亭」があったのね。ここなら待たずに食べられるのか・・・ さて、最初は「めじろ」に突撃。代々木の「めじろ」の支店で、一番弟子がやっているとのこと。ベーシックに醤油のら~めんを注文。少し待っただけで注文の品が目の前に置かれる。丼からまずネギの香ばしい匂いが立つ。脂控えめなスープは、そばつゆでも使えそうな繊細であっさり醤油味。至って上品な味わいで、ネギの旨さを程よく溶かしている。大量に浮いたネギはシャキシャキ感に溢れている。店舗脇には製麺室があって、その自家製麺は中細のストレート。スルスルと口の中に入っていく。歯応え柔らかなメンマは、独特な甘さがあって美味い。チャーシューは厚切りで柔らかなのだが、もう少し味が欲しいところ。上品な一杯だとは思うが、七重の味かどうかは・・・

蔵六(東京都港区)

2006年08月12日 | 東京都
 醤油味 らぁめん(700円) ★★★ 2006-224 地図

 品達でもう1杯。店の外で待っているうちに、滝のような雨が降ってきた。家族連れが前で並んでいて、おかげでしばらく待つことに。カウンター席に着いて、人気という醤油味を注文。この席だと厨房の様子が丸見えで、丁寧な仕事振りが窺える。丼が目の前に置かれるや否や、強烈な魚介系臭が漂ってくる。とろみのあるスープを口にすると、動物系(トンコツが強い)と魚介系の旨味がダブルパンチで襲ってくる。それでいて味にまろやか感がある。細かく背脂も浮いているようだ。はて、この味、どこかで覚えのあるような・・・ 麺はやや中太のストレートのものを使っている。わりあいさっくりとした歯応え。具にはチャーシュー・メンマ・ネギ(アサツキ?)とシンプル。チョコ板のように幅広で厚手のメンマは柔らかくて食べやすい。このメンマを口にして思い出した。「渡なべ」だ! (後で調べてみたら、やっぱり渡辺樹庵氏のプロデュースであった) タレがよく効いたチャーシュー。煮込んだ後にオーブンで仕上げているだけあって、縁は歯応えがあり、身は柔らかい秀逸なもの。縁の部分は香ばしくて美味い。ここでもスープを最後まで飲み干す。この味、名古屋にも欲しい!

なんつッ亭弐(東京都港区)

2006年08月12日 | 東京都
 らーめん(680円) ★★★ 2006-223 地図

 恥ずかしながら、初の品達。12時半前に着くと、そこには長蛇の列、長蛇の列、長蛇の列。さすがは東京。と、ともかく、負けてはいられない。お目当てのなんつッ亭に並ぶ。この時点で50人は並んでいただろうか。待つこと100分。ようやくカウンターの席に着けた。こんなに待ったのは最長記録だ。初なんつッ亭なのでらーめんを注文。どうやら1ターンで6杯作るようだ。小ぶりな器に真っ黒なマー油が印象的。ぷ~んとマー油の香が立つ。これだけ黒いとしつこそうだが、思った程ではない。というか、全然しつこくない。トンコツスープと良く馴染んでコクが深い。スープもトンコツ臭さもない。さすがに美味い。やや中太のストレート麺は若干肌白で歯応え良し。トッピングにチャーシュー・モヤシ・海苔にネギ。角切に近いチャーシューは味がよく染みている。噛み応えも良し。もちろん最後まで完食。店を出ると、行列は更に伸びていた。恐るべし、なんつッ亭・・・ 印象的なマー油は夜まで腹の中に残っていた。