まにラーメン

はたけの食べ歩きの記録です  ★★★★激美味い!  ★★★美味い  ★★普通かな  ★ごめんなさい

七福(広島県福山市)

2005年08月14日 | 中国地方
 塩ラーメン(480円) ★★ 2005-240

 広島遠征第13弾。福山で明王院を見た後、駅に戻るとまだ30分近く待ち時間がある。というわけで、駅前の繊維ビルの中にある七福を目指す。1年半ぶりの訪問だが、相変わらず繊維ビルの一角はすごい寂れている。一見するとス●ムではないか。そんな中に七福はあった。16時近くだと客の入りのほとんどなく、ご主人は新聞を読み、奥さんは具材をカットしていた。店内はお世辞にも綺麗とは言えない・・・

 1年半前は醤油ラーメンを食べたはずなので、今回は塩ラーメンを注文。寡黙そうなご主人が、あっと言う間に作った。すっきりと魚系の味が効いたスープ。僅かだが背脂が味を膨らませている。麺は平打ちの細麺で、やや柔らかめの茹で加減。口の中でややもちゃつく感じ。メンマは小口にカット。チャーシューは味が染みたものと、そうでないものとが入っていてできがバラバラ。うーん、前回来た時はすごく出来が良かっただけに残念。あと、おかみさんがお金を触った手で、そのまま食材を触りまくっているのは引く・・・

壱番館(広島県尾道市)

2005年08月14日 | 中国地方
 ラーメン(450円) ★★ 2005-239

 広島遠征第12弾。朱華園の後につたふじを狙ってみたが、こちらにも30人近い行列が。つたふじの回転力を考えると、かなり時間がかかると見て、すぐ近くの壱番館へと行く。ここにも行列が30人近くあったが、つたふじ程はかからないだろう。それでも40分近くかかってしまった。カウンター席に陣取り、ラーメンを注文する。そう言えば、4年前にも来たことがあるが、あまり味を覚えていない。

 見た目、スープの感じは尾道ラーメンっぽい。でかいチャーシューが目に付く。スープを飲んでみると、確かに尾道風だが薄っぺらく、味に深みがない。朱華園を食べた後だけに、何か人工的な味のように思えた。一応背脂も入っている。麺も平打ちの縮れたものでそれっぽいが、後味が今一つしっくりしない。メンマはやや柔らかめ。一見似つかわしくないようなチャーシューは大判でなかなかの厚さ。柔らかく味が染みて、結構な出来栄え。これが入っていて450円とは、別の意味で不思議である。

朱華園(広島県尾道市)

2005年08月14日 | 中国地方
 中華そば(490円) ★★★ 2005-238

 広島遠征第11弾。1年半振りの朱華園。11時10分に着いた時には、すでに70~80人の行列ができていた! なんちゅう賑わい振りですかっ! やはりハイシーズンに朱華園は自殺行為だったか。1時間待って、ようやく席に着くことができた。厨房の真ん前の席で、作る様子が目の前で見れて、ある意味ベストポジション。2人がかりで中華そばを作っていたが、1度に2杯しか作らないようである。

 しばらくして中華そばが出てきた。熱々のスープは、鶏ガラと魚介のしっかりとしたベースに、醤油ダレがしっかり効いている。お決まりの背脂も甘みがある。いやー、やっぱり美味い! 脂の使い方が上手いのかな。中細の平麺はスープの色に染まって、もっちりとした食感と風味が楽しめる。メンマは小振り。チャーシューは肉の旨味がしっかりあった。並んだ甲斐があった出来であった。

たんや華智(広島県呉市)

2005年08月13日 | 中国地方
 テールラーメン(800円) ★★ 2005-236

 広島遠征第9弾。建ち並ぶ屋台の中で、異彩を放つ「牛尾拉麺(てーるらーめん)」の文字。そそられるようでもあり、危険なようでもあるが、ええい、ままよ、と暖簾をくぐる。ガタイのよさそうなご主人が迎えてくれた。メニューを見ると点心なども出るようである。もちろん、テールラーメンを注文。屋台にしては800円という値段はいかがなものか。

 注文が重なっていたので、やや待ってラーメンが出された。白髪ネギとクロスボーンの牛肉が目を引く。プーンとテールスープのような匂いが漂ってくる。ややぬるい感じだが、じんわりと牛の旨味が染み出ている。メニューに書かれている程のコクは感じなかったが、あっさりとした味付けはなかなかのもの。麺は中細のもので、やや肌が透けている。スープとの馴染みも良い。白髪ネギはあまり辛さはない。巨大なタッパの中から取り出されて盛られた牛肉は、太い十字の骨の周りに肉が付いている。これもテール肉か。むしゃぶりつくようにして順々に肉をかじっていく。パサつき感は特に感じなかった。入って正解の屋台であった。

八起(広島県呉市)

2005年08月13日 | 中国地方
 ラーメン(500円) ★★ 2005-235

 広島遠征第8弾。呉の大和ミュージアムを見た後、しばらく歩いて呉名物の屋台へと向かう。思ったより屋台の数があって、ほとんどの暖簾にラーメンと書かれている。中でも老舗と言われている八起に入る。若いご主人2人が切り盛りしていた。手堅くラーメンを注文。さすがに屋台ということで、手際良く作っていく。

 やや少なめに張られたスープは、超あっさりとした動物系の風味で、非常にサッパリしていた。麺は細めのストレートなもので丸麺。一見長浜っぽいが、粉っぽさは感じない。スープ同様あっさりとしている。メンマは小振りで細くカットされたもので甘めの味付け。モヤシはヒゲヒゲ。ワカメが少々。チャーシューは見た目は白いがタレがしっかり効いている。口当たりはやや堅め。酒を飲んだ後食べると更に美味しいかも知れない。

辛部(広島市中区)

2005年08月12日 | 中国地方
 のりかつおつけ麺 普通(600円) ★★★ 2005-234

 広島遠征第7弾。昼間に広電の中から見かけた店で、広島市民球場でカープを応援した後、歩いて向かう。中に入ると、恐ろしく奥に長い。違うタイプのつけ麺が食べてみたかったので、のりかつおつけ麺を注文。辛さはやや辛めの5倍で。

 先につけタレが出てきた。タイチーマークのように紅白に分かれている。ちょっと舐めてみると、白い箇所は冷麺のタレのように甘酸っぱい。そこにじわじわと辛さが溶けてきている。なかなか上手くブレンドされている。麺は中細のストレートなもので、固すぎず柔すぎずの茹で加減。麺だけでも十分に美味いが、つけタレとの相性も良い。カツオ・海苔と合わせて食べると、また違う風味が楽しめて嬉しい。これまで今一つつけ麺の美味さが分からなかったが、ようやく当たりのつけ麺に出会えた。

紺屋(広島市西区)

2005年08月12日 | 中国地方
 しょうゆラーメン(700円) ★★★ 2005-233

 広島遠征第6弾。炎天下、横川駅から15分近く歩いて、住宅と町工場の中にお店を発見する。正午時だったので、20席以上の座席は満席。ゆったりとした席配置になっている。少しだけ待って席に座りメニューを見ると、色々と店の拘りが記されている。曰く、無化調で、安全飼料を使った食材を使っているとのこと。気になる記述が2つばかり。「近年塩の自由化にともない多種多様なお塩が売り出されています。よい塩があれば教えてください」「中国産乾燥メンマ(安全性についてはまだ100%確認できていません)」 いやー、正直すぎます。

 注文したしょうゆラーメンが、しばらくして運ばれてきた。醤油色に濃く染まったスープ。これを飲んでみると、かけ蕎麦を思わせるド醤油風味。ラーメンのスープにしてはシャープな味わい。動物系を減らしてしまえば、本当に蕎麦でも使えそうな気がする。麺は中細のストレート。ふわりとした食感や優しい味わいは、これまた蕎麦を思わせる。トッピングにはメンマ・法蓮草・煮玉子にチャーシュー。チャーシューは2枚入っているが、全く肉が違う。バラ肉の方は柔らかく、モモ肉(?)の方はタレがじっくり染みている。よくできている。鶏肉でも合うかも知れない。和のテイストを存分に感じた1杯であった。

らーめん ふじ☆もと(広島市西区)

2005年08月12日 | 中国地方
 さんま 塩(650円) ★★★ 2005-232

 広島遠征第5弾。ラーメン通の先達に「広島でお奨めのお店は?」と聞くと、間髪入れず「ふじ☆もと」と答えたので、予定に組み込むことにした。宮島に行った後、可部線に乗り換えて安芸長束を目指すと、線路と目と鼻の先にそのお店が見えた。安芸長束駅から10分近く歩いて、開店10分前に到着。もちろん1番乗り。11時に店に入ると、続々と客が入ってきて、すぐに行列ができた。

 ラーメンのダシにはホタテ・サンマ・マグロ・エビの4種類があって、更に塩と醤油があるので、8タイプのラーメンがあることになる。悩みに悩んだ結果、サンマを塩を注文。厨房の様子を窺っていると、湯切りの音が鳴り響く。20回近くはしていた。ラーメンからはプ~ンとサンマの匂いが漂ってくる。見た目、結構こってりしていそうなスープだが、思いの他ゴクゴクと飲める。サンマの風味がここまでラーメンに合うとは驚きである。旨味十分。細かく刻まれたタマネギも良い。麺は中細のストレートなもので、スープとの馴染みはバッチリである。チャーシューの代わりに豚肉、モヤシ、鶉の玉子がトッピングされている。豚肉、素直に美味い。これは病みつきになりそう。他の種類のスープやもりそば、季節限定のも食べてみたい!

喰海(広島県尾道市)

2005年08月11日 | 中国地方
 拉麺(470円)  2005-229

 広島遠征第2弾。しまなみ街道のサイクリングを終えて、尾道の朱華園・つたふじを覗いてみるも、いずれも敗北。仕方なく、船着場のすぐ近くにあった尾道ラーメンの店に入る。一応雑誌とかでも紹介されている店らしい。奥の窓からは海を挟んで大和のロケセットが見える。

 デフォルトの拉麺を注文すると、あっという間に運ばれてきた。尾道ラーメンは出てくるの早い。スープを飲んでみると、醤油タレのスープに背脂も入っていて、確かに尾道風のそれなりの風味は出ているが、あっさりし過ぎていて弱すぎ。こだわりで広島県産の小麦粉を使っているという麺は、中細のストレート。やや固めの茹で加減で、麺の角の部分が透けている。麺自体は風味があって良いのだが、絡みが今一つで、果たしてこのスープと合っているのかは疑問。具はチャーシュー・メンマ・煮玉子。尾道ラーメンで煮玉子って、初めて見たトッピングかも。ロースと思われるチャーシューは、はっきり言って臭い。食べきるのを躊躇ってしまった。外した・・・

えびす(岡山県岡山市)

2005年05月14日 | 中国地方
 ラーメン(500円) ★★ 2005-137

 岡山ツアー第6弾。いよいよラストである。岡山駅の程近く、小さな川沿いにお店があった。オープンの18時ちょうどに店に入る。厨房と客席との仕切りに一升瓶の空き瓶を使っていて小粋である。メニューも至ってシンプルで、ラーメンを注文する。やや小振りな器でラーメンが運ばれてきた。スープは綺麗な乳白色をしている。粘度はあまりないが、飲んでみると、余分な味を省いて、これでもかというインパクトのある豚骨。やや塩気を感じはしたが、なかなか美味い。麺は極細のストレートで、スープとの馴染みも良い。大判のチャーシュー2枚も嬉しい。6杯目の腹であっても食べ切らせる美味さを秘めた1杯であった。満足のうちに、岡山ラーメンツアーは大団円!

商人(あきんど)(岡山県岡山市)

2005年05月14日 | 中国地方
 和風そば(735円) ★★★ 2005-136

 岡山ツアー第5弾。岡山市の清輝橋の歩道橋下にあるお店。17時の開店ちょうどに4人で入る。同じタイミングで麺も配達されてきた。こじんまりとしたお店だが、内装はなかなか小洒落ている。メニューには「和風そば」と「みぞれ」があって、とてもラーメン屋と思われない。前者を注文。やや待ってラーメンが運ばれてきた。その見た目に驚く。明らかにスープはこってりしてそうで、とても和風そばとは思えない。レンゲをつっこむと、スープにズブッと埋もれていく。動物系の味の中に、カツオ・サバや煮干であろう魚介系の強烈な風味がある。出汁のような上品な感じではないが、豪快なインパクトのある味である。このトロっとした感じは、まるで大根おろしが入っているような感じである。麺は中太のほぼストレートなもので、スープとよく馴染んでいる。これは美味い。メンマ・煮玉子も良い味。更に嬉しいのは、厚切りのチャーシュー3枚。肉厚なのに軟らかくて、噛めば肉とタレの旨味が染み出てくる。モヤシがヒゲなのはご愛嬌。735円と岡山にしては高めの値段設定だが、これだけのパフォーマンスであれば文句のつけようがない。いやー、美味かった!

琥珀(岡山県倉敷市)

2005年05月14日 | 中国地方
 こだわり醤油らーめん(500円)  2005-135

 岡山ツアー第4弾。当初は予定には入っていなかったが、ルート&時間的に余裕ができてしまったので寄ることになった。3人のラヲタ師匠のうち、1人はパスされた。14時半に店に着くと、客の姿はなし。厨房には揃いのつなぎの作業着と帽子を被ったご主人とおかみさんが立っていた。こだわり醤油らーめんを注文。少し待って、ラーメンが運ばれてきた。小口にカットされて散らされたチャーシューと、丸ごとのキクラゲが目に付く。酸いた匂いがしてきたかと思うと、いきなりスープの表面に膜ができだした。スープを飲んでみると、・・・、薄い。あっさりと言えばあっさりなのだが、スープにも醤油タレにも味に深みが感じられない。麺は中細のストレートなもので肌白。舌触りが滑らかであるが、やや柔らかめ。茹で上がってから運ばれてくるまでに時間がかかったせいもあろうか。キクラゲが丸々2枚。これを片付けるのに苦労した。小口にカットされたバラ肉のチャーシューは、拘りがあると言うとおり、味がしっかり染みていてなかなか良かった。が、何とも物足りない1杯で・・・